コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いします!


ギアス卿団

ブリタニアの総督府内で一人椅子に座り動かないシュナイゼル。そこに入って来たのはオーキスだ。ヘリでジェレミアを降ろした後総督府まで飛んできたのだ。

 

「殿下。貴方の依頼について話があります」

 

「ほう、、それは一つ目のかい?」

 

「ええ。二つ目の計画についてはもう少し検討させていただきます。依頼のコーネリアは現在ギアス卿団が捕らえています」

 

「コーネリアが?」

 

「潜入任務にでも就かせたのですか?」

 

「ああ。丁度暇そうだったからね」

 

シュナイゼルは立ち上がり計画書を持ち出してオーキスに渡した。ギアス卿団の活動状況や予算の不自然な流れを見つけるために潜入させたらしい。公式にはユフィの死とギアスの破壊の為に行くと流されているが軍内で中佐の位置を変えられていない。そんな儀装情報を流しているのはシンフォニーだけだ。

 

「それと我が愛しの妹はどうしてるかね」

 

「しっかりしてますよ。殿下が思っている以上に」

 

「そうか、、」

 

その頃スカアハでは鎮静剤を打ち込み回収したシャーリーの精神状況と身体的影響を回復させる為に集中治療室に運び込まれあらゆる手を尽くして検査をしていた。E.Eによる異次元の検査機までも使用して精神状況を調査しているが成果が出ないのが現状だ。

 

「んー、、鎮静剤で大人しくしているからいいけど何がどうなってるのやら、、師匠なら分かるかもしれないのになぁ」

 

「師匠?」

 

「あ、クレアは知らないよね。私の師匠はギアス所持者だった。そのギアスは人を操ったり殺したりするものじゃないんだよね」

 

「と、言うと?」

 

「人の精神にダイブ出来るギアスを持っていたんだ。但し下手したら自分の精神ごと蝕んでいく事になるけど」

 

「それは、、欲しいものですね。師匠さんのお名前はなんて言うんですか?」

 

「名前は確か、、グラハム・リード。誰かと結婚してたんだよね。職業は軍人」

 

「へぇー」

 

シャーリーの精神を修復する為にはやはり真実を全て伝えるか精神にダイブするか通常の精神療法を行うしかない。今は暴れて余計混乱しないよう落ち着かせるのが優先事項だ。

 

「義姉さん。兄さんから連絡が来ているんだけど」

 

「デンファレ君。今は手を離せないって伝えて置いて」

 

「分かった」

 

デンファレはオーキスに旨を伝えると連絡をきった。操縦室に入るとオンシジュームは飴玉を舐めながら少し露出が多い服でずっとモニターを見ていた。

 

「オンシジューム、、その格好はやめてくれないか?」

 

「ん〜?デンファレ兄さん興奮してるの?」

 

「妹の露出で興奮したら終わりだと思ってる」

 

「ちっ、、」

 

「舌打ちしない。っていうか、、君は誰?」

 

「あらん?バレちゃった?」

 

「オンシジュームは確かに露出の多い服を着る事はあるさ。でもその服は下手したら全脱ぎになる。そんな事をする妹じゃない」

 

「流石はオーキス君の弟と言ったところね。そう!私はこの子に仮初めの身体として貸してもらっているブリタニアの皇妃。マリアンヌ様よん」

 

「今は目覚めないでほしかったな」

 

「なんでかしら?」

 

「オンシジュームは、、今相当怒っているから」

 

「え、、?」

 

マリアンヌの意識は少しずつ押されていきオンシジュームの本来の意識が戻ってくる。瞳が赤くかかっている状態から片目だけギアスを自力で解除してフラフラと立ち上がるとモニターを消して鏡代わりにするとオンシジュームはモニターに向かって話し始めた。

 

「我が心は一つ。何人たりとも我に踏み込む者を禁ずる!この場から消え去れ!」

 

「何故、、⁈何故ギアスを⁈」

 

「わた、、しは、、アンタなんかに、、渡さない。私は、、私だ!」

 

オンシジュームのギアス。それはとても微弱な力だが使い方次第ではオーキスすら凌駕するギアスである。デンファレとE.Eだけが知る唯一オーキスに勝てるであろう力。言葉を具現化し形にするギアス。それは自分の身体にも発動可能だが条件として対象を身体でもなんでも良いので見る必要がある。

 

「それでも私を消せないのよ。残念ね」

 

