コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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第二の過去編、突入です!決して箱庭ではありませんし生徒会長はスキルなんて使いません。安心院さんなんていません!


生徒会長!オーキス!

ースカアハー

 

しっかりとした足取りでスカアハの連絡通路を歩くオーキス。個室に向かう先は分からない為キシ達はついていくしかない。

 

「ちっ、、何処まで歩くつもりなんだ?行き先が分からないんじゃトラップの仕掛けようもないし」

 

少し早足になったオーキスを追いかける二人。数分ほど歩いて止まった場所は誰がいるか分からない個室。死角ギリギリのキシ達はこれ以上近づけない。そしてオーキスはカードキーを挿して難なく入っていく。

 

「何を考えているんだ?アイツ、、」

 

「この部屋は、、クレアさんです!やはり夜這い!」

 

「仕方ない。健全なる俺が監視を」

 

「キシさぁん?覗きはいけませんねぇ?」

 

キシに銃を突きつけたのはナヴィス。仮にも副艦長だ。部下の失態は今から確実に潰すべきである。

 

「落ち着け!俺達はオーキスが夜這いしないかどうかの調査をだな」

 

「ああ、、オーキスとクレアか?安心しろ二人共了承済みだから」

 

「はい?」

 

〜ナヴィス説明中なう〜

 

「俺が熊狩りしてる間にそんな事があったとはな、、」

 

ナヴィスは銃をしまうとタブレット端末を腰から出した。そして個室の監視カメラを起動して確認した。

 

「バカ!それは覗き、、」

 

「健全なる異性交遊は管理者の下、監視されるべきだからな」

 

監視カメラは音も拾えるようで少しづつ会話が聞こえてくる。バレないようにキシの個室で監視カメラの映像を見る三人。はたから見ればただの変態三人組である。しかしこれは二人の健全の為という大義名分の下であるので大丈夫、、だと思われる。

 

「なあナヴィス、、俺らって変態か何かか、、?」

 

「管理者だ」

 

音を最大にまで大きくするナヴィス。タブレット端末からようやく聞こえてくる二人の会話。その会話は少し暗いものであった。

 

〈覚えてる、、?私が昔イジメにあってたの〉

 

〈よく泥だらけの制服で教室で泣いていたよな〉

 

ーオーキス中学時代ー

 

高校は違う学校に通っていたオーキスは中学生時代、生徒会長を務める遣り手の学生であった。そんな彼はある日、隣の教室に忘れ物をして取りに行く。それが彼女との出会いであった。

 

「泥だらけの制服に手には切り傷、、これで保健室に行っていないのか?」

 

オーキスは机に突っ伏している彼女に近づく。寝ているようなので罪悪感を感じながらも身体の傷を目視から確認する。

 

「おいおい。流石にこれはないだろ」

 

背中に見えたのは制服から出た血の滲みと鉄臭い匂いだ。

 

「異常過ぎるぞこれは!出血多量ってほどじゃあないけど危ない。起きないのはおかしいし、、ふむ。理由を聞かなければならないな」

 

オーキスは彼女が逃げないように教室のドアをロックした。更に引き戸タイプなので、片方だけ箒で閉じた。

 

「よし、、もしもし?」

 

もぞもぞ動きながら起きる彼女の頬からも血が出ていた。そしてオーキスの顔を確認した瞬間傷を隠して教室から出ようとした、、が転んだ。

 

「落ち着けって!お前今怪我してんだぞ?」

 

「か、階段で転んだだけです」

 

「ふーん、、顔に出来た傷にナイフのような切り傷。そして君の右目に出来たアザと背中の鉄臭い匂い。まずこれらは人為的にしか出来ん。イジメか」

 

「わ、私は何も、、!」

 

近づいて転んだ足を見るオーキス。その足にはやはり切り傷がある。

 

「言いなさい。君の為なんだ」

 

そして涙ぐみながら話し始めた。中学始めから友達がいなかったのである何人かのグループの中の一人が少しづつイジメ始めた事。共働きの親なので何も言えずただ耐えていた事を話した。

 

「もういや、、死にたいよ、、」

 

「死にたいなら死ねばいい。だが、、俺と組めば面白いものを見せる事が出来る」

 

「え、、?」

 

「お前、生徒会入れ」

 

いきなりの勧誘に戸惑いを隠せない彼女。そりゃそうだ。いきなりいじめられていた事を見抜かれ生徒会に所属しないかという男だ。何をされるか分からない。だがイジメられるより生徒会の人なら、、という希望も求めていたのかもしれない。

 

「でも生徒会に入るには申請がいるんじゃ、、、それに生徒会長と副生徒会長の許可も、、」

 

「ふっ、、カリウス副会長!」

 

「はっ!ここに!」

 

「申請書とペン」

 

天井から出てきた副会長はペンと申請書を机の上においた。

 

「サラサラっと書いて、、ほい完成」

 

