コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will 作:ラムネ便
ー黄昏の間ー
幻想的な景色が見れる遺跡のような足場にいるのは小さな老人とおおきな老人。惑星のようなものを見ながらそこに佇んでいる。
「なんでナナリーに教えなかったの?ゼロの正体。それにギアスのことも」
V.Vがシャルルに問いかける。
「その必要はないでしょう、、」
「シャルル。君はまだ幼いね」
「そうですかねぇ。兄さん」
皇帝とV.Vは景色を眺めてある話を切り出した。
「ねぇシャルル。E.Eはどうするの?」
「あれは兄さんに任せたはずですが?」
「悪いけどあのギアスに勝てるのはC.Cだけなんだ。シャルルからなんとかしてもらわないと」
「分かりました」
シャルルは浮いてる階段をゆっくりと降りていく。全て降りおえたところでV.Vに呼び止められる。
「シャルル。あとオーキス・シンフォニーの事なんだけど」
「安心して下さい。あの者は処分しました」
シャルルはV.Vの方を向いて少し笑いながら言った。
「オーキス・シンフォニーはルルーシュの完成系のようなものでした」
「ま、あの男には一手取られたけどね」
V.Vもシャルルの元に降りて黄昏の間を出ていく。歩きながらV.Vは口を開く。
「オーキスとルルーシュの魂は同じものなんでしょ?あの男はルルーシュの魂をコピーして自分の息子に混ぜ込んだ。しかもシュナイゼルの魂も混ぜ合わせて」
「ですから殺したのです」
ースカアハー
洋服の整理を手伝いを終わらせた後再び司令席に座りレーダーや観測データを回収する。キシはヘッドホンをつけながら任務をこなしている。
「オーキス。依頼が来ている」
「依頼?基地を通さずにか」
ナヴィスは依頼が書いてある紙を印刷してオーキスに渡した。6枚あり3枚は作戦について。2枚は報酬。一枚は依頼人だ。しかもその依頼人はスザクだった。
「スザクか、、報酬は前払い。クレジットで約二億。さてどうするか、、」
ナヴィスに紙を返すと作戦内容を見ている。その作戦内容について色々書いてはあるが結局は黒の騎士団から新総督を守れというものだ。但し手段は問わないという。
「手段は問わないってことは、、非殺傷もありだよな。脱出装置を狙わずにやってみるか」
「それで行くか。出撃するのは、、三人でいいな。ナオト!キシ!翌日一四〇〇に仕事が入った。俺と共に黒の騎士団から新総督を守れ」
ナオトは早速格納庫に向かいサバーニャの整備などに向かう。しかし命令が聞こえているはずなのに反応しないキシ。モニターを監視モードに変更するとキシが見ていたのはレーダーでもエネルギー管理システムでもない。競馬だ。
〈さあローズマリーが前に出た!フィニッシュまで後30秒!エメラルドに追いつくか⁈〉
「よし、、逃げ切ってくれよ」
馬券を握りしめてモニターに集中するキシ。しかし背後には殴る準備を終えたナナリーとオーキスがいた。
「とっとと仕事を、、」
「やりなさい!」
二人の拳骨は見事キシにクリーンヒットした。頭を抱えながらモニターを見た。負けていた。
「いってぇな!何、、しているんでしょうか?」
「キシさん、、ギャンブルやったらどうなるか話しましたよね?」
「す、すまないナナリー!」
ナナリーが着ている服は前が開いた学ラン。サラシと帽子のせいで余計怖く見える。オーキスは操縦室から離れキャスターに向かう。後ろからは悲鳴が聞こえていたのは言うまでもない。
「坊やだからさ、、」
オーキスはそう言い残してゴットフリートまで向かう。そこにはアカツキの整備を進めているE.Eもいた。
「E.E。アカツキはどうだ?」
「問題はないよ。ただ相変わらず目立つね」
油汚れがついた顔でアカツキを見上げるE.E。その後ろにはゴットフリートがある。司令服を脱いで作業服を着るとコックピットにはタキセがいた。
「タキセか。どうだ?ゴットフリートは。明日の空中戦に使えるか?」
