記憶の片隅で   作:to110

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さぁ!ここでクイズです!明らかに足りなくなったものがあります。それはなーんだ?
テンションがもはやおかしい筆者がおくる長編シリーズ第12話、では、どうぞ。


第12章 彼は自分の変化を受け入れる。

っと、着替えを済まして俺と雪乃は雪ノ下さんの元へ。というわけではなく、ひとまず雪乃の自宅へ行くとのこと。雪乃曰く、

 

 

雪乃「姉さんなら部屋にいるわ。これは私の勘なのだけれど、いるわ」

 

 

とのこと。

 

 

んで、雪乃の家のインターホンを鳴らす。

 

 

「ひゃっはろー」

 

 

なんでいるんだよ、あんた。

 

 

雪乃「姉さん、家に入れなさい」

 

 

陽乃「も〜しょ〜がないな〜」

 

 

雪乃「八幡君、行くわよ」

 

 

八幡「お、おう」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

陽乃「雪っ乃ちゃん〜」ギュッ

 

 

雪乃「姉さん、暑いから離れて」

 

 

陽乃「雪乃ちゃん、記憶の方はどうなったのかな?」

 

 

雪乃「問題なく戻ったわ」

 

 

八幡「妹さんを怪我させてすみませんでした。今更ですが」

 

 

陽乃「気にしなくていいよ〜。

それで、君たちは遂に付き合いだしたのかな?」ホレホレー

 

 

雪乃「ええ、そうよ」

 

 

陽乃「え⁉︎」

 

 

雪乃「どうしたのよ」

 

 

陽乃「えっ、あ、ううん。なんでもないよ〜。そっか〜付き合い…だした…のか……………………

うん。おめでとう!あ、じゃあ私はこれで!鍵は返すよ。じゃあね〜」バタバタ

 

 

雪乃「相変わらずね、姉さんは………」

 

 

八幡「ああ、そう…だな…」

 

 

雪乃「八幡君?どうしたの?」

 

 

八幡「いや、なんでもない」

 

 

雪乃「八幡君、その………」

 

 

八幡「どした?」

 

 

雪乃「お腹が空いたから、ご飯食べない?」ギュッ

 

 

八幡「ん?あぁ、そういえばまだ食べてなかったな。俺も腹減ったし」

 

 

雪乃「そ、それじゃあつ、作って、くるわね」

 

 

めっちゃめちゃ笑顔でキッチンに向かっていった雪乃。雪乃は気づかなかったのか?雪ノ下さんが、目を赤めていたことに。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

雪乃「どうぞ召し上がれっ」

 

 

八幡「じゃ、いただくわ」

 

 

雪乃「ど、どう?」

 

 

八幡「………うめぇ。これ朝飯で食べていいやつなの?めっちゃうまいんだけど」

 

 

雪乃「そ、そう………あ、ありがとう………」///

 

 

八幡「あと数年経ったら毎日こういう生活になるんだな。楽しみだな」ボソッ

 

 

声に出すつもりはなかったし、出そうともしていなかったのだが、出てしまった。その証拠に

 

 

雪乃「」ボンッ

 

 

ということが起きている。

 

 

雪乃「あ、あなたって、専業主夫に、なりたかったんじゃ、ないの?」

 

 

八幡「え?あぁまぁそうなんだが、おそらく雪ノ下家がそんなやつと結婚なんてさせないだろ?」

 

 

雪乃「結婚………」 プシュー

 

 

八幡「あ。しまった」

 

 

雪乃「」ポワポワ

 

 

やってしまった。まぁひとまずベッドに運ぶか。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

八幡「」ナデナデ

 

 

雪乃「ぅ………ぅん………んん!ぅん………ぁっ………」

 

 

だからなんなんだよその声は!襲えって?そういうことか?あ、でも今俺と雪乃は付き合ってるわけで、襲ってもなんの問題もないじゃないか。っとやばいやばい。変な方向に考えがいってしまう。

 

 

八幡「」ナデナデ

 

 

雪乃「ん………あら?八幡君?」

 

 

八幡「やっと目覚ましたか」

 

 

撫ではやめた。いやだってまたボンッの プシューのポワポワが始まりそうだもん。

 

 

雪乃「全然慣れないわね」

 

 

八幡「まったくだ」

 

 

雪乃「八幡君に、いいようにされてると思うと………その………」モジモジ

 

 

八幡「おいなんだ。その誤解を生む言いようは」

 

 

雪乃「あら?誤解じゃなくなる日はいつ来るのかしら?」

 

 

八幡「な⁉︎………あ、いや………それは………」///

 

 

雪乃「まだ、なのよね?」

 

 

八幡「そ、そうだ。ま、まだ、だ」

 

 

雪乃「そう………」

 

 

