コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will   作:ラムネ便

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まずは20年後から。次に25年後を書いていきます!


Children in succession to will 編
意志を継ぎし子供達


20年後、トウキョウの巨大クレーターはルルーシュの作っておいた計画書と支援金によりナナリーの命令のもとで駐車場から近未来都市として地下にはジオフロントが建設された。近くにあるアッシュフォード学園の一部は修復され昔より綺麗になっている。そんな学園では馬鹿騒ぎする男子高校生が三人いた。名前はレックス、ラファーエット、アーサーの三人。その姿はかつての三人を彷彿させるものだ。

 

「ラファーエット。レックス。学園生活で大切な物はなんだと思う?」

 

「学園祭じゃね」

 

「生徒会だろ。親父は色々やったらしいし」

 

「違う!如何にしてモテるかだ!放課後の教室だからこそ話せるがラファーエット!お前は魔王ルルーシュの息子!レックス!お前はシンフォニー傭兵師団当主オーキスの息子!そして俺は!」

 

「・・・ヤンデレ気味な妹を持つ枢木スザクの息子か?」

 

「なんであんな妹が出来たか知りたいぐらいだな。いくら俺のヴァルキリーでもそこまでヤバくないぞ」

 

「なんでか知りたいのは俺の方だ!母さんのようにあそこまで素晴らしい容姿と能力を持っていながら何故ヤンデレに・・・」

 

「安心しろ。いざという時は俺の弟差し出す」

 

「ジョセフを?」

 

「ああ・・・そういや一目惚れしたとか頻りに家で言ってたな。もうブリタニアとか関係ないから本当にくれないか?」

 

「あとで釣ってくるわ」

 

どうでもいいことを話す三人だがルルーシュ達も別の出会いをしていればこうなっていたのだろう。戦争など気にせずただゆっくりと平和な世界で生きる。何も考えずとも明日が来る。そんな日々があの頃いつまでも続いていたらどれだけ良かっただろうか。スザクはそんな事を考えながらゼロの衣装をクリーニングに出して洗濯物を乾かしていた。あれから猫のアーサーはユフィの膝の上で他界。次の日に彼女が身籠ったことを考えるとアーサーの名前が相応しいと考えた二人により彼の名前はアーサーになった。

 

「ユフィ。洗濯物まだある?」

 

「もう無いですよ。お茶でも飲みましょう。アルテミス!」

 

「えー・・・私MG42の分解清掃やりたいんだけど。WW2時代の払い下げアサルトライフルをヴァルキリーからようやく手に入れたのにー」

 

「そんな事はあと!早くお父さんにコーヒーでも作ってきなさい。いつもの戸棚に入ってるから」

 

「はぁーい」

 

戸棚でインスタントコーヒーを出して作っているのはアーサーの妹アルテミス。巨大な屋敷に住んでいるので部屋も広く中でも彼女が使っている二部屋の内一部屋は全て旧式のライフルが飾られている。実弾はないが昔ながらのM1ガーランドやM16A1。新型の普及で隠れた名作と呼ばれた日本の89式などスザクが発掘してきたものから友人から貰ったものが沢山ある。コーヒーを三人分作り終わったところでフロート・バイクの止まる音が玄関前でした。アルテミスが扉を開けるとそこにはアッシュフォード学園の制服を来た金髪の女子がいた。

 

「頼まれてたやつ持ってきたよ。でも拳銃は保存状態悪いから部品変えないとあんまり良くないかも」

 

「大丈夫大丈夫!また自作するから」

 

金髪の女子はシンフォニーの次期当主候補とされる長女。ヴァルキリー・シンフォニーだ。特別外見で目立つ特徴がある訳ではないがアルテミスとは旧知の間でクレー射撃仲間であり彼女に旧式の銃を渡している。エングレーブを掘ってある銃のみを渡し他の銃は処分しており危険ではないような生産されていないコレクションを増やす為にアルテミスに協力している。

 

「へぇーコルトのSAAかぁ。初期のブリタニアで生産されたピースメーカー。リロードが一番面倒な奴だね」

 

「振り出し式なんて存在しない時代だから仕方ないわよ。それとコレ!貴方が一番欲しかった奴をこっちで仕入れて組み上げてきたわ」

 

「とうとう来たのね!私の一番好きなレバーアクション式ライフル!ウィンチェスター!」

 