「問題ない、、と言いたいところだがキツイかな」
タキセはコックピットのOSを更新している間に頭部のメインカメラの交換をしながら話し続けた。
「元々ゴットフリートの設計思想は第四世代KMFを引き継がれたものだ。E.Eさんの改良のおかげで確かに使えてはいたが、、GNドライヴが無くなれば蒼炎にすら勝てない機体。しかもそのGNドライヴでリムーブフレームに限界が来ている」
「そんな機体をシュナイゼルに?」
「エナジーウイングやゲフィオンが開発されかけていた時点で試作機扱いだったのさ。確かにロールアウトはした。だがそこからは個人に合わせた新しい機構を備えた機体を作成予定だった」
頭部カメラを交換し終えコックピットに再び乗りOS設定をしていく。タイピングした後、ゴットフリートのキーをオーキスに渡した。
「E.Eさんが言っていたトランザムとか言うリミッターを外すシステムだが、次やったら爆散する可能性があるのを頭に入れておいてくれ」
タキセは書類や工具を片付けながらゴットフリートからサバーニャのOS更新を始めた。オーキスはキーを握りしめて別のキャスターへと向かう。そのキャスターは隠しキャスターで数体分入るようになっている。艦内での敵進入を考えての設備だ。しかしこれを知っているのはオーキスだけだ。
「 分かっているさ、、だからこいつを作って置いたんだ」
隠しキャスターの照明に照らされたのはオーキスが一人で作成したある機体だ。その機体はキシが教えてくれた機体。だが実現してはいないものだった。しかし例え空想でも創造のギアスさえあれば作れない物は生命を除き無いに等しい。
「使う時には注意しなきゃな。こいつの破壊力は計り知れん」
隠しキャスターを出て行くオーキス。その頃キシは反省して仕事をしていたがモニターを二枚に増やしてある機体のデータを出した。
「オーキスに教えた機体、、本拠地にいる時に全て仕上げたとか言っていたが大丈夫なのか?この機体はバケモンだから作成にも時間がかかると思ったんだけどな、、。エクストリームガンダムtype-レオスⅡヴァリアント・サーフェイス。スペックも武装も完全に桁違いだ、、」
電子シガレットを吸い始めモニターを監視モードに切り替え。コードを使い隠しキャスターの監視カメラに切り替えを行う。
「さて、、オーキスのエクストリームの出来を調べてやろうじゃないか」
カメラをCTプログラムによってCT映像にしていく。中の設計を全て見尽くしたキシは一瞬言葉を失う。
「は、、?何だこれ、、」
CT映像を更に拡大していく。
「全身にサイコフレーム、内部に設置する露出しないタイプのGNドライヴ、アイオスにファンネルバリアを取り付けてある、、こりゃ本気でやる気かよ」
スカアハは夜の内に作戦区域に入る。それも超上空での任務だ。全員夕食を済ませナオトはサバーニャの中に入り眠る。キシはレーダー監視。オーキスはゴットフリートの一部に仕掛けをしていた。他は就寝した。
「ゴットフリート、、今までありがとうな。だがお前の一部は新しい身体に乗り換えておいた。頼んだぜ」
オーキスはキャスターから離れて司令席に戻り眠りについた。
ー翌日ー
作戦時間になりゴットフリートで出撃するオーキス。サバーニャと幻月はバックアップとして後方で待機している。
「あれが、、新総督の乗っているのか。デカくて狙われやすいな。と、、矢先にこれか」
何騎かの機体が輸送用機に吊られて輸送されていく。ゴットフリートで輸送団に向かう。
「来たぞ!撃て!」
敵がバルカンを撃ってくるが関係なしにKMFを切り刻んで行く。ビームライフルやサーベルで撃墜していくなかキシから通信が入る。
〈オーキス!こちらは陽動だ!本陣はすでにとりつかれた!〉
「ちっ、、すぐに向かう!キシ!ナオト!味方には当てるなよ!」
〈〈了解!〉〉
ゴットフリートで急いで本陣に向かう。しかし緊急時の作戦内容にあったナイトオブラウンズの援護がない。遅れているのだろうか?
