コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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肉料理ならなんでもウェルカム!


番外編3

ーその頃の女子達(本物)ー

 

プロジェクター室のPCの周りに集まっていたのはシンフォニーの女性隊員とE.E達。何をやっているのかというと

 

「今ダクトから足音しなかった?」

 

「いやいやだって三番ルームに呼んだんだよ?いないでしょ」

 

「三番ルームってダクトの扉閉めた?」

 

「閉めて、、ないねコレ」

 

ウサギのような着ぐるみが壊れた謎の敵に見つかりゲームオーバーとなる。彼女達がやっているのは、、あの有名なバイト系ホラーゲームだ!

 

「三番ルーム呼んだのミスったかなぁ、、」

 

「っていうかオーディオがエラー出してたじゃん?あれリセットしなかったのがダメなんじゃないの?」

 

「やっと四日目なのにクリア出来ないなんて、、ユフィ!やって!」

 

「わ、私が⁈」

 

女性隊員が席を譲りユフィがPCの前に着く。ヘッドフォンをつけてキーボードをタイピングするユフィ。

 

「あの子がクリア出来ない四日目なのに二日目で無理だったユフィさんに任せていいの?」

 

「大丈夫だ。問題ない」

 

謎の自信を見せる隊員。その時ユフィは音に集中、全ての動きを脳に叩き込む。

 

「アレの動きは所詮AI、、人の動きではないし私が本気になれば!」

 

数分後、四日目を簡単にクリアする。ヘッドフォンには6時になった事による子供達の声が聞こえる。

 

「私が勝ちます!」

 

「すごーい!」

 

ユフィは色々な隊員からコツややり方を求められる。今までは姫や指揮官として生きてきた彼女としては新鮮でまた、姫ではない事の解放感を知った。自分が上でも下でもない同じように接してくれている友人がいる事というのは大切な事である。

 

「えっとね。この子がこういう動きをするからこうして、、」

 

話をしているユフィを見るE.Eとクレア。

 

「本当に変わったよね」

 

「私にあんな事を言わせたユフィさんが姫じゃないところを見たのは初めて、、」

 

「そういえばナナリーは?」

 

「さっきエレベーターで下まで行ったまま帰ってこないよね。何かあったのかな?」

 

ー地下 商店地区ー

 

シンフォニーの本拠地は数々の人種がそろった巨大な組織。言語は東亜語、英語等が使われている。よく使われているのは英語だが東亜語を自ら話す人の方も多い。故に本拠地には食堂というものがない。その代わり世界各国のレストランや商業施設が並んでいるのだ。勿論売るのはシンフォニーの隊員”販促部門”が行う。

 

「色々なものが売っていますね〜。東亜語以外にも言語が沢山あるし面白そう」

 

ナナリーが歩いて行くと目に付いたのは古びた看板をした小さな店。東亜語でロシア料理と書かれている。

 

「ロシア料理、、風情があるお店なのね。入ってみようかしら?」

 

看板の真下にあるドアを開けるとカウンター席が五席。通常の席が二つあり全席禁煙と書かれた張り紙が貼ってある。

 

「いらっしゃい」

 

英語で無愛想に店文句を言うマスター。グラスを一つ拭いてはまた一つ、丁寧に拭く。戸棚には数十本以上の瓶が並び奥には銀に輝く調理場が見える。

 

「ここいらじゃ余り見ない顔だな。この地区に来たのは初めてか」

 

「あ、はい」

 

マスターはそれっきり何も話さない。同じようにグラスを見つめ磨くのを繰り返す。

 

「えーと、、おすすめは?」

 

「ビッキー」

 

「ビッキー?」

 

「牛肉をクリームで煮た料理。少し時間はかかる」

 

「ビッキーでお願いします!あとガルショーチクも」

 

「はい」

 

マスターは調理場に入り準備を始める。カウンター席からは少ししか見えないので暇になる。出されていた水を飲みながら周りを見回すナナリー。壁にはマスターと思しき人物が犬ゾリに乗りながら走っている姿の写真が飾ってある。

 

「ビッキーはまだ時間がある。ガルショーチクお待ち」

 

ナナリーの前に置かれたガルショーチクはパイ生地が見た目からしてパリパリっとしている。スプーンでパイ生地を割り中のビーフシチューを食べる。

 

「これは、、」

 

咲世子さんの作るビーフシチューとはまた違う味、、少し香辛料が強目だけどそれが牛肉の味や野菜の味を引き出している!

