コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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試験が、、、


予定通り?

ニムバスはブルーをユニコーンの動力システムと連携させてユニコーンを起動。クーデターが起きている会場にKMFごと向かう。スカアハではユウのブルー二号機とルーファスのレッドフレームがクロスボーンの降下準備を行っていた。

 

「クロスボーンのワイヤー固定完了。REXの最終調整もそろそろ完了する。姿勢制御も万全だし、、いよいよ明日か。ルルーシュが蜃気楼を出すのは」

 

キシはブツブツ言いながらキャスター内で作業を進めていた。クレアはようやくナイト・オブ・ミラージュの操縦方法を覚えてシミュレーション訓練を受けた後はオーキスとイチャついていた。E.Eはナヴィスと電子書類の整理を進めていく内にある依頼を見つけた。

 

「ん?ナヴィス!」

 

「どうした?」

 

「黒の騎士団から依頼。戦闘時には助けてくれだってさ。時間は向こうから連絡来るらしいよ」

 

「前金は払い済みか、、まあオーキスならやるだろうな」

 

その頃パーティ会場は大騒ぎになっていた。何人かの兵士が星刻と戦い鎮圧しようとしているが誰一人触れる事すら出来ずに打ちのめされていく。ユフィはスザクの手を引いてニムバスが連れてきたユニコーンに乗る。近くの公道では中華連邦の機体が星刻の後援に向かっていた。

 

「ああもう!折角の食事会が台無し!もー許さないから!」

 

ユフィはユニコーンのビームマグナムとビームバルカンを出してブースターをフルで動かして公道の上空へと上昇した。

 

「ユフィ!ちょっと落ち着いて⁈」

 

「ユフィ特務。申し訳ございませんがスカアハから帰還命令が出ています。機体の破壊はそれからでお願いします」

 

「ならスザクも連れて行くしかないわよね」

 

「いや、、ユフィ。僕を下ろしてくれ。シュナイゼル殿下の援護をしないと」

 

「駄目です!お兄様の命令より私の命令が絶対です!」

 

スザクの頼みを聞かずにユニコーンをデストロイモードに変形。最大出力でブルーと共にスカアハに帰還。数分かけてスカアハに到着したユフィはキャスターにユニコーンを収納して艦橋に降りた。スザクも一緒に降りてオーキスの元へと操縦室に向かった。

 

「これが、、シンフォニーの戦艦」

 

「それと私の新しい家」

 

操縦室の自動ドアが開くとオーキスやキシが作業を進めておりユフィには気づいていない。ユフィが何か言おうとした時肩を掴まれ思わずスザクに抱きついた。顔を埋めてカタカタと震えているその後ろにはE.Eがいた。

 

「あ、、ごめんごめん。驚かすつもりはなかったんだけどさ」

 

「幽霊かと思いました、、」

 

「枢木卿」

 

オーキスが帽子を脱いで白い手袋を外し敬礼した。対してスザクも敬礼する。

 

「そこでいい。座ってくれ」

 

互いにソナー用モニターの座席に座り話を始めた。他から見たらただ単に世間話をしているにすぎないが中身は濃くブリタニアを内部崩壊させる為の工作でもあった。スザクにはシンフォニーからの間接的な支援を行う代わりにブリタニアの皇帝についての情報を提供する事となった。

 

「もう夜も更けた、、シュナイゼル殿下にはユフィを助けてくれた礼として報告しておこう。今日はウチの個室を貸そう。好きに使ってくれ」

 

「ありがとうございます」

 

オーキスに渡された個室用カードキーを持って個室に向かうスザク。自動ドアを超えて行こうとした瞬間オーキスはスザクを呼び止めた。

 

「ユフィ特務のカードキーと君のは同じだ」

 

スザクの頭に思い浮かんだのはユフィと同じ部屋というあり得ない状況。スザクは頭の中で淫乱な想像を掻き消して個室に向かう。個室は意外に広くシャワールームもついているので甘い香りが漂って来ていてもおかしくない。そして個室に入った瞬間ユフィは既に寝ておりスヤスヤと寝息を立てていた。スザクはシャワールームでリフレッシュした後ベッドに横になった。

 

「ユフィ。今日はありがとう」

 

ユフィに軽いキスをして背中を向ける。すると後ろから寝返りしたユフィの吐息がうなじに当たってきたのだ。何とか耐えてはいたが少しずつスザクの理性が解けていく。そしてユフィの一瞬の喘ぎ声で理性は一気にぶち切れた。

 

「ユフィッ!」

 

「え⁈」

 

ユフィの服を剥いで一気に襲い掛かるスザク。今までユフィが死んでいた事になっていたので捨てた筈の恋心と欲が全面剥き出しになっている。自分の上半身の服を脱いでユフィの肌にふれるとざらつきがない上ふんわりとして甘い香りが微かに漂う。ユフィは一切抵抗せずに目を強く閉じたまま腕で胸を隠している。

 

「す、、スザクの好きなようにし、、していいから、、」

 

「ユフィ、、」

 

一方操縦室ではブリーフィングが行われていた。

 

「いやはや、、斑鳩が予想より早く移動しやがった。これは俺の運命とはそぐわない。さあ、どうする?司令官殿」

 

