「妥協召喚なんかで満足してんじゃねぇよ!」とバルバロスをアドバンス召喚して俺のモンスターを消しとばし、思い出ブランコ、黙する死者を使ってレベル8モンスターを並べた鬼柳さん。
「満足不足のお前にィ、ン熱血指導だッ!ジャイアントレーナー」
もう誰だよお前。
追記
酷いミスをしでかしていたのをコメントで教えてもらったのでデュエル内容を変更いたしました。
そのせいで十代がちょっと馬鹿になりましたが・・・十代だし別に違和感ないか。
「ふむ、こんなところか」
「確認はするか?」
「いや、明日にしよう。そろそろ寮の歓迎会が始まる時間だ」
「すぐに上に上がるなら交流はしなくていいんじゃね?どうせめんどくさい裏の読み合いだろ」
「・・・どんな世界で生きてきたのか気になるが、それはブルーだけだろう。イエローは一緒に上を目指して頑張ろう、レッドなら・・・傷の舐め合いと言った所か」
「この寮ならさっきの遊城だけだな、ガッツがあるの」
「それと、お前もだな」
「ま、そうな。デュエルアカデミア・・・満足させてくれよ」
「満足?」
「満ち足りている、満たされている状態」
「いや、言葉の意味ではなくてだな・・・」
「んなもんフィーリングだ、フィーリング。お前は何してる時に満足する?」
「・・・組み立てたデッキが想定通りに動いた時だな」
「他の連中の満足と一緒だと思うか?」
「いや違うだろう。少なくとも同じ奴はいるだろうが、そう多くは無いだろう」
「だろ?人間がいればそれだけ満足もあるんだ」
「ちなみに、お前は?」
「お前と一緒」
「フッ、なんとなくだが分かっていたさ」
「と言うわけだ、お前も一緒にデュエルアカデミアで満足しようぜ!」
「・・・地味に流行らせようとしていないか?」
「あ、バレた?」
「満足。確かにいい響きだとも思うが・・・流行りはしないだろう」
「そうか、俺は好きなんだけどなぁ」
「分かった、お前の名前の真ん中を抜いて逆に書けば満足になるからだろう」
「さて三沢、そろそろ時間が危ないんじゃないのか?」
「む・・・いつか絶対に聞き出してやるぞ!」
なんか三沢君が捨て台詞叫んで出て行ったんだけど・・・何なのあの子怖いわ。
さて、俺は散らかったままのカードを片付けるか。このカード三沢のなんだけど・・・まあ明日渡せばいいか。
「今三沢が走って行ったけど何があったんだ!」
「うわ遊城!ノックしてから入って来い!カードが風で飛ぶかもしれないだろうが!」
「すまん!だけど気になってよぉ。なにがあったんだ?」
「いや、特に何もないけど・・・探索の方はなんかあったのか?」
「ああ、スッゲェ最新のデュエルスペースを見つけたんだけど、そこで面白い奴とあってさ」
「お前の面白いはなんか信頼出来そうにないんだが・・・まあ聞こうじゃないか」
「名前は確か、万代目って奴と天上院って奴だ。他の連中は名前言ってなかったから知らない」
「誰が名前を聞きたいって言ったよ」
「あれ?違ったか?」
「まあいいんだけど・・・それよりもどうでもいいんだけど、あのチビ眼鏡は?」
「え?あ、置いてきちまった!」
「支給されたPDAで連絡すればいいんじゃね?」
「いや、俺と翔、連絡先交換してないんだよ」
「まあ近くにいたしな・・・とりあえず俺と連絡先交換しとこうぜ」
「そうだな、デュエルする時には連絡入れるし・・・お前がするときは連絡くれよ?」
「任せとけ。一応部屋戻っとけ、チビ眼鏡もそっちの部屋行くだろ」
「ああそうだな・・・で、俺PDAどこ入れたっけ?」
「知らねぇよ」
遊城が上着を脱いでPDAを探してる時だ、PDAの着信音が狭くボロい部屋に響きだした。
「え?あれ?どこだ?」
「尻ポケットじゃね?」
「お、あったあった。サンキュー満」
「サラッと名前呼んでくるのな・・・俺もお前の事十代って呼ぶわ」
「良いぜ。で、誰からだろ?・・ん?俺ってあいつと連絡先交換してないよな」