雪乃はほんのり嬉しそうに、そして寂しそうに、そう言った。

 

 

八幡「ああそうだ雪乃?」

 

 

雪乃「なにかしら?八幡君」

 

 

八幡「お前寝言でどんなこと言ってるかしってるか?」

 

 

雪乃「知ってるわけないじゃない」

 

 

八幡「これをお聞きたまへ」

 

 

そうして取り出した携帯。さっき録音しておいたのさ。

 

 

「ぅ………ぅん………んん!ぅん………ぁっ………」

 

 

これを聞いた雪乃はというと、

 

 

雪乃「な………ぁ………」カァァァ

 

 

という感じだ。見てて楽しい。もうね、顔真っ赤にして恥じらって、可愛いんだよ。なるほど、世のリア充どもがイチャコライチャコラしてる理由がわかった。そりゃあそうなるわ。仕方ないな。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

という感じに雪乃をいじって、時間を過ごす。あのね、すごい楽しい。

 

 

八幡「あぁ、それはそうと、月曜からは学校来るのか?」

 

 

雪乃「ええもちろん行くつもりだけれど。なんなの?いくらあなたの独占欲が強いからって私を家から出さないなんて言わないわよね?」

 

 

八幡「さすがにそこまでは言わない」

 

 

雪乃「じゃあなんなのかしら?」

 

 

八幡「お前、由比ヶ浜と話せるか?」

 

 

雪乃「⁉︎

…………………」

 

 

八幡「話せないならお前はーーーーーーー」

 

 

雪乃「話すわよ。私が、私から」

 

 

八幡「だが………」

 

 

雪乃「大丈夫よ。あなたは心配しすぎよ」ニコッ

 

 

八幡「ふっ、そうだな。じゃあよろしく頼む」

 

 

雪乃「ええ。

それからこの後なのだけれど………」

 

 

八幡「この後がどうした?」

 

 

雪乃「少し、お買い物をしないかしら?」

 

 

八幡「ああ、別にそのくらい付き合ってやるぞ」

 

 

雪乃「せっかくのデートなのだから少しは雰囲気出しなさいよ………」ボソッ

 

 

八幡「ま、初デートだしな。多少気合入れるか」

 

 

雪乃「え?聞こえてたの?」

 

 

八幡「なにが?」

 

 

雪乃「あ、いいえ。なんでもないわ」///

 

 

八幡「んで、なに買うんだ?」

 

 

雪乃「服よ。私のと、あなたのを」

 

 

八幡「なぜ俺の?」

 

 

雪乃「私と付き合うのだからそれ相応の格好をしてもらわなければ困るもの」

 

 

八幡「さいで」

 

 

雪乃「ほらっ、行くわよ」グイッ

 

 

八幡「引っ張らんでも行くから」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

雪乃「っ……………!……………」

 

 

八幡「っ……………!……………」

 

 

俺と雪乃がなにをしているかというと、手を繋ごうとしているわけだ。でも、手が当たった瞬間に話してしまうのだ。そう、当たった瞬間に、だ。繋げる繋げない以前の話だ。で、場所はただの道だ。さすがにこんな奇妙なこと、デパートの中ではできない。

 

 

雪乃「八幡君、彼氏が普通彼女をリードするのよ?」

 

 

まさしくそのとおりなのだが、こちらにはこちらの言い分がある。

 

 

八幡「こういうことは彼女が率先して行うものだろ?」

 

 

くだらない言い分である。いやでも仕方ないじゃん。今まで彼女なんていたことなかったし、ましてや手を繋ぐことなんてなかったわけでさ。ということを雪乃も思ってんだろうなー。

 

 

雪乃「もう!」プクー

八幡「ぐぬぬ………」

 

 

雪乃「仕方ないから私がやってあげるわ!」

 

 

そう言い、俺の手を握る。だが、雪乃はすぐに手を離す。

 

 

雪乃「わ、私たちには、まだ早いのかもしれない、わね………」///

 

 

八幡「そ、そうだな………」///

 

 

やばいなー俺超情けない。でも仕方ないじゃん。あ、このネタはもういいって?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

んで、デパートに着いたわけだが、

 

 

八幡「こ、混んでるな。さすがに」

 

 

雪乃「そ、そうね」

 

 

八幡「まぁ行くか」ニギッ

 

 

雪乃「えっ?」///

 

 

どうだ!見たか!俺だってやればできるんだぞ!ふっふっふ、さりげなく雪乃の左手を握ってリードする。でもあれだな、これかなり精神が疲れる。




今回はここまで。ありがとうございました。
さて、前書きのクイズはわかりましたかな?
もうね、題名にネタがなくなりました。よって、これからはなんかわけのわからないような題名になりかねないので、ご了承ください。
これからも、よろしくお願いします。

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