マリアンヌは最後にそう言い残して意識から消え去った。オンシジュームはその場に倒れて意識を失った。その頃ブリタニア総督府でオーキスはシュナイゼルが報酬として出してきた大金を現金で受け取り帰ろうとしていた。

 

「オーキス君。聞いてほしい事がある」

 

「何です?話があるならまだ聞きますが」

 

「最近、よく夢を見るのだよ。この先起こりそうな事柄をよく、、」

 

「仕事で疲れているのでは?」

 

「そうかも、、しれないな。今日はゆっくり休むとしよう。三つ目の依頼を頼んだよ」

 

「ええ。了解しました」

 

ブリタニア総督府から出たオーキスはカバンを忘れずに持ってヘリに乗り込んだ。燃料をブリタニアで補充した後ヘリポートから離陸しようとした時ある女性は此方に走って来た。丸眼鏡をかけブリタニアの科学者の服装をして手には可愛く飾ったラッピングが施された箱を持っている。

 

「おい。離れた方がいい。これから離陸に入る」

 

「待って下さい!コレを、、」

 

「ん?配達屋じゃないんだが」

 

「違います!コレをユーフェミア様に、、」

 

「分かった。必ず渡そう」

 

彼女はユフィへのプレゼントをオーキスに渡すとヘリから離れた。ヘリは離陸してブリタニア総督府を後にした。オーキスは無線をつけてスカアハに連絡をかけた。

 

「こちらG3656。ピークォード。スカアハ応答せよ。繰り返す。こちらピークォード応答せよ」

 

『こちらスカアハ管制官。ナヴィスだ。ピークォード何が起きた?』

 

「ナヴィス。俺だ俺」

 

『オーキスか、、ピークォードを積んでたな』

 

「ああ。新型のヘリだからな。ハインド型より使いやすい」

 

『まあハインド型を未だに使っていた本拠地もどうかと思ったがな、、』

 

「戦前の機体だしな」

 

『あなた!オンシジュームちゃんが、、』

 

『ああそうだった。オンシジュームが倒れた』

 

「あいつがか?分かった。すぐ帰る」

 

ピークォードのティルトローターのギアを最大まで上げてスカアハまで全速力で帰るオーキス。数分後スカアハの垂直離着陸専用甲板にピークォードを降下させオンシジュームの元へ走った。同時刻ルルーシュは自力でギアス卿団を見つけ出して逆探知を始めていた。ジェレミアに残されていた回線を逆用してV.Vの位置を特定するつもりだ。

 

「奴らの位置を特定するまでは攻撃をするな。合図をしたと同時に突入。残りはC.Cの指揮に従え」

 

『『了解!』』

 

そして地下にある基地ではV.Vがコーネリアを幽閉してある場所でコーネリアと話していた。

 

「コーネリア。僕は思うんだ。兄弟っていう関係は世界一美しいものなんだって」

 

「それがどうした?今更ユフィは戻らない」

 

「だからだよ。僕とシャルルの計画が成功すれば君の妹も帰ってくる。それまでは大人しくしていて欲しいな」

 

V.Vは歩いて牢獄から離れていく。しばらくしてV.Vが見えなくなるとコーネリアはKMF奪取用のカードキーを挿しこんで解析。牢獄の扉を開けて脱出した。

 

「どうやら偽装情報は未だ生きているようだな。ユフィは生きている。それでも奴はユフィが帰ってくると言った。まだ私が軍と関係を捨てユフィの仇を取ると思い込んでいる。まだ調べることは多い。バトレーが死んでいなければいいのだが、、」

 

コーネリアは足に隠していた無線機を取り出してステルス回線を開いた。途中で行われていたルルーシュの作戦を聞き出し近くの武器庫でアサルトライフルを拝借してバトレーの元へと走っていった。突撃部隊にいたC.CのKMF通信機にスカアハからの通信が来た。回線を開くと片手にジュースを持ちながら暇を持て余すE.Eがいた。

 

『やあC.C。元気ぃ?』

 

「今は作戦の途中でな。後にしてくれないか」

 

『別にC.Cを邪魔しようなんて思ってないよ。ただシュナイゼルが面白い力に目覚めた事だけ報告してあげようと思ってさぁ』

 

「面白い力?」

 

『ひと言で終わらせるからよーく聞いてね?シュナイゼルはニュータイプだよ。じゃね』

 

「は?おい!ちょっとま、、」

 

『C.C。作戦を開始しろ』

 

「、、、分かった」

 

