コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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最近は色々と大変でしてね、、


女の買い物と用事は長い。

ーブリタニア都市部ー

地上にクレア達を降ろすためゴットフリートで都市部の付近に光学迷彩をつけて降下するオーキス。もちろん彼女達の買い物に付き合わなければならない。

 

「さあ!今回はぜーんぶ旦那に荷物持ちも代金も持ってもらうからE.Eもユフィもナナリーも沢山買おうね!」

 

「おい!そんな事聞いて」

 

「デンファレ君」

 

「すいませんした!」

 

オーキスはすぐさま頭をさげる。シンフォニーの軍事課最高司令官とは思えないほどクレアに従っている。

 

「レッツゴー!」

 

クレア達に連れられ商店街に来たオーキス。代金持ちならまだいいが荷物持ちが一番辛い。女物の下着コーナーに引きずられた時は他人に変な目で見られたのは確実。早く帰りたい。

 

「凄い量買いましたねー」

 

数時間後、多分ユフィとクレア、ナナリーが買った量が一番凄い。E.Eは自分で出せるので便利グッズだけだが三人はメイド服から水着まで買うので量が尋常ではなかった。大変だったと言えばユフィが一瞬バレそうになった事くらいだ。

 

「あなた!こっち行きましょ!」

 

クレアがオーキスに見せてきたのはアッシュフォード学園でやるお祭りのチラシだ。休憩も出来るかもしれないので行く事にした。

 

ーアッシュフォード学園ー

 

色々な人が来ているアッシュフォード学園の学園祭。屋台も広がりチラシの裏には巨大ピザを焼くというものまで書いてあった。

 

「つ、、疲れた、、」

 

「私達は向こういきません?」

 

「行こう行こう!」

 

クレア達はまるで学生時代に戻ったかのようにはしゃいでいる。オーキスに取っては休める時間なので肩凝りをほぐしながら待つ事にした。

 

「あ、ゴットフリートをランディングゾーン近くに移動させるか」

 

端末でゴットフリートを操作するオーキス。ランディングゾーン付近にゴットフリートを配置してベンチでゆっくりする。この後面倒な事が起こるともわからずに。

 

ー旧型KMF配置場所ー

 

アーサーと遊ぶ会長にKMFの上で日記帳に書き込んでいるスザク。

 

「今はどうなんですか?ロイドさんとは」

 

「んー、、婚約してるのかしていないのか分からないのよねぇ」

 

「それって危なくないですか?」

 

「あははは。まあ留年してよかった事もあったし。私はあんまり気にしてないわよ」

 

「そうですか、、あ!」

 

会長との遊びに飽きたのかアーサーはスザクの羽ペンを咥えて持っていってしまう。

 

「待ってアーサー!それはユフィの大切な羽ペン!」

 

いくら足が速いスザクでも猫には追いつけない。急いで追いかけて行くとアーサーは路地に入りある四人組の間に入ってしまった。

 

「あらどうしたの?猫ちゃん。迷っちゃったのかにゃ?」

 

「すいません!今ここに猫、、が、、」

 

「これって私の羽ペン、、ダメよアーサー。私の羽ペンはスザクにあげたんだから」

 

E.Eとクレアとナナリーは少し後ずさりする。冷や汗をかいて困った顔をしていた。ユフィは三人の顔を見て不思議に思っている。E.Eは買った花束をユフィに渡すと

 

「グッドラック!」

 

と言って後ろに振り向かせた。そこでは細い涙の線を引いたスザクがいた。持っていた日記帳など手から落としてユフィを抱きしめた。

 

「ユフィ、、ユフィィィ!」

 

「スザク、、」

 

二人とも涙を流しながら抱きしめあっていた。死んだと思っていたかつての恋人がそこにいれば再会で涙を流さないはずがない。

 

「うーん、、こりゃマズイねぇ」

 

E.Eはオーキスに電話をかけた。

 

〈はい。オーキスです〉

 

「オーキス。やばい。ユフィがスザクに見つかった。私が買った花束渡して振り向かせたから今も抱きあってる」

 

