ソードアートオンライン~三刀流の使い手~   作:月球儀

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タイトルが適当になってきた気が・・・





六刀 挫けるなソウ! まだ終わったわけじゃない

《軍の大部隊を全滅させた悪魔》

《それを撃破した二刀流使いの五十連撃!と三刀流の剣技》

 

 

 

「引っ越してやる・・・すっげえ田舎フロアに・・・絶対に見つからないとこに」

 

「まあまあ、あれだけ派手にやればねえ」

 

「なんでそんなに落ち着いてられるんだよ。お前のねぐらにもたくさん人が押し掛けたんだろ?

 おかげで転移結晶を使う羽目になった・・・」

 

「そんなこと、簡単に予想できるだろ?

 だから、昨日は野宿した!」

 

 

キリトは深いため息をつきながら、エギルの店の二階の机に突っ伏している。

ソウはその横に奇妙な風味のお茶を啜っている。

 

 

「一度くらいは有名人になってみるもんさ。

 どうだいっそのこと講演会でも・・・」

 

「するか!!」

 

 

ソウがピーンと豆電球を光らせて、キリトを突っついてから

目を袖で覆い、ウソ泣き風に

 

 

「そうか、エギルはそんな儲けを考えていたのか・・・」

 

 

キリトは察したらしく、それに乗ってくる。

 

 

「エギルの店は安く仕入れて安く売るのがモットーだもんな・・・」

 

「お、おい。どうしたん・・・だ・・・?」

 

 

流石にエギルも察したらしい。

ソウとキリトは声をそろえて、エギルの心にとどめを刺した。

 

 

「「俺たちの剣は、そんなに安物なんだな・・・グスン」」

 

「ウオオオオオ、俺が悪かった。許せええええ!」

 

 

してやったりと親指を立てるソウとキリト。

そこに勢いよく扉が開かれた。

顔を蒼白にしたアスナが飛び込んでくる。

 

 

「どうしようキリト君・・・」

 

 

アスナの話はこうだ。

 アスナのギルド一時脱退を認めさすにはキリトとソウと立ち合いたい

という条件を出してきたらしい。

 

 

「は?なんで俺まで?」

 

「わ、わかんないけど、なんか、ごめん

 一生懸命説得したけど・・・」

 

「でも、珍しいな、あの男が・・・」

 

「ま、呼ばれたからにはしょうがない。行ってくっか」

 

 

 

五十五層 グランザム 血盟騎士団ギルド本部前

 

 

「でけぇ、いつまでたっても見慣れねえ・・・」

 

「でも、ここは寒くて嫌い・・・」

 

 

たぶんここは、寒いグラウンド、からきているのだろう。・・・うん

冗談を含めた会話は無表情な鋼鉄の扉を前に止んだ。

 

 

「ここか・・・?」

 

「うん・・・」

 

 

アスナは意を決して扉を開ける。

ヒースクリフの机の前まで行くと一礼して

 

 

「お別れのあいさつに来ました」

 

 

最初っからぶっ飛ばすなーと心の中でツッコむソウ。

 

 

「まあ、そんなに急がなくてもいいだろう。

 彼らと話をさせてくれないか。」

 

 

ヒースクリフはキリトを見据えた。

 

 

「君とボス攻略以外で会うのは久しぶりだね。キリト君」

 

「はい、そうですね。」

 

「六十七層の時だったかな。トップギルドと言われてはいるものの

 戦力は常にギリギリだよ。なのに君たちは我々の貴重な主力プレイヤーを

 引き抜こうとしている。」

 

 

ん?君たち(・・)?いやきっと空耳だ。うん

 

 

「ほしければ、剣で、《二刀流》と《三刀流》で奪いたまえ」

 

 

聞き間違いではなかった・・・

「ちょっと待ってくれ団長さん。キリトとアスナの問題に俺は関係ないじゃん!」

 

「アスナ君の話には君の名前も出ていたが?違うのかい?」

 

 

アスナ・・・お前の説明にはちょっと言葉が足りなかったみたいだな・・・

と、恨めし気に見ると両手を合わしているアスナの姿が見えた。

 

 

 

ソウはグランザムの闘技場の控室にいる。

今はキリトと決闘しているはずだ。

気になる点がいくつかあるがそれは置いておいてソウの出番が

来るまで待っていた。

 

