記憶の片隅で   作:to110

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前書きに書けるネタが尽きたので必要なことだけをこれから書いていきます。
考査週間にまともに勉強できないことが判明した筆者がおくる長編シリーズ第16話、では、どうぞ。


第16章 すれ違いに気づかないからこそそれはすれ違いとして成立する。

翌日、学校ではない。今日は祝日なのだ。が、

 

 

小町「ほらゴミいちゃん!雪乃さんのところに行ってきなさい!」

 

 

八幡「俺雪乃の連絡先知らないし」

 

 

小町「やっぱりゴミいちゃんだな〜。でも大丈夫です!家の外に出ればわかるよ!」

 

 

家の外?あーあれか。そこに地雷があって踏んだら雪乃のところへって?雪乃は死んでない。死んでない、よな?なんか小町と雪ノ下さんならやりかねない。俺を始末するのを目的で、あっないわ。俺そんな大物じゃない。寧ろ小物のなかの小物まである。言ってて情けないと思うのは俺だけか?

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

八幡「んじゃあ行ってきまーす」

 

 

小町「行ってらっしゃいお兄ちゃん!」

 

 

今日初めてお兄ちゃんって言われた。なんだか幸せ。つーかゴミいちゃんってなんだよ。あれだよ?最初普通にお兄ちゃんって聞こえてたからね?似すぎなんだよ。音の響きが。

 

 

ガチャ

 

 

そして俺は

 

 

ガチャ

 

 

すぐに閉めた。そこには、いてはいけない人がいた。だが、ドアの鍵を閉めてないため外からドアを開けられる。

 

 

「ひゃっはろー!」

 

 

聞きたくなかった。こんな声、聞きたくなかった。休日に、聞きたくなかった。

 

 

陽乃「もう〜!比企谷君!ひっどいな〜?」

 

 

八幡「おい小町どういうことだ」

 

 

小町「」スッ

 

 

八幡「こ、小町ー!」

 

 

小町は部屋に吸い込まれていった。何を言ってるかわからないとおもうが、俺も何が起きたかわからない。小町が歩いてリビングにいったとか、そんなちゃちなもんじゃない。だって小町足動かさずに動いていったんだもん。なんなの?月火ちゃんなの?怪異なの?俺は吸血鬼じゃないんだけど?あっでもひたぎさんと雪乃って似てる気がする。一ヶ所明らかに違うとこがあるけど。

 

 

陽乃「比企谷君〜、雪乃ちゃんの悪口はいけないぞ〜!」

 

 

忘れてた。この人も読心術あるんだ。

 

 

八幡「別に悪口は思ってませんよ」

 

 

雪乃髪長いもん。黒いもん。違うじゃん。

 

 

陽乃「だって雪乃ちゃんの胸のこと考えてたでしょ?」

 

 

八幡「……………」

 

 

だって仕方ないじゃん。事実だもん。

 

 

八幡「………それで、なんの御用ですか?」

 

 

陽乃「小町ちゃんから聞いてないの?」

 

 

八幡「もうやだこの二人………」

 

 

陽乃「小町ちゃんが私の妹か〜」ルンルン

 

 

八幡「はぁ………」

 

 

陽乃「雪乃ちゃんの妹じゃなくて私の妹の方が………」ボソッ

 

 

八幡「……………」

 

 

陽乃「さぁ!行くよ比企谷君!」

 

 

八幡「どこへですか」

 

 

陽乃「遊園地っ」ニコッ

 

 

八幡「………はい?」

 

 

なかなか某刑事ドラマの主人公に似てた気がするので俺は満足して遊園地に行くことにした。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

八幡「んで、小町から雪乃が来るとかなんとか言ってたんですが」

 

 

陽乃「雪乃ちゃん?家の都合で来られるかわからないよ」

 

 

八幡「ならーーーーーーー」

 

 

陽乃「私がいるのに、他の女の子の話しないでほしいな」モジモジ

 

 

八幡「妹でしょ」

 

 

陽乃「妹でもあるときは1人の女の子として見るんだよっ」ギュッ

 

 

八幡「少しは離れてください」ハァ

 

 

陽乃「いやだよっ!」ニコッ

 

 

大きいそれが当たってるんだからやめてくれ。

 

 

陽乃「八幡君も男の子なんだね、しっかり」

 

 

下をそーっと見る。うん、別に立ってない。よく耐えたぞ。あっ、この人も読心術の持ち主だった。なんなの?雪ノ下姉妹の前じゃ考えごとすら許されないの?