〈いやいや、、お前らがなんとかしてくれよ。俺買い物の荷物番だぞ〉

 

「今からそっちにスザク向かわせる」

 

〈は⁈おいちょっ〉

 

会話を強制的に切りスザクに話しかけるE.E。

 

「えー、、枢木スザクさんですよね?今からちょっと来てくれません?」

 

スザクは静かに頷いてオーキスのいるベンチにおとなしく向かってくれた。荷物番をしているオーキスに会うといきなり頭を下げた。

 

「話は聞きました。ユーフェミア殿下の保護感謝します。これの報告は」

 

「待て。ナイトオブセブン」

 

オーキスはスザクの話を止めて胸ポケットからゴソゴソし始めた。スザクはユフィを守るため一瞬身構えた。しかし出てきたのは凶器ではなく小さな箱だ。

 

「箱?」

 

「この中を渡すには条件がある。一つ目はユーフェミアはこちらに渡す事。二つ目は君が我々と交戦しない事を約束する事。三つ目は一つ目を承認してから話す」

 

スザクはオーキスの目を見る。ルルーシュと似た目だ。だが悪意などはない純粋な目でもある。

 

「一つ目の条件の理由は?」

 

「俺達はシンフォニー傭兵師団。ユーフェミアはただ保護するためだ。いや、、彼女の方から依頼した」

 

「ユフィから?」

 

「依頼内容は、、私がスザクと結婚出来るまでスザクと私を守ってくれ、、というものだ。さあどうする?」

 

スザクはユーフェミアを見た。オーキスの言う事について肯定していた。脅されて言われている訳ではない事が分かりスザクはこくりと頷いた。

 

「分かった。一つ目は承認しよう。二つ目は君達次第なのではないのか?」

 

「もちろん約束する。報酬は後払いで大丈夫だ」

 

「三つ目は?」

 

「今ここで仮の結婚式でも挙げたらどうだ?ウチには面白い奴がいるからドレスなんてすぐ出来るぜ?」

 

E.Eを親指で指した。E.E自身は不満げだがここは職権を使わせて貰おう。いざという時は艦長命令だといって強制力をつけてやる。

 

「つまりその箱には、、」

 

「ダイヤモンドだ。ウチには金だけはあるんでね」

 

「艦長、、ありがとうございます!」

 

ユーフェミアは頭を下げて指輪に感謝した。スザクに薬指にはめてもらいキスをしようとした時、目の前をクラシックスターが走っていく。ついでにアーサーも羽ペンを咥えたまま走り出してしまい追いかけられる形になってしまった。

 

「ええ⁈だれがクラシックスターを?まさか、、ジノ⁈」

 

〈あったりー!面白いな!庶民の学校ってのはさ!〉

 

トマトのコンテナをシェイクするジノ。それを追いかける会長とルルーシュ。多分ルルーシュは別件だが。

 

「アーサーを捕まえるわよ!突撃ー!」

 

軽いキスをしてアーサーを追いかけるスザク。E.Eは四人分のローラスケートを出してアーサーを追いかける。

 

「ちょっと待て!俺の分は⁈」

 

「荷物番よろしくー!」

 

颯爽とかけていくクレア達。しかしそれを見て追いかけないオーキスではない。

 

「ちっ、、ゴットフリートを呼び出して先に荷物を積むか、、後はキシに全部お願いするしかないよなっ、、!」

 

学生がいないので光学迷彩を解除。荷物を詰め込んでスカアハに自動操縦で向かわせた後、自分でローラスケートを出して四人を追いかける。走りに弱いルルーシュは早々にリタイアした。

 

「こんなの、、俺のジャンルじゃ、、」

 

「待てー!その顔見せなさい!」

 

「猫ちゃーーん!」

 

「アーサー!羽ペン返しなさい!」

 

「うおおおお!あいつら速ええ!」

 

走る着ぐるみにシャーリー。四人の女性と全力で追いかけるオーキス。その中にユフィがいてもルルーシュはそんな事を考えている暇はない。

 

「このままでは、、ピザ女がまずいことに、、絶対に阻止する!」

 

