コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will 作:ラムネ便
ーヘブンズタワー 十二階ー
アストレイはタワーの十二階にいる敵を排除し始める。ガーベラでサザーランドを斬り壁を破壊。ルルーシュの戦略とは半分違うが大した問題ではなかった。
「アストレイ、、蒼炎とは違い強い。これが、、俺の機体か!」
サザーランドのバルカンなど効かないアストレイ。普通なら避ける為敵パイロットが驚いてもおかしくはない。
「馬鹿な!バルカンが効かない⁈」
「堕ちろ」
ガーベラでコックピットごと貫かれたサザーランドは爆発。その煙で視界が塞がれる。
「司令部!こちらD4!現在謎の敵と戦闘中!て、テロリストではありません!し、シン」
〈D4!D4応答せよ!〉
三機のサザーランドを一瞬にして破壊したアストレイは十一階に降りる為バズーカを下に向けて放つ。下には大量のサザーランドが潰されていた。
「よし、、十一階到達。ビームライフル出力最大。貫く!」
アストレイのビームライフルはヘブンズタワーの外壁を融解させアストレイはそこから外に出る。スラスターでホバリングしながらタワーをバズーカで破壊する。
ーヘブンズタワー 監視室ー
ルルーシュの戦略には無理はなかった。確かに一部別の機体が謎の行動を繰り返してはいるが別に自分の兵力を潰されているわけではないので無視するしかない。
「C.C。C4の設置は?」
〈今やっている。後五分まて〉
「了解した。カレン!行くぞ」
「はい!」
紅蓮弐式とルルーシュのサザーランドが発進して途中で卜部と合流。そのまま十階まで降下する。しかし途中で潰されていく兵力が気になった。そいつは単独行動でポーンを八機以上撃墜している。
「消える機体だと?面倒な奴だな」
卜部がレーダで警戒してはいるが中々見つからない。撃墜された味方兵士の通信ログから考えるとステルスではなく消えると言った方がいいのか?そのように考えている暇は無くなった。
「奴か⁈イレギュラー、、!」
瓦礫から出てきたのは金色の機体。ランスロットとは違った。
「近接戦ならこっちが上だ!」
カレンと卜部が仕掛けるが一瞬にして避けられルルーシュまで到達する。
「神速、、だと⁈」
「何よ今の、、速すぎる、、」
KMFは剣を二つに合わせ薙刀状にし、ルルーシュのサザーランドに照準を合わせた。
「馬鹿な、、物理的ではありえん、、やられる、、!」
その時突如として天井から来たアストレイが右腕を切断した。敵機は後退する。
「また⁈」
アストレイはガーベラを構え一歩たりとも動かない。もちろん、向こうもである。
「先手必勝とは言うものの、、相手が相手だ。迂闊には動けない。いや向こうも同じか」
「あの機体、、ボクの速さについて来ている。下手に動いたら、、」
〈ルルーシュ。時間切れだ〉
C.Cからの通信が入る。どうやらC4を全て設置し終わり退避も完了したみたいだ。
「ちっ、、あの二機を見たかったが仕方あるまい」
ルルーシュは手に持っている起爆スイッチを押す。設置されたC4が全て爆発、誘爆して十一階以上は全て崩れ落ちてゆく。卜部とカレン、ルルーシュのサザーランドは廊下が陥没して瓦礫から避けた。
「ビルを爆発させた⁈せっかくバズーカで不安定な場所は取り除いてやったのに、、無礼な奴らだ」
アストレイは瓦礫が落ちてくる中盾で瓦礫を防御して上空まで上がる。
「間に合えぇ!」
無事ヘブンズタワーから脱出したアストレイは上空に更に上がりスカアハへと帰還した。
「これで上にいる敵は叩きつけられるって訳か、、流石はゼロだな」
「それだけではない」
卜部の言う通り確かに上の敵や増援部隊は全て壊滅。その巨大な瓦礫はカラデス総督率いる部隊に直撃するコースにあった。
「さようならだ、、カラデス総督」
ルルーシュの笑い声と共に指揮ベースは押しつぶされ部隊は全滅。都市部には甚大な被害だけが残った。
ースカアハー
「こちらアストレイ、入艦ハッチ開放。制御アンカー射出する」
アストレイからのワイヤーがハッチに伸びて専用の金具にセットされ順調に回収される。それを監視カメラで見ているオーキスは急に立ち上がりハッチへと向かう、
「よくやってくれた。敵機はどうだ?」