 

気になる点の一つ解決・・・

 

 

「ソウ君すまないね。こんなことになってるとは知らなかったんだ」

 

 

沢山のギャラリーたち、妙に騒がしいと思っていたのだ・・・

 

 

「おたくの人はしっかりとしてるんですね」

 

 

そう言い、俺は刀を抜いた。

ヒースクリフも剣を抜き、盾を構える。

 

 

【DUEL】の文字が閃くと同時にソウは攻撃を仕掛ける。

 

『鬼斬り!』

 

ソウの技はしっかりと構えられた盾に防がれる。

 

 

「マジか、結構自慢の技なんだけどな・・・」

 

 

ヒースクリフは少し微笑むと、盾を構えて突撃してくる。

盾で右手が見えないが奴は突き技が多い。ソウは右に回避したが

ヒースクリフは盾自体を水平に構え、気合と共に放ってきた。

 

ソウは息をのみ、刀をクロスに構え、盾の軌道を反らす。

 

 

「キリト君でも反らすことはできなかったんだがね」

 

「この野郎、盾も攻撃判定ありかよ」

 

 

ソウは静かに息をして、二本の刀を平行に構える。

 

『二刀流 弐斬り』

 

『閃』

 

『登楼』

 

『応登楼』

 

平行に構えたまま、横斬り。続いて下から斬り上げ、そのまま斬り振り下げた。

ヒースクリフは十字盾で、防いだ。

 

 

「とても、システムなしの技とは思えないな」

 

「そっちも堅すぎるだろ」

 

 

そのあとも両者の戦いは終わらなかった。

ソウが手数を増やしても盾で防がれる。

一度下がり、二本の刀の柄を合わせて、風車のように回し始めた。

 

「まだ、技があるのか。全く君は恐ろしい人だね」

 

「俺の最後の抗いってやつだな。俺は負けない」

 

 

『三刀流 奥義』

 

『三・千・世・界!』

 

ヒースクリフの盾が弾きそうになる。

いける!と思った瞬間、今までとは比べ物にならないくらいの力で

押し返される。そうして、そのまま両手の刀を弾き飛ばされ

ヒースクリフの単発突きで、デュエルは終了した。

 

ヒースクリフは、険しい顔を見せ、一瞥して悠々と去って行った。

ソウはそのまま立ちつくしている。

そして、ゆっくりと動き出し、刀を拾い鞘に納め、ゆらゆらと闘技場から出ていった。

 

キリトとアスナが追いかけ、崖の上でソウを発見した。

ソウはゆっくりと振り向き、だれなのか確認するとまた遠くを眺めた。

そして、ポツリポツリと話し出す。

 

 

「三刀流が納得のいくものになって俺は最強になれたと思っていたよ。

 システムなしじゃここまでが限界なんだろうなって今日の戦いで分かったよ

 スキルを磨こうって本気で思った。」

 

「ふざけるな!!」

 

 

キリトはソウの胸倉をつかんで、叫んだ。

アスナは突然のことで体をビクッとさせた。

 

 

「おれは、初めてお前の剣技を見て、震え上がったよ。

 ここには、もっとすごい奴がいるって。

 だから俺は、お前に追いつきたいと思ったし、追い抜きたいと思った。

 なのにお前はたった一回の負けで三刀流を捨て・・・」

 

「捨てられるわけがないだろう!」

 

 

キリトはソウから手を離した。

 

 

「思ったのは一瞬だけだったよ。だから、今日は負けてしまったのかもな

 自分自身がこれをどこか信じていなかった部分があったのかもな」

 

 

意志に燃えた碧眼の目がキリトを正面から見る。

 

 

「俺は、もう二度と負けない。誰が何と言おうと三刀流で

 この世界の最強になってやる!」

 

 

キリトはニッと笑ってソウと拳を当てる。

 

 

「そう簡単に最強にならせてたまるか。

 この俺が最強になってやる!」

 

 

アスナは後ろに手を組み、二人を見て微笑んでいる。

 

二人は日が暮れるまで肩を組み合っていた。 

 

 

 

 





さあソウはどこまで強くなっていくのでしょう!

作者自身も楽しみです。


(ふふふ、どこまで強くしてやろうか・・・ふふふ)

ではまた!
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