コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will 作:ラムネ便
ー???ー
オーキス『ここは、、どこだ?』
自分の着ている服はスカアハにあった司令官の服ではなく学生服になっていた。見たことのあるノートと教科書。右手にはシャーペン。先生は黒板に白いチョークで数式を書いている。
??『オーキス!消しゴム貸してくれ!』
オーキス『はあ、、すぐ返せよ』
あれ、、なんで俺勝手に話してんだ?何も言う気なんかないのに。つか誰だ、、?
先生『ここはこうだからxはaの式は変換する為にbを、、』
ああ、、思い出した。ここは公立高校だ。まだ兵士になる前のあの時の、、
先生『今日はここまでだ。しっかりと復習をしておけよ』
俺は鞄に教科書を詰め込んでイヤホンをつけ、そのまま帰路につく。
オーキス『早く帰らないと、、今日の夕食当番は俺だからスーパーもよっていかないとね』
今思えばスーパーなんか行かなければ良かった。たった5分だけど行かなければ良かった。
オーキス『今日はハンバーグかな!さあ早く帰らないと!』
行くな、、行くな行くな行くな行くな行くな行くな行くな行くな行くな行くな!見たくない見たくなんかない!
オーキス『ただいまー!今日はレオの好きなハンバーグだよ、、』
目の前に広がっていた光景。それは弟レオとヤタと母親の死体。そして2人の治安部隊の人間。そこから先を覚えていない。気づいた時には治安部隊の2人は内蔵を抉られ眼は潰れていた。腕にはかすり傷。手には包丁。何をしたかわからなかった。
オーキス『俺が、、俺が殺したんだ。あの時寄り道さえしていなければ、、嫌だ、、嫌だ、、死んでないよな?死なないでくれよ、、俺を一人にしないでくれよ!』グスッ
あの時の後悔はいつまでも付いてくる。今更と思っても消えることのない生きていた中で最初で最悪の日だった。床には滴る血。リビングに入るとまだ小学生に満たない2人が書いた似顔絵。学生服についた血は消える事はなかった。その後俺は警察に捕まり現行犯逮捕。治安部隊の2人はブリタニア人のハーフを撲滅しようとするグループのメンバーだったらしい。裁判ではまだ未成年で正当防衛もあり刑期は1年半程で済んだ。刑期を終えた後、ブリタニアの騎士を募集していたので雑用として入った。まさかその後騎士として入るとは思わなかったが。
オーキス『見たくもない夢を、、なんで今見ているんだ、、思い出す為か?後悔する為か?目が覚めない、、早く起きてくれ、、!』
ースカアハー
ナヴィス『操縦室でロックは解除した。行くぞ』
タキセ『PTSD患者は自殺しないように特殊な病室に隔離すると聞いたが』
キシ『病状によって変わるさ』
ーオーキス 個室ー
ナヴィス『オーキス!入るぞ!』
タキセ『反応がないな。勝手に入るぞ』ガチャ
ベッドの上に座ってブツブツと何かを呟いているオーキス。話しかけても反応がない。
ナヴィス『おいオーキス!』
オーキス『触れるな!』
ナヴィスを突き飛ばして銃を構えた。
タキセ『落ち着け!自分が今何をしているのか分かっているのか⁈』
オーキス『俺の邪魔をする奴は、、排除するまでだ』
キシ『クレイジー・チャリオット!』
腹を殴られ気絶するオーキス。ナヴィスは銃を蹴飛ばし抵抗出来ないよう縛った。
ナヴィス『なんなんだ急に、、いきなり銃を突きつけるなんて、、』
ナナリー『本当に、、オーキスさんでしたか?』
タキセ『偽者じゃあるまい。何があった⁈』
キシ『人格の分裂化、、か?』
ナナリー『まさか!』
ナヴィス『面倒な事になったかもしれないな、、だが本当に別人格か?アイツは俺に銃を突きつけた時涙目をしていたぞ』
タキセ『暫くは医務室に入れるしかないのか?、、、』
ナナリー『いえ。その必要はありません!私が2人程オーキスさんの精神世界に分身を送り込みます。解決するかどうかは分かりませんが、、』
キシ『いい考えだよ。ナナリー。でもそれだけじゃ足りないな』
ナナリー『え?』
キシ『俺は暫くここにいるからE.Eに伝えてくれ』
ナナリー『分かりました!伝言は?』