キシは司令席に座り手を組んでいるオーキスに指示を仰ぐ。オーキスは手袋をはめ直して司令用モニターに地図を表示。あらゆる可能性があるルートを各色で表示した。赤色が危険なルートだが成功確率が高い。黄色は五分五分。青は安全なルートだが成功確率が低い。それぞれを表示したオーキスはナヴィスとナオトに質問した。

 

「ナヴィス。ナオト。お前らがもし黒の騎士団最高指揮官だったらどうする?」

 

ナオトは考え始めたがナヴィスは直ぐに答えを出した。

 

「俺なら戦艦を海に隠すな。潜行出来るかどうかは無しとして奪い取った天子を何かの象徴、見せしめにする」

 

「け、結構当たってるな、、」

 

「まあ、、俺も戦略家だからな」

 

キシが驚いているがオーキスだけが戦略家ではない。ナヴィスにナオト、ベイリンに至っては戦略予報士と呼ばれる。つまりこの艦には戦略家が四人もいる事になる。

 

「俺ならどっかに隠れて中華連邦の星刻とやらを仲間にするけどな。やり方は、、一部だけ協力体制を構築するとか」

 

「それだぁぁ!」

 

「はい⁈」

 

ナオトの答えにキシが大声をあげる。ナオトの答えたやり方は完全にキシの世界にいるルルーシュのやり方とまるで同じなのだ。星刻の計画していた人民丸ごとを巻き込むクーデター。これを知っていたルルーシュはディートハルトに大宦官の天子の扱いなどをそのまま各所のモニターをハックして流した。天子も助け星刻の計画も望む形ではないものの成功。ここまでされると協力体制を構築するしかない。

 

「で?結局どうするんだ?オーキス」

 

ナヴィスがオーキスに最後の決断を仰ぐ。

 

「ナヴィス。確かお前言っていたよな?依頼内容に黒の騎士団から援護の依頼があったとか」

 

「ああ。それが?」

 

「場所は」

 

「中華連邦西地区に存在する鉱山跡地。何をするつもりかは知らないが、、」

 

「そうか」

 

オーキスはニヤリと笑う。モニターに表示されていたルートが全て消えて新しい一本のルートが表示された。それは敵の砲撃を受ける事なく確実に鉱山跡地に行けるルートだ。更に衛星からのデータをもとに戦力も表示。それを見たデンファレは少し苦笑いした。

 

「兄さん、、やっぱりすごいや」

 

「そう褒めるな。オンシジュームはどう思う?」

 

「まあ、、兄さんらしいやり方かなーと」

 

「馬鹿にしてんのか?あ?」

 

「妹に暴力する兄は嫌われちゃうよ?お兄ちゃん」

 

オンシジュームの言う通り座席の下からは何らかの殺気を感じた。下を見ると凄い笑顔をして待っているクレアがいた。何かのオーラが出ていて今下に降りたら確実に屠られる。オーキスは恐怖を感じていた。

 

「姐さん駄目だよ。今は安静にした方が、、」

 

「デンファレ君は黙ってなさい」

 

「はい!」

 

思わず敬語になったデンファレ。勿論怒った顔ではないがオーラが違う。

 

「わかったわかった、、降りるよ」

 

座席を下ろしてクレアの前に出る。顔では冷静だが内面は相変わらずビビっていた。

 

「いい知らせと悪い知らせ、、どちらがいいですか?」

 

「じ、じゃあ悪い知らせで、、」

 

「オンシジュームちゃんに何かしたら、、神経麻痺だけじゃすまないわよ?」

 

「はい!」

 

「いいお知らせはねぇ、、」

 

オーキスの耳に小さく一言言って笑うクレア。オーキスは何も言えなかった。しかし直ぐに取り乱して周りから見て明らかに凄い事だという事が分かった。自分の顔を何回か叩いて確かめているほどだからでもある。

 

「は、、は⁈マジで⁈本当に⁈」

 

「本当だって!」

 

「ああ、、俺もなる日が来たか、、」

 

オーキスは色々な気持ちが錯乱している状態なので誰も聞く事は出来ない。なのでオンシジュームはクレア本人に聞く事にした。少し聞いただけで彼女はびっくりして声をあけだ。

 

「えええ⁈」

 

「ね?凄いでしょ?」

 

「おめでとうございます!」

 

オンシジュームはクレアに頭を下げる。しかし何故かデンファレを睨む。

 

「なんでデンファレ兄さんは知っていたの?まさか、、」

 

「やってない!そもそも僕がクレア姐さんと釣り合う訳が、、」

 

「そうよ。もし襲ってくるならばトリカブトの数十倍の毒を打ち込むわ」

 

恐怖しか感じない発言だがクレアがそれだけオーキスだけを旦那と認めている訳だ。オーキス以外が襲うようならば恐らく何ら躊躇いもなく相手を殺しにかかるだろう。とりあえず周りの人は全く理解していないようなのでクレアはカミングアウトする事にした。

 

「えー、、この度私クレア・シンフォニーは、、」

 

オーキス達以外が唾を飲み込み集中しきりE.Eとナナリーは特に聞き入っている。

 

「第一子を授かりました!」

 

続く!

 

 




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