ルルーシュは他とは反対の方向に向かいギアスをかける準備を行った。数分後クラシックスターはC.Cが入ったままのトマトコンテナを持ってピザへと向かっていく。しかしルルーシュは間に合いそうにない。

 

「さあ!ナイトオブラウンズで我が校出身の英雄!枢木スザクがクラシックスターでアンデストマトを持って来てくれた!スザク!皆君を待っていた!」

 

リヴァルが盛大なアナウンスをしたがクラシックスターの前を走っていたアーサーを回収したのはスザクだった。

 

「待ってた、、けど、、」

 

「中の人違いまーす!」

 

ジノはトマトコンテナの扉を開けて巨大なピザに大量のトマトを落とす。コンテナにギリギリまでつかまっていたC.Cだがジノが残りのトマトを降り落とすと同時にC.Cも落ちていく。

 

「え?あれC.C、、ヤバそうだから助けてあげるか。貸しは作ってなんぼ!」

 

E.Eがローラスケートでピザに向かって行く。前にはクレアとユフィがいた。クレアはE.Eをタイミングよく上に上げてユフィは幻術で噴水を作り更に上に上げた。ナナリーは上空でE.Eを吹き飛ばす。

 

「ほっ!」

 

C.Cを見事上空でキャッチしてピザがある場所より200m離れた所に着地した。ピザは更にクレーンでチーズやハムを乗せられて巨大な釜で焼かれていく。

 

「危なかった、、実際三人の息が合っていなかったら今頃釜で焼かれてたね」

 

「E.E、、」

 

近くの校舎の屋上まで上がりベンチに座るE.EとC.C。手には缶コーヒーを持ち巨大ピザが焼かれている姿をじっと見ていた。

 

「あの時、C計画に参加しなかったのは何故だ?」

 

「私は第三のツーとして師匠が委ねたギアスを守るために計画に賛同しなかっただけ。あれを見せられて正気でいたのが不思議なくらいだよ」

 

E.Eは青く長い髪をゴムでまとめて額にあるギアスのマークを触る。

 

「V.Vが何をしようとしてるかは知らないけどアレを起動するのであれば私は相手になる」

 

「そうか」

 

C.Cは屋上から颯爽と行ってしまった。E.Eは缶コーヒーを飲み干してダストボックスに投げ入れてC.Cを追いかける。

 

「C.C!143年前の質問、、今なら答えられる」

 

「私達に明日は必要あるのだろうか?という質問だったな」

 

C.Cは階段の上にいるE.Eを見た。

 

「私は過去があるから明日を願いたい。必要かどうかなんて関係ない。そして私はだから今日という日を守り明日を迎える。それが私の戦いだと思ってる」

 

E.Eは階段を降りてC.Cの肩を叩き小さく呟いた。

 

「敵になった時は、、よろしく」

 

ースカアハー

 

キシが搭乗キャスター前に立ちゴットフリートのコックピットをじっと見つめた。四人の回収には幻月を向かわせたがゴットフリートの内部カメラを見た途端にやる気が起きなくなった。開けたら絶対に出てくるパターンだからだ。

 

「ば、バランスが良ければ多分何とかなるはず、、」

 

意を決してゴットフリートのコックピットを開ける。ギリギリのバランスで荷物は保っていた。キシはゆっくりと解体作業を進めて荷物を何とか全て降ろした。しかし一人で運べる量ではない。

 

「本当はこういう使い方はしないんだけどな、、クレイジー・チャリオット!」

 

スタンドを発動したキシは荷物を生身とスタンドに分けて運び始めた。一体誰のものかは分からないがオーキスのはないだろう。何故なら女物しかないからだ。逆にこの中にオーキスの物が入っていたとしたらそれはそれで興味がある。

 

「さて、、姫様方がお帰りか」

 

幻月が引っかけたアンカーを外し搭乗キャスターに入る。コックピットからはオーキスと四人の姫様達が出てきた。

 

「お帰りなさいませ。姫様」

 

キシが荷物を持ちながら跪いた。四人組は自分達の部屋へと戻り服を運び始めた。色々落としたり運ぶのは少し苦労した。

 

続く!

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