「え、、?」

 

「今日!今から君は生徒会役員!執行部の一人となった!職務に励みたまえ!明日から仕事はある!」

 

オーキスは紙を折りたたんで胸ポケットに入れた。そして彼女の腕に執行部と書かれた腕章を付けた。

 

「頑張れよ!えー、、」

 

「クレア、、です」

 

「よろしく頼むぞ!クレア会員!それと怪我の管理を怠らないように!これ貸すから!」

 

絆創膏数枚と薬品を渡して教室を出て行くオーキス。クレアは腕に付けられた腕章を触り少し安して赤い顔になった。

 

「あの人が生徒会長さん、、かっこいい、、」

 

ー生徒会室ー

 

「会長。これで奴らに、、」

 

「ああ。あの強大なグループに裏付けを作れる。彼女自身生徒会に所属した方が安全だろう」

 

帰宅準備をしていく二人。生徒会室のドアが開き、ある役員が入って来た。

 

「会長!スパイ終わりました!」

 

「お疲れ。あのグループの男子はほぼ貢ぎだからな。大変だったろうに。今キンキンに冷えた茶を、、」

 

「会長!ビッグニュースですよ!つかヤバイです!学校存続の危機です!」

 

「なに?」

 

役員が紙を机の上に出して赤いボールペンが書かれた箇所などに付箋を貼って行く。オーキスはPCの電源をいれてプロジェクターを起動する。副会長はドアの鍵を閉め防音した。

 

「で、、奴らの企みは?」

 

「エグいです。こんな計画書が書かれたレベルですからね、、」

 

役員がプロジェクターに計画書のコピーを映し出した。その計画書はあまりにも酷すぎる内容だ。

 

「ほう、、これはマズイな」

 

内容を要約するとクレアをいじめていた女子グループ。そのグループがいじめた女子を祭りがある日に男子貢ぎ野郎共がヤッてしまおうという計画的犯行。そしてその標的にはクレアも含まれている。

 

「会長!」

 

「、、、祭りはいつだ?」

 

「4日後です。どうやら来ない女子は強制的に連れて来るそうで、、」

 

「会長、明日から夏休みに入ります。これは好機です!奴らを潰せば!」

 

「勿論そのつもりだ。だが準備がいる。そこで、、明日は仕事がある。放課後、陣を敷く!作戦会議だ。クレアも呼べ」

 

「はい!」

 

ー翌日ー

 

朝から仕事を終わらし昼食の時間になる。そして午後は作戦会議となった。

 

「テメェらァァァァァ!今日こそ奴らを学校から排除する事が出来る作戦会議!最高の作戦に仕上げる!」

 

大声で会議室に叫ぶオーキス。今までこのイジメグループはオーキスが入る数年前から続くしがらみであり全てを終わらせるために努力して来た。しかし裏付けを取れないまま野晒しにしてしまった先代達の悔しさをはらす最高のチャンスである。

 

「さて、、と。先生方!何か意見は?」

 

「オーキス君。確かに君の言う事も一理あるだがしかしな、、」

 

「レミング先生。貴方はあのイジメグループの御曹司から賄賂を受け取っているでしょ。これが証拠写真だ!」

 

写真を公開された先生は何も言えずただ黙っている。

 

「すいませんねぇ。貴方はこうなる事の見せしめなんです。では」

 

他の先生方に連れ出され会議室から出て行く汚職先生。いや、汚職野郎だな。

 

「会長。貴方の意見は?」

 

校長がオーキスに問いかける。

 

「予算が多いのですが、、それでもよければ」

 

「あの御曹司の親に言えばなんとかなるだろう」

 

「では、、」

 

ー今回の作戦ー

 

計画書通りであれば会場付近の森にある暗い場所で行なわれる為、そこに大量のトラップを仕掛ける。トラップは簡単なもの。目標がワイヤーをひっかけられたら配置された大量のスポットライトがあてられヘリからもスポットライトを投光。一気に炙り出し周囲に自警団と警官を配置。一網打尽にする。祭り主催者には予め話をつけておき協力を得る。なお、生徒会の役員メンバーは全員警官用ゴム弾ショットガンを装備。抵抗する人は全員鎮圧する。なお、会場の外にも警官を配置してもらい学生は学校名と氏名を答えてもらう。

 

「これまた、、軍部が考えそうなやり方だな」

 

「奴らを消せば学生達への見せしめになります。では、、これで良いですね?拒否権は皆様にあります」

 

誰一人否定的見解を示さず全員がオーキスの作戦に賛成した。これにより作戦は決定。配置数などは後ほど決めるとし、会議は終わった。

 

「生徒会最後の戦いだ。気合い入れるぞ」

 

「「はい!」」

 

会議室に生徒会の声が響いた。

 

続く!

 




名前 オーキス・シンフォニー(中学生)

中学時代と侮るなかれ。彼はこの頃から戦略師としての知識を発揮している。
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