 

 

って、

 

 

八幡「なんですか?八幡君って」

 

 

陽乃「だめ?」ウルウル

 

 

八幡「まぁ別に構いませんが」

 

 

こんなキャラじゃねーだろ。それともあれか?強化外骨格は対する相手によって形を変えるのか?

 

 

陽乃「これが私の素だよっ」

 

 

絶対こっちの方が好かれるだろ。と思ったがこれだと年の近い女子からは嫌われるな。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

あーあれだな。わりと満喫していた。いろいろと乗って、楽しんだ。来たの朝なのに今はもう昼を回った。

 

 

陽乃「八幡君!お腹空かない?」

 

 

八幡「ん、まぁ空いたと言えば空いてますね」

 

 

陽乃「お弁当作ってきたから食べてほしいなっ」

 

 

八幡「じゃあいただきますよ」

 

 

陽乃「はいっどうぞ!」パカッ

 

 

八幡「おおー」

 

 

雪ノ下さんの開けた弁当は、普通の弁当だった。家庭的なごくごく一般的な弁当だ。

 

 

陽乃「八幡君っ」アーン

 

 

八幡「いや、それは………」

 

 

陽乃「だめ?」ウルウル

 

 

八幡「はぁ………わかりました」アーン

 

 

陽乃「あ、アーンっ!」ハイッ

 

 

うん、あれだな。うまい。

 

 

陽乃「ど、どう?」

 

 

八幡「おいしいですね」

 

 

陽乃「よかったっ」ギュッ

 

 

八幡「いやなんで抱きついてきてるんですか」

 

 

陽乃「私不安だったんだよ?八幡君の口に合うかどうか」

 

 

八幡「さいですか………」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

陽乃「うーんー。今日は楽しかった〜」ノビー

 

 

いやいや伸ばすな。二つのあれがすごい強調されてるから。周りから俺が変に思われるから。

 

 

陽乃「そろそろかな」ボソッ

 

 

八幡「え?なんですか?」

 

 

陽乃「気にしなーい気にしなーい」♪

 

 

八幡「はぁ」

 

 

陽乃「」ギュッ

 

 

八幡「なんですか?」

 

 

陽乃「へへっ」

 

 

純粋に可愛いと思える笑顔だ。今のこの人は美人よりも美少女の方が適切かもしれないほど、幼い笑顔だった。

 

 

「八幡………君………?」

 

 

八幡「雪乃か。来れたんだな」

 

 

雪乃「そうだけれど 、姉さんは八幡君と何を………しているの?」

 

 

陽乃「で、デートだよ」

 

 

八幡「何言ってんですか雪ノ下さん」

 

 

雪乃「………やっぱり」ボソッ

 

 

八幡「何がーーーーーーー」

 

 

雪乃「八幡君………ごめんね………」ポロッ

 

 

八幡「だから何がーーーーーーー」

 

 

雪乃は180度展開して走っていった。わけがわからんが俺は止めなれけばいけない気がする。止めないと、二度とーーーーーーー

 

 

八幡「おい!雪………ん………⁉︎」

 

 

口から声が発せない。しかも、雪ノ下さんが目の前にいて、目をつぶっている。この人はどこまでーーーーーーー。

 

 

雪乃はもう見えない。どこかへ行ってしまったのか、俺の世界からいなくなったのか。そんなところだろう。雪ノ下さんの顔が離れていく。

 

 

八幡「雪ノ下さん、一体なんの目的で!」

 

 

陽乃「………私には、あなたしか………」トロ〜

 

 

……………今の俺は頭が正常に動いてない。危険だな………

 

 

八幡「雪ノ下さん、明日空けといてください」

 

 

陽乃「……………」

 

 

八幡「それでは」クルッ

 

 

陽乃「……………」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

八幡「ちっ………」

 

 

俺は今いつものベッドにいるつもりだ。景色がまったく違う。雪乃の発した二つの言葉。どういう意味かがまったくわからない。




さぁーさてさて、物語も盛り上がりを見せ、いかがでしょうか?もうね、作ってて楽しくて仕方ありません。
んにしても、どこまでもっていこうかな?
次回に乞うご期待。

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