ルルーシュからの命令でギアス卿団の基地に攻撃を始めた突撃部隊。沢山の研究者たちを排除していく中コーネリアは運良くバトレーを確保。近くにあった破損機体を改修してバトレーを乗せた。

 

「コーネリア様!ご無事でなによりです!」

 

「バトレー!話は後だ。脱出する!」

 

コーネリアが機体を駆り降ってくる瓦礫を避けながら出口に向かった。外に出るとそこには異様な姿をした機体が一機。ジークフリートだ。

 

「まさかジークフリートがいるとは、、」

 

「コーネリア様!ここは危険です!退避を!」

 

「奴を残して逃げるなどギアスの元凶を野放しにすることになる!」

 

機体を別の場所に移動させ全ての武器を連結させたコーネリア。そして上空ではV.Vのジークフリートとルルーシュの指揮する騎士団が戦闘を始めていた。

 

「V.V!その機体は我が忠義の為にある証!忠義を果たす相手がゼロ、、ルルーシュ様ならば私が真に仕えるべき主はマリアンヌ様ただ一人!」

 

「お前もその名を口にするか!ジェレミア!」

 

「貴様の呪われた身体!精神!このジェレミアがジークフリートごと斬り刻んでくれる!」

 

なんとジェレミアは足だけでKMFを操作してコックピットから出てきた。ジークフリートの攻撃を回避しながら機体を体当たりさせてジークフリートに乗り込んだ。

 

「ジェレミア!そんな身体で僕にかなうとでも⁈」

 

「私は生まれ変わった!V.V!貴様が思っている以上の力を私は手に入れたのだ!」

 

ジェレミアはジークフリートの特殊装甲を高周波ブレードで切断していく。近くにある武装を破壊して電磁石の応用装置により下部も切り刻んでいく。更に中心部に装備されたエナジーフィラーを斬撃モードで斬り刻み燃料を吸収。ジークフリートのコントロールを指揮する基盤があるコックピット近くを途轍もない速さで切断して砂漠の上に降りた。上空から不時着したあとジークフリートがジェレミアの後ろで爆発した。

 

「生体反応だと⁈V.V、、一体どうやって脱出した⁈逃がさん!」

 

ルルーシュの蜃気楼は近くの遺跡に進入してV.Vを発見した。だが彼が見て一番焦ったのはただ一つ。目の前にあるギアスの遺跡。思考エレベーターだ。

 

「神根島の思考エレベーターと同一物か⁈まずい!」

 

「戻れルルーシュ!」

 

遺跡内に入って来たのはC.C。蜃気楼を吹き飛ばして意識を送らないようにした。蜃気楼は近くに不時着してルルーシュはコックピットから出た。近くにV.Vの遺体はなくC.Cの機体も蜃気楼の真横に降下してきた。

 

「危なかったな」

 

「ああ。まさかまだあるとは、、」

 

同時刻ブリタニア実験場では強力な爆発を起こすフレイヤの実験に成功。試験的にランスロットに積み込まれていく最中だ。シュナイゼルはスカアハへ連絡をとり依頼の最終確認を行った。

 

「オーキス君。これで大丈夫だ。フレイヤは開発された。これで皇帝陛下の気を引ける」

 

『分かりました。では、、その設計で開発を進めます。納期は最短一ヶ月になります。それでは』

 

スカアハと通信をきりシュナイゼルは部下に自分の新機体にはフレイヤを搭載しないよう連絡すると臣下に皇帝の研究についての報告レポートを渡して焼却するよう命じた。

 

「これで皇帝の逃げ道は封じた。後はルルーシュと私次第だな」

 

「よろしかったのですか?この設計書を見る限りではフロートユニットを搭載していない旧式に見えるのですが、、」

 

「既に結果は見ている。問題はないよ」

 

「はあ、、」

 

「さて、、HI-νG-HWSとやらがいつ来るか。楽しみだ」

 

続く!




オマケ
シュナイゼル専用機体 HI-νガンダムHWS(シュナイゼル仕様)

皇帝陛下親衛隊を迎え撃つ為にE.Eが示した設計書の中で最も迎撃に向く機体でオーキスがシュナイゼルに提示した結果見事に開発までこぎつけた機体。νガンダムの完成系でフィン・ファンネルを複数持つサイコフレーム搭載機体。ルルーシュなどと違い高速演算は出来ないが代わりに第六感を持ち鋭い考えを持っているシュナイゼル仕様になっており取り外し可能なHWS(ヘビー・ウェポン・システム)を追加装甲としてつけている。
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