「レバーアクションはシンフォニーのブリタニア支部の倉庫でバラバラの状態のを見つけたのよ。エングレーブ付きでレバーアクションも出来るわ。実弾は・・・あったかしら」

 

「もう無いんじゃない?あっても銃が古いから本体が保てないわよ」

 

「それもそうね。私はこれで帰るわ」

 

「いいの?」

 

「ええ。遅くに帰って母さんに絞られるのは嫌いだし銃の清掃は貴方が一番得意でしょ?」

 

「うん。じゃあね」

 

フロート・バイクに荷物を乗せるとシンフォニーの基地まで帰っていくヴァルキリー。アルテミスは台所に戻るとコーヒーを居間の机にまで持っていく。席に着くといつの間にか横には彼女の一番嫌いな人がいた。その顔は老けてなお威厳を保っておりKMFの技術は至って衰えていない。彼こそアルテミスとアーサーの教育係となったギルフォードだ。

 

「アルテミス様。銃の清掃もいいのですがやる事はやって貰わなければ困ります」

 

「ギルフォードは固いなぁ。大丈夫よ。宿題は終わらせてあるし予習も済ませたんだから」

 

「そちらは問題ありません。私が言っているのはKMFの操縦訓練です。アルテミス様のクレー射撃の腕前は知っていますが訓練用KMFで当てられなくては意味がありません」

 

「訓練用なんか使わなくても私には黒金おじさんから誕生日プレゼントで貰ったのがあるからいいもん!」

 

「アルテミス?」

 

「あ、ヤバ」

 

「その誕生日プレゼントとは何なんだい?父さんに言いなさい」

 

「・・・シィ」

 

「ん?聞こえるように言いなさい」

 

「バンシィ」

 

「あーバンシィか。は?バンシィ⁈」

 

アルテミスが言っているバンシィとはまだオーキス達がスカアハでブリタニアと戦っていた頃にシンフォニーの隊員である黒金の愛機であったMS。KMFというのに値するかは無しとして考えてもバンシィに搭載されたNT-Dをアルテミスが使いこなせるかどうかは未知数だ。何故黒金が愛機であるはずのバンシィを手放したのか?その理由は至極単純。単に老体のせいでバンシィに身体が追いつかなくなったからだ。誰にも使われず格納庫の肥やしになるくらいならばとアルテミスに所有権を譲りシンフォニーの専用整備施設にて現在も動けるよう整備中である。ユニコーンもバンシィと同じ場所で整備を受けている。

 

「確かに黒金さんは老体だ。だがアルテミス。バンシィは母さんのユニコーンより機体性能は上。付属武器こそ少ないがその加速は並の人間では耐えるのは不可能。返してきなさい」

 

「枢木卿。お言葉ですが・・・アルテミス様の耐G体質は知っているはずです。液体式耐Gスーツを着て訓練した熟練パイロットが10Gのところを彼女は何も着用せずに11Gを耐え切ることが出来ます。それも数分以上。もはやバンシィなど軽いのでは」

 

「だが彼女を戦いに出したくない。確かに今もブリタニアの爪痕は残っているが・・・」

 

「だからこそのバンシィでしょう。自衛の為なら所持していても問題は無いはずです」

 

「・・・アルテミス!バンシィを使うなら気をつけて使いなさい」

 

結果的にアルテミスはバンシィに乗る事を許された。この後シンフォニーの基地まで向かった彼女は黒金から起動キーを受け取りVR操縦訓練を受けた。NT-DをタキセがOSの書き換えてアルテミスに設定。バンシィはアルテミスの物となった。敷地内だけをバンシィで飛び回り模擬弾を的に当てたりと喜んでいる。バンシィの整備をしていた整備員達は黒金の全盛期を彷彿とさせるものだとして写真や動画を撮り始めた。彼らにとって最高の整備をした機体が飛びまわるのは素晴らしい事だ。誰も扱えない機体という訳ではないが最大限に引き出せる新しいパイロットがいるだけで報われるというもの。彼女を嫌うものなど一人もいない。

 

『そろそろ降りなさい。バンシィのエネルギーは大して入れてないんだから』

 

「え?エネルギーないの?もっとやりたかったなぁ」

 