「スザクゥ、、頼むから早く来てくれ」
金と白のカラーリングをした航空機にはキシの報告通り敵が取り付いていた。勿論ゴットフリートで剥がさなければならない。
「悪いが海に落ちてくれ!」
オーキスも主翼に乗り無頼を切断した。しかしあの面倒な相手もいた。
「紅蓮弐式!」
「誰だか知らないけどここで消えて貰うよ!」
紅蓮と交戦している途中、ナイトオブラウンズが来る。
「ん?なんだあの機体?戦っている?まあスザクが何も言っていないならいいよな!」
ジノの機体が攻撃を開始。朝比奈や仙波が撃墜されてゆく。紅蓮をゴットフリートが吹き飛ばし主翼から落とす。しかし何も知らないジノはゴットフリートを主翼から叩き落としてしまった。
「はあ⁈スザク、、俺を殺す気なのか⁈」
ゴットフリートの機体はジノにやられたダメージで上手く稼働しない。GNドライヴも稼働しなかった。
「あの機体にやられたダメージがデカすぎる!このままだと、、、1分で海水浴か、、ならば!」
オーキスは無謀にもコックピットから出てスカイダイビングを始めた。パワードスーツなどは来ていない。オーキスは落ちながら叫んだ。
「エクストリィィィィム!」
スカアハでは隠しキャスターからエクストリームガンダムが出撃。ゴットフリートが自爆して破片が散らばる。オーキスはギリギリで回避したがもうそろそろ海に落ちる。
「早く、、早く来い!」
紅蓮が飛翔滑走翼を装着して新しい腕を手に入れる。紅蓮は高く空に上がり援護に来たギルフォード卿の機体を撃破しナイトオブラウンズに目をつけた。そして同時に海で高熱源が起きる。
「今の熱源は⁈」
ラクシャータがレーダーを見ると見慣れない速度で艦を横切る一機の機体がいた。それはオーキスの新しい身体。エクストリームガンダムだった。
「極限の希望をくれてやる!」
オーキスも紅蓮可翔式の高さへと向かっていく。
「ナイトオブラウンズ!貴様らの所業は後で枢木卿に話させて貰おう!だが、、その前に!」
拡散輻射波動をファンネルバリアで防御して二機を守り紅蓮に向かっていく。
「格闘技には格闘技で応えなければならないな!」
紅蓮の輻射波動を避けながら接近するエクストリームガンダム。一部が金色に発光して燃えるような色になった。
「極!限!ゼノン!」
紅蓮にラッシュを食らわせ吹き飛ばす。紅蓮は直ぐに体制を立て直すが更に連続攻撃を仕掛ける。
「極限ぶっ壊れろぉぉぉ!」
〈オーキス司令!先程の無礼は謝る!だが今は総督を!紅蓮は僕が止める!〉
スザクからの通信とモニターに航空機の墜落計算が表示される。残り四十秒しかない。
「間に合うか⁈」
スザクから送られた地図を元にメインブリッジの甲板を破壊して総督を回収するがそこにはゼロもいた。
「今は総督が優先だ」
オーキスは新総督を回収して墜落していく航空機を見ていた。ゼロも脱出したようだ。
「危ねぇ、、キシ!ナオト!援護に感謝する」
〈いつもの事さ!それよりオーキス。やっぱり完成させてたんだな〉
「ああ」
この後新総督はスザクにより回収。アヴァロンに乗せられ救出に成功した。ジノのミスに関してはスザクの連絡ミスということでカタがついた。スカアハに回収されたエクストリームはキャスターに移送。ゴットフリートの場所はエクストリームの場所となった。
続く!