「もしかしたら検索機能があるのかもしれないな。で、誰からだった?」
「さっき言った万丈目って奴だ。『やあ、ドロップアウト。今夜12時にデュエルフィールドに来い互いのベストカードをかけたアンティーデュエルだ。』だってよ」
「アンティねぇ。負けることを欠片も想定してないなそいつ」
「んー、確かに自信満々だったなあいつ」
「つーか深夜零時かよ、明日から学校だってのに元気だねぇ」
「満、お前も来ないか?多分一緒にいた連中も来るだろうし」
「何人いたんだ?」
「さっき言った奴以外なら・・・三人?」
「あやふやじゃねぇか・・面白そうだし行くわ。デュエルが俺を呼んでいる、満足しろと叫んでる」
「満足?なんじゃそりゃ。まあいいか、じゃあ迎えに来るぜ」
「じゃあ俺デッキ調整してるから」
「まだ調整するのか?」
「俺のデッキは常に満足を求めて調整し続けてるんだ!」
「ちゃんと自分のデッキを信じてやれよー」
「信じてるからそこの強化だ。俺はこいつに勝利をささげる!」
「勝つって・・・ガッチャ!デュエルって楽しむもんだろ?」
「勿論楽しむさ。楽しんで、勝つ。それが俺の満足だ!」
「満足・・・ガッチャにしようぜ!」
「いいや満足だ。好きなデッキ作って、コンボ考えて、勝つ!それで満足できるだろう」
「それって勝たなきゃ満足できないって事じゃないか」
「まぁそうだな。勝ってこその満足だ」
「それって楽しく無くないか?」
「負けて楽しいか?」
「いいデュエルだったならな!」
「ふむ、どうやら俺たちは相容れないようだ」
「じゃあもうそうなったら・・・」
「「デュエルで決めるしかないよな!」」
自然な流れでデュエル。この世界じゃ良くあることだ。カード屋で同時にパックに手を伸ばしたときとか、最後の一個の限定品を争ってトーナメントとかよく見かける・・・俺ももう慣れちまったぜ。それにこの世界の住民って常にデュエルディスクつけてるからいつでもスタンディングデュエルを出来るって言う俺からしたら満足できる環境だから実にうれしい。
おかげでサイバー流の連中やデュエル不良共に目をつけられたりもして面倒な事になったりもしたがいい思い出だ。不良に関してはなんか常時アンティだったから手に入れたカードをどう生かすか、でデッキも作ったりもしたし実に満足していた日常だったなぁ・・・とそんなことを思い出しつつ!部屋から出て、寮の前で、
「デュエル!」「デュエッ!」
「先攻後攻はどうやって決める?」
「ダイスだ!二つ持ってるから片方貸してやろう!」
「では」「いざ」「「運命のダイスロール!」」
「5だ!」「3、くっそ、先攻は満だぜ」
「ではドロー!・・・手札から古代の機械砲台を召喚!手札から機械複製術を発動してデッキから二体の古代の機械砲台を特殊召喚!」
一体目の機械砲台が光出し、地面から二体の機械砲台が盛り上がって出現する・・・確かにお前等地属性だけど・・・
「一ターン目で大量展開か!やっぱ強いな満!」
「これだけじゃないぜ?古代の機械砲台の効果を発動!このモンスターをリリースすることで相手に500ポイントのダメージを与える!」
「ってことは三体で・・・1500!」
三体の機械砲台が砲弾を発射したのと同時に崩壊していく・・・なんだろう、胸に湧き上がるこの言い表せない感情は・・・
なんでこいつ指折りながら数えてるんだよ、近所の小学生でも簡単に答えだすぞ。
「俺はカードを一枚セットしてターンエンド」
「まさか後攻なのにダメージを食らうなんて思っても無かったぜ・・・じゃあ俺のターンだな、ドロー!俺は手札から融合を発動して手札のフェザーマンとバーストレディーを融合してフレイム・ウィングマンを召喚するぜ!」
「その召喚に奈落の落とし穴を発動!除外されろ!」
出現した直後に足元に現れた落とし穴の出現に驚き、翼を広げ羽ばたくがその穴の中から出てきた緑色の人型の何かに足を掴まれて引きずり込まれていった・・・え?そういう?