「瞬間移動します」
「そうか。瞬間移動、、は?」
「本当です」
KMFが瞬間移動出来るなど聞いたことがない。万が一出来たとしても次元演算をしない限り瞬間移動など無理だ。それ以外の可能性は一つしかない。
「時、、」
「司令?」
「ん?ああ、、考え事だ。ルーファス。敵の情報収集には感謝する。ゆっくり休んでくれ」
ルーファスは敬礼してハッチを去る。オーキスはその瞬間移動について考えて見るがやはり考えられるのは一つ。
「時だ、、時を止める事が出来る!それしか考えられない。まさか俺以外にも、、」
しかしオーキスは考えるのをやめた。今はブリタニアの情勢を知る事と今のKMFの進化を確かめなければならない。あのランスロットも今頃完全な形で修理されて稼働しているのは間違いない。
「ついでに降りてみるか、、」
オーキスはゴットフリートを起動してハッチを開放。カタパルトに乗り発進。ブリタニアの都市へと降りて行った。
「オーキスが都市へ降りたか、、仕方ない。暫くは俺が指揮を執るしかない、、」
ーブリタニア都市部ー
広がる店に人通り。そんな中私服で歩く一人の男がいた。
「ルルーシュのギアスは役に立つな。なにせ一回しか使えなくとも命令すればなんでもする。ゴットフリートを見た兵には自分から寝てもらったし問題はなさそうだ」
数時間フラフラと歩いて行くオーキス。金もあるしいざという時にはスタンドもKMFも無線もある。警戒するに越した事はなかった。
〈ル、、す、、せよ、、〉
「無線?軍用にしては甘ちゃんな周波数だな」
無線機の周波数を合わせ音質をあげる。近くの喫茶店に入りコーヒーを飲みながら無線を傍受する。
「へぇ、、面白くなって来てらぁ」
〈ルルーシュはどうだ?動いたか?〉
〈全く、、怪しい動きは一切ありません〉
無線の内容は筒抜だ。つまりルルーシュをエサとしてC.Cを捕獲しようという謎の動きだ。何故C.Cなのかは分からないが恐らくルルーシュ側についているからだろう。その点E.Eは楽な方だ。
「ヘックショイ!」
「風邪でも引きました?」
クレアがE.Eにポケットティッシュを渡した。そのティッシュで鼻を拭くE.E。
「誰か私を馬鹿にしたのかな?」
喫茶店でゆっくりコーヒーを飲むオーキスは試着室に入ったまま出てこないルルーシュを見ていた。
「ホモじゃないから男が着替えるところなんて見たかねぇんだよな」
暫く見ていると放送がかかる。テロリストが爆弾を仕掛けたという暗号放送だ。もちろんデタラメである。オーキスは地雷や爆発物を検知可能な端末を所持している。それは一切反応しなかった。恐らくルルーシュがパニックを起こす為にやったのだろう。予想通りどこかで火災警報が鳴り響く。人々は恐れ出口へと走り出す。
「フゥ〜。折角のカプチーノがゆっくり飲めないじゃないか。仕方ない。迎えに行くか」
オーキスは無線をきって本を閉じる。店員がいなくなった喫茶店の会計口に伝票と金を置き端末で逆探知を始めた。
「さぁ、、隠れ蓑をあばいてやる。蛇が出るか、、鬼がでるか?それとも、、」
逆探知を行い見事指揮通信室を発見した。
「ビンゴ!」
オーキスは端末を仕舞い人一人いなくなった商店街を歩いて指揮通信室に向かった。
ー指揮通信室ー
ロロは指揮通信室に急いで向かう。エレベーターを上がりドアが開いた。しかしそこには誰もいない。そして銃を突きつけたルルーシュがいた。
「やっぱり、、目覚めていたんだね、、」
「残念だったな。どうやらお前らはC.C確保に全力を尽くしていたようだが、、それが仇になったな。これから俺の学園は鳥籠ではなく、俺の城になる!分かったか?ロ、、ロ⁈」
ルルーシュの銃は手から離れロロの手に渡っていた。しかも背後を取っている。
「ギアスだと、、⁈」
「はいはい終わりだよ。そんな馬鹿げた茶番劇は」
手を叩きながら近づいてくる男。オーキスだ。腰に下げてあるイーグルを取り出してロロの頭に突きつけた。
「銃を下げてくれないかな?ロロ、、いや。その名前は皇帝が与えた偽名か。本当の名前は、、デンファレ。デンファレ・シンフォニー」
「な⁈」
ルルーシュもロロもオーキスが放った言葉がよく分からない。
「デンファレ・シンフォニー。俺の弟よ!」
続く!