キシ『えっとな、、』
ー???ー
オーキス『どうすれば、、どうすればいい、、俺は何をやっているんだ!もう無理だ、、死ねない身体に帰ってこないアイツら、、ドロ沼しかないループだ。もう何もかも捨てたい、、』
??『バカやろォォォ!』
オーキス『ガハッ⁈』
??『やはり引っ張っていたのか?いい加減気づけよ!』
オーキス『ナヴィス?キシ?』
キシ『ナナリーのギアスでお前の世界に入り込ませてもらった!いいか!お前の弟達はお前を恨んじゃいない!』
ナヴィス『最期まで自分達を悲しんでくれた兄貴に恨みがあると思っているのか?それは違うな。自分で全ての責任を押し付けているだけだ!なんの解決にもならない』
ースカアハ ハンガーー
E.E『はあ⁈幻月にクアンタムバーストをやらせる⁈』
ナナリー『キシさんからの伝言です。あと”俺が乗らずにオーキスが乗って操縦出来るようにしておけ”って言ってました』
E.E『できなくもないけどさぁ、、キシは何をするつもりなんだろう、、』
キシ『それは見てのお楽しみだ』
ナヴィス『早くしてくれ。オーキスを背負うのも限界がある!』
E.E『ちょっと待って。急造品になるけど戦闘に使われないならいけるから、、』
ー数分後ー
E.E『出来た!』
キシ『コックピット開けてくれ。オーキス。俺の指示通りにやれよ。(つってもナナリーのギアスで操ってるだけだがな)』
こくりと頷きコックピットを閉めたオーキス。そしてクアンタムバーストが起動した。
キシ『すげぇ粒子濃度だ!だがこれなら、、!』
ハンガーは高濃度のGN粒子で充満していく。
キシ『これが、、オーキス?』
ナヴィス『2人いるのか』
E.E『こんな事が、、!』
1人は起きる様子のないオーキス。しかしもう1人はキシ達を見つめている。学生服を着ていた。
ナヴィス『お前は何者だ?答えろ!』
オーキス2『さあ、、知らない』
キシ『お前は主人格か?それとも、、』
オーキス『黙れよ。”あの時の俺”』
キシ『あの時の、、?』
むくりと頭をかかえながら起き上がるオーキス。
オーキス『思い出した、、治安部隊の2人を殺した時にいたのはコイツだ』
キシ『やはり、、ショックによる人格分裂か、、そこにいるオーキスは何者なんだ?』
オーキス『家族の死体を見て俺は殺すという考えしかなかった。その時に生じた人格としか、、』
ナヴィス『つまり対象を殺す事に特化した人格って訳か。長年たって人格の融合が始まってから記憶を思い出すようになり主人格の知らない内に俺らを殺そうとした、、』
キシ『だがオーキス。自分のその人格と融合して元に戻るという事は苦痛を受けなければならない。お前が心の底にずっとしまい込んで来た最悪の記憶を蘇らせる試練が』
オーキス『もう、、逃げたくはない。いつまでも悔やんでる場合じゃない。心の内ではいつもそう思ってた。だがいつの間にかあの世で俺を責めているような気がしてならなかった。だけどこれで、、吹っ切る事が出来る』
E.E『クアンタムバーストがメーター以上の出力を出してる!これ以上は装甲が、、!』
E.Eの予想通り幻月の装甲は一部を残して外されていく。ハンガー内のGN粒子濃度はすでに数百%を超えている。ここまで来ると何が起きるか誰にも予想できない。
ナナリー『聞こえます、、光の中から希望の音が、、』
幻月のクアンタムバーストがストップした。ふわりと降りてくるオーキス。
キシ『オーキス、、?』
オーキス『ふん、、懺悔なんかしている暇はないよな。最大戦速でマーリンと合流する。急げ』
ナヴィス『オーキス、、変わったな』
ースカアハ 操縦室ー
オーキス『障壁を艦全体に展開。座礁や衝突に気をつけろ。タキセに武装選択を一任する。頼むぞ』
タキセ『頼まれた!』
キシ『やっと本調子になったか』
ナヴィス『これの方がオーキスらしいさ』
続く!
オマケ
ナイトメア名 幻月ークアンタム装備ー
オーキスの内部人格や精神状況を修復する為に急造品で作られた本家のGNドライヴを搭載し、戦闘用ではないクアンタムバーストシステムを導入した幻月。ELSと会話出来るかは不明。