コードギアス反逆のルルーシュ Children in succession to will 作:ラムネ便
「…ようやく来たね。ギアスに選ばれた人が」
「V.V。もう終わりなんだ。終わりにしよう。アーカーシャの剣はもうない。E.Eが空間ごと全て消去した。何もないのになぜ戦うんだ」
「C.C。僕はね。理想の為に戦ってきた。不老の呪いに身をやつしてまで。でも全ては無意味と化した。意味もなくなってギアス饗団はサンズオブパトリオットとして活動を始めた。僕は…死に場所が欲しかった。シャルルもいない。何もない。道具もない。だから、君達が羨ましかった。創ることができないなら別の何かを破壊するしかない。そう言うものさ」
V.Vの目には何もない。虚空だけが彼の目に浮かんでいた。何も手に入れられず、ただ不老の身を引きずって生き続ける亡者そのものだ。
「それに…今の僕ならまだ君達にお礼くらいはできそうだからね」
「礼だと?」
V.Vは謎の薬品が入ったシリンダーを自分に突き刺して注入。そのまま苦しそうにへたり込み、その場で倒れる。
「さあ…受け取るがいい…せめてもの報いだ!ギアス契約が無くても、僕には…身体が…コードが…!」
瞬間、コーネリア含む特殊部隊ごとギアスの結界が広がって神根島を飲み込んだ。そして、ルルーシュ達の目前には破壊したはずのアーカーシャの剣が、今にも接続されそうな勢いで伸びていくのが見えた。
「そんな…!また…!」
「V.V…お前はそこまでして…!」
「なら俺がもう一度集合無意識に」
「無駄だルルーシュ…やられた。私たちは完全にやられたんだ。お前のギアスは…『一度しか効果がない』」
「C.C…」
「ふむ。集合無意識か。なるほど。これが亡き皇帝陛下が夜中シコシコ作っていたというアーカーシャの剣とやらか」
「何を悠長に構えてるコーネリア⁈世界が変わるかもしれないんだぞ⁈」
「ルルーシュ。何か勘違いしていないか?お前は1人じゃない。前回は集合無意識とやらにお前一人で語りかけることにより崩壊を防いだのだろう。なら人数がいればいい。思いは強くなる。そうだろう?『不可能を可能にする男』よ」
ルルーシュはただ一人佇んでいた。そう今回はスザクはいないが代わりに仲間達がいる。そして自分の子ども達が待っている。子供達の為に、次の世代に託す為に、この世界はなんとしても維持しなければならない。
「そうだな。俺は不可能を可能にする男。ゼロ。皇帝の後始末だ。手伝ってもらうぞ。ギアス持ち諸君」
「いいとも!全て終わらせてやる!」
「この世界を破滅させたくないからな」
「さあ。仕事を終わらせようぜ」
この後、神根島は忽然と姿を消してあらゆるエネルギー活動は観測されなくなった。こうして俺達の長きに渡るギアスの束縛は消え去った。
だが集合無意識は俺達が消えることを、そしてギアスを消すことを望まなかったらしい。コードは消えたがギアスという異能は残った。俺達はまだ見届けなければならないらしい。カレンとの娘が、シャーリーとの息子が、スザクとユフィの子供が、そしてシンフォニーの子供達が産み出す未来の世界を。そうして老いて死んでいくことが俺達の役割であると。
不老も不死もなくなった。ここは静かになった。もう…魔王も姫もいらない。
《オーキス!お前の言ってた通りだ!俺の身体も能力も元通りになってる!》
《言っただろ。で…またこっちに来るのか?こっちに来ても弱くなるだけだぞ》
《ん、いや…強い能力がない身体も悪くないなって思ってさ》
《また来ればいいさ。いつでも俺達は歓迎する。ああ!それと遂にうちの企業が宇宙に進出したんだ。これからは宇宙の時代だぜ》
《おお!遂にやったか!こっちもいつか宇宙に上がってやるからな!待ってろよ!》
END
いや、まあ3年間放置してすんませんでした。言い訳としては社会人になってしまい、それによる暇の無さが主です。
これからは書かない…訳ではありませんが、趣味でなろうにも投稿しています。ラムネ便で検索すると出てくるかも…?ただ、こちらも暇がなくて不定期になっています。そこはあしからず…。
ではまた、別の作品で会いましょう。
ps rainさん。キシ君の長期間の貸し出しに感謝を表します。本当にありがとうございました。