ってか地味に穴に消えてく前に親指立てやがった、ネタの分かる野郎だぜ。
「ああ!俺のフレイム・ウィングマンが!俺は手札から・・・ああ!除外じゃ蘇生できない!」
「お前、楽しそうにデュエルするなぁ」
「え?だって楽しいだろ、デュエル」
「ダメージ喰らってるんだぜ?少しはあせろよ、テンション上がらねぇな」
「もっと楽しもうぜ満!俺はバブルマンを召喚!こいつの効果で俺はデッキから二枚ドローする」
呼び出されたバブルマンのドヤ顔が果てしなくウゼェ・・・よし、アイツはぶっ殺そう。俺の殺気を感じたのか素早く防御態勢を取る辺りマジでヒーローなんだなって。でもソリッドビジョンなのに表情豊かすぎませんかねぇ。
「うーん、カードを一枚セットしてターンエンドだ」
「あまりいいのは来なかったか?ドローだ!俺はドローカード、手札断殺を発動!カードを二枚捨ててドローだ!」
「うえ、俺も二枚捨てなきゃいけないのか・・・二枚捨ててドロー」
「そして手札からトレード・インを発動、手札のレベル8モンスターの古代の機械巨人を墓地へ送り二枚ドロー」
「へへっ、そっちもドローカードか」
「俺はあまり自分のドロー力を信じてないからな。俺は死者蘇生を発動して墓地の古代の機械砲台を召喚!そして手札から融合を発動する!」
「おっ来るかあのモンスターが!」
「俺は古代の機械砲台と手札の古代の機械騎士、古代の機械巨人を素材にし、来いよ俺の相棒!古代の機械究極巨人!」
地面を割きながらコロンビアポーズで究極巨人が現れる・・・
「その水を使うヒーローを錆びる前に叩きのめせ!」
「させないぜ、そいつの召喚時にトラップ発動、ヒーローバリア!このカードはE・HEROと名前の付くモンスターが表側表示でフィールド上に存在する時に一度だけ相手モンスターの攻撃を無効にする効果だ!」
「ッチ、忌々しい水だなぁ!」
「いや、この場合怒る対象はどっちかって言うとヒーローなんじゃないかな・・・」
「ターンエンドだ。この4400打点、超えられるか?」
「へへっ、まあ見てなって。ドロー!俺は手札の強欲なツボを発動!カードを二枚ドローする・・・よし、俺は手札から死者蘇生を発動。フェザーマンを特殊召喚!バブルマンとフェザーマンをリリースして、E・HEROエッジマンを召喚するぜ!」
「エッジマンの攻撃力は2600、どうする?何を見せてくれる?」
「手札から、
「一族の結束は言わずと知れたカード。墓地に同じ種族のモンスターがいればフィールドのモンスターの攻撃力は800ポイントアップする」
「スカイスクレイパーの効果は自分のE・HEROが相手とバトルするとき、自分モンスターが相手モンスターより攻撃力が低い場合、攻撃力を1000ポイントアップさせるんだぜ!」
「上昇率は合計で1800。元々の攻撃力と足して4400ぴったりだな」
「行けエッジマン!パワー・エッジ・アタック!」
「ちょ、マジで特攻かよ!」
「どうだ満!これがヒーローだ!悪のロボットなんかに負けないぜ!」
「・・・喜んでる所悪いが十代。俺は破壊された古代の機械究極巨人の効果を発動!」
「え?そいつって破壊された時にも効果があるのか!」
「このカードが破壊された時、墓地から古代の機械巨人を一体、召喚条件を無視して特殊召喚できる!蘇れ!古代の機械巨人!」
「えー、じゃあ俺の負けじゃん」
「なんか手はないのか?」
「うーん・・・無いな!ターンエンド!」
「おま、それでいいのか?・・・いやまあいいならいいんだ。ドロー!そしてダイレクトアタック」
「負けちまったけど、ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」
「この後にあるデュエルには負けるなよ。アンティだしな」
「この後?・・・ああ、万丈目か!すっかり忘れてたぜ!」
「喧嘩売られた本人が忘れてどうするよ・・・全く」
しかし、満足出来たデュエルだったぜ。
「またやろうな!」
「調整後の試運転に付き合ってるくれるなら、いくらでも」
どうやらまたいい友人が出来たようだ、満足だぜ。
遊戯王カード発掘しました。
何故かフル儀式デッキを組んでいた俺、意味がわからないぜ。デッキトップがハングリーバーガーだった事から当時の俺は色々未来に生きていたらしい。
そしてアトランティスガガギゴを見て当時の俺のタクティクスが今の俺とさほど差がないということが判明…成長してねぇんだわ。