仕方なくバンシィを所定の位置に戻してコックピットからでると整備員達が群がってきた。敬礼をしてアルテミスに乗り心地を聞いたところ加速度の滑らかさが少ない。マスコンが硬すぎるなど幾つかの問題点を聞いて早速カスタマイズを始めアルテミスは帰る前にある所へ向かった。そこはシンフォニー兄妹の家。父となったオーキスの住んでいたマンションは事件後住居人は全て退去させられ封鎖されていた。しかし買取ってから綺麗にしたり事件後の部屋に三人で供養したりして現在一番最上階は六部屋分兄妹の部屋となっている。もちろんだが流石に事件が起きた部屋には誰も入れていない。アルテミスはマンションに入りエレベーターで最上階まで上がると806号室のドアノブを回して入った。

 

「ジョセフー!」

 

「アルテミス⁈なんでまた来たんだよ?明日も学校で会えるだろ?」

 

「やっぱりジョセフの布団はジョセフの匂いが・・・たまらないぃぃぃ!」

 

「暴れるなって!布団がめちゃくちゃになる!」

 

学生服のままで暴れていたアルテミスはジョセフに取り押さえらたものの上手く体術を使い股がる形になった。部屋に二人きりでジョセフに股がるアルテミス。この状況では何が起こるか分からない訳がないジョセフだった。彼はどちらかというと例え付き合っている女子が上になっていても理性が保つ方だ。しかしアルテミスはというと漫画や18禁ゲーム、そして彼氏であるジョセフの部屋という好条件のせいで理性が崩壊するのは時間の問題だ。そしてそこに転がり込んできたのは面倒極まりない状況だった。ジョセフの部屋に来たのはゲームを借りに来た妹達。下からレイ、ローズ、エクスの三人。全員ジョセフを見るとローズがレイの目を塞いで部屋から出て行った。

 

「ジョセフ兄さん。ゴムはしてね」

 

というとエクスもスポットライトがない瞳で出て行った。ジョセフは冷や汗を流し急いで起き上がろうとするがアルテミスが阻止。引き剝がそうとする彼をじっと見つめる。しかし阻止しようとする腕はより強くなっていき最早脱出不可能。かと思われたが一瞬でジョセフは消えてしまう。彼は妹達の部屋に移動したのだ。

 

「あ、ジョセフお兄ちゃん」

 

「あれは間違いだ!あいつが暴れるからとりおさえたらアルテミスが抵抗してきただけで決して」

 

「兄さんスタープラチナで逃げてきたでしょ。私は父さんと同じワールド持ってるから同じ時間が停止した状態でも動けるんだよ」

 

「ローズがワールド使ってるくらい知ってるわい!そのくらい力が強いんだよ!」

 

「もういっその事くっついた方がいいでしょ。兄さんとアルテミスさんは結婚しててもおかしくないって」

 

「お兄ちゃん結婚するの⁈」

 

「違うのレイ。今のはエクス姉さんのジョーク。まあ結婚しても問題ないとは思うけど」

 

結局部屋に戻ったジョセフは再びアルテミスに襲われかけたものの今度は抵抗。上側についたかと思われたが彼女の身体が少しずれたせいで漫画にしか展開しないであろうラッキースケベが発動。ショックで身体が麻痺したジョセフは頭も眼前もブラックアウト。この後レックス達が入ってきてアーサーにこれからアルテミスをよろしくと握手された。ラファーエットの異母兄妹である優香も呼ばれその夜は豪華なレックスの手料理が並んだのであった。その頃オーキスは別に作られていた日本庭園の縁側で熱燗を黒金とだけで呑んでいた。

 

「あれから20年・・・最初は戦って後は六児の父親としてやって来たわけだが充実した人生だな」

 

「お前さん方は適応進化とやらで半永久的に生き続けてしまうのだろう?人生はまだまだ長い」

 

「黒金さんも老けたな」

 

「アンタが若すぎるだけさ」

 

「・・・月が綺麗だ。星屑も輝いてらぁ」

 

「ああ・・・」

 

続く!

 

 

 




オーキス・シンフォニー (20年後)
六児の父親の役割を果たすまであと少しとなったオーキス。エクストリームガンダムを今も愛用しており適応進化薬を開発したことにより妻のクレアも半永久的に生き続けている。そもそもコードなど必要ない彼はコードを誰かに渡すまで所持。保管している。老いることはないが精神年齢は既に45歳を過ぎており20歳くらいの姿。
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