 

「ビッキーお待ち」

 

クリームソースで煮込まれた牛肉をナイフで切ると柔らかく香りも良い。肝心の味は、、凄くおいしい!

 

「こんなにおいしいのに、、」

 

「昼時になればある程度は来る。まだ11時を過ぎた頃。あと一時間はしないと来ない」

 

そう言ってマスターはナナリーの前に一つのグラスをおいて葡萄ジュースを注ぐ。ナナリーが食べていると何人か入って来た。

 

「マスター!いつもの!」

 

カウンター席に座ったのは少し汗臭い顔にススがついた男達だ。

 

「おっと、、この服だと女性に失礼だった」

 

「あ、大丈夫です」

 

少し会釈を返した男に渡されたのは青いカクテル。他の人にも同様のものを出していく。

 

「マスター。彼女と同じ奴。時間ないからガルショーチクだけで」

 

「俺たちも」

 

「はい」

 

マスターが再び調理場に入りオーブンを再起動したりビーフシチューを作る。

 

「ここには何年くらい来ているんですか?」

 

ナナリーは先ほどの男に話しかける。

 

「俺達は店が開いてからの常連さ。他にもいい料理が沢山あるんだ」

 

「ここのボルシチは美味いんだぜ!今は時間無いから頼まないけどな」

 

他の男達もナナリーにこの店がとても良い事を示してくる。しかし言われずとも分かる。料理にこめられたマスターの丁寧な仕事は客を離す事は無いのだ。

 

「ガルショーチクお待ち」

 

ガルショーチクを早めに食べてカクテルを飲み干す男達。勘定を済ませて店を後にした。

 

「マスター。あの人達は?」

 

「彼らは整備部門の精密検査担当の隊員だ。カクテルはオマケみたいなもの」

 

マスターはグラスを片付けて洗い始める。

 

「マスター。ここの通貨決まってる?」

 

「どこの通貨も使える」

 

「円でお願いします」

 

レジで計算をするマスター。伝票を印刷してナナリーに渡す。

 

「1580円ですか、、2000円で」

 

精算をしてもらい釣り銭をもらう。店を後にしたナナリーはエレベーターに乗って自分の部屋に戻る。

 

「キシさんもいたら良かったのに、、何処行っちゃったんだろ」

 

ー演奏室ー

 

簡単な曲ならばなんとか上手くなって来た五人は難しい曲を挑戦しようとしていた。

 

「これが難しいな。練習したいならこれやろうぜ」

 

キシの選曲機を見る四人楽譜を見ると簡単そうに見えるが中々やり甲斐のある曲だ。

 

「これで行こう」

 

オーキスはタッチパネルに楽譜を表示するナオト達もタッチパネルに表示して楽器を構える。タキセもマイク前に立ち深呼吸する。

 

「1.2.3!」

 

ドラムのブレーンがタイミングを見計らってスタートのリズムを取る。

 

「「ラヴィ!」」

 

「おまたせ ようこそみなさん〜

いまから「きせき」がはじまる

キンギョを吐いたり ロウソク消したり コウモリ吹いたり ペンキで塗ったり お店のカートで激走〜。

成層圏から地上ヘダイブ!怪我ひとつないぜ俺たち」

 

「そうです みなさん おぼえて〜

われらの名前は”ラブラビッツ”」

 

「「ラヴィ!」」

 

「蟻酸を浴びたり ミサイルよけたり

波間で揺れたり ビルから落ちたり

高速道路で前転〜。

大蛇の腹から緊急脱出 傷ひとつないぜ俺たち〜」

 

これを見ていたのは偶然見ていたE.Eであった!

 

「こ、これは酷い、、」

 

E.Eは扉をそっと閉めて名も知らないバンドグループに別れを告げた。それがオーキス達とは知らずに。しかし彼らも何も知らずに歌を歌うのであった。

 

続く!

 




日本語とは出来ないので東亜語になっています。ご了承下さい
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