「ハーイ、熱測りますねー」
看護師の女性が、天峰の熱を測る。
人によっては非常に萌えるシチュエーションなのだが…
「はい、ありがとうございます」
まるで悟りを開いた聖人のような対応をしていた。
しかし心の中では…
幼女!幼女!幼女!!ヘイ!幼女!幼女!幼女!!ヘイ♪スク水!ランドセル♪
リコーダ!触手!触手!触手!
非常に煩悩に満ちていた。
「はい、測り終わりましたよ」
ニコリとする看護師
「ご迷惑おかけします」
天峰もニコリと返す。
仕事を終えた看護師が返っていく。
「うひょー!今の看護師若くて良いなー!いろんなトコ診察してもらいたい!天峰はどうだ?」
隣の八家が下品にいう。
「ん?ごめん、今幼女をイメージする物限定で空想ゲームしてた」
「何やってんだおまえ…」
ちなみに天峰のライフワークの一つである。
「さーてとぉ!妄想の中で幼女とパーリナイ!フゥホォウ!」
奇声をあげベットの下から大量のエロ本を取り出す!
「あーしみるわー、五臓六腑に幼女分がしみこむぅー!」
「温泉に浸かったみたいに言うなよ」
さすがの八家も呆れ気味である。
「だってよー、ここテレビ有料だし、卯月は俺に勉強ばっかさせんだぜ?」
「ちょ!マジか!病院で二人で個人レッスン!!?二人で大人の勉強か?」
八家がヒートアップする。
「俺も相当だがヤケも相当だよな…」
「男たるものエロに生きねばならん!スカートが有ればめくりたいし!巨乳が有ればもんでみたい!それが男ってもんだろ?」
熱く語る。
「お前、そのうちスケベ心で超能力が目覚めそうだな…」
その後も男二人の猥談ではなく、魂での語り合いが続き。
「でな?成績ってのは…うぉ!まぶし!ってあれ?もうこんな時間か?」
自分の顔に夕焼けが当たった。
「あーずいぶん話し込んだな、そろそろ帰るかな」
八家が鞄を背負う。
「また来るからな」
「ああ、頼むわ、なんもすることないんだわ」
「おう、じゃまた今度なっと!そうだ!今度お前の好きそうな本が出るから買っといてよるよ」
簡単なあいさつを残し八家が帰る。
「男同士の友情っていいな…」
正確には変態とロリコンの友情なのだが。
「さーてと、明日藍雨ちゃんが来るまで本で…も?」
ベットの下に手を伸ばした瞬間天峰が固まる。
「やばいぞ!明日もし藍雨ちゃんが来たとしたら…」
*以下妄想
「せんぱーい!今日も来ましたよ!アレ?ベットの下に本が……ヒッ!こ、これは」
「おや?藍雨ちゃん見つけてしまったのかい?君ははしたない娘だな?こういうのに興味があるなら、試してみないか?」
「いえ、やめてください、冗談抜きで気持ち悪いんで…もしもし?警察ですか?今ロリコンに襲われてるんです、はい」
窓パリーン!
「なんだ!いったい!」
「追跡、撲滅!いずれも~マッハ!おまわりさん!DEAHT!」
「いやだぁぁぁぁぁぁっぁ!」ダッシュ!
「トマーレ!逃がさないぞ?キケーン!な奴だな確保!」
「こんな人だったなんて、悲しいです」
携帯 ポチポチ→ネットにカクサーン!
BAD END!!!
「これはいけない!卯月ならまだしも…俺のオアシスにこんなものを見せてはならない!後卯月にも…取り上げられたくないしな、さてどこに隠かな?よし!あそこだ!」
この病院は半年前に閉鎖された、精神疾患を患った人用の病棟が存在する、天峰はそこに向かった。
「んー松葉杖って使いづらいな、足を引きずるよりはいいんだが…ってか今更だけどたぶん鍵かけてあるよな?」
カチッと小気味の良い音がして、旧館の扉が開いた。
「お!ラッキーどっかの病室に隠すかな?」
大量のエロ本を隠すため旧館に入っていく。
「お!ここに隠すか!ん?なんだこれ?」
エロ本を隠した天峰はおかしな所に気が付いた。
「きれいすぎる…埃があんまりない」
半年以上手入れが、されていないはずなのだが埃の積りが少ない。
「けど、こっちは結構積もってるどういうことだ?誰かが特定の場所を使ってる?」
おかしいと思いながらも、好奇心を止めることは出来なかった。
天峰は誘われるように、埃の量を見ながらふらふらと旧館の奥に足を踏み入れていく。
「ここまで、が比較的きれいな場所か…」
一つの突き当りの個人病室に行き当たった。
「ここまで来たら、開けないと、な」
思い切って病室を開ける。
「…だれ?いきなり」
本来白い病室は、西日が差しこみ赤く染まっている。その病室の中、一人の少女がいた。
真っ白いパジャマと腰まで伸ばした黒髪、ゆったりとした様子でベットに腰掛け本を読んでいた。
天峰はその一枚の絵から飛び出した様な姿をただ「きれいだ」と思い見ていた。
本来なら「ぐへへー!病弱系ロングへアー幼女来たー!抱きしめたら折れそうなボディ最高!」となっているハズ…
「…誰?」
固まった天峰を見て先ほどよりも若干不機嫌な声で問いかける。
「あ…ごめん夕日がまぶしくてさ、俺は幻原 天峰、旧館を散歩していたら偶然君がいたんだよ」
さすがに「エロ本隠しに来ましたー」とは言えなかった。
「…そう、偶然なの…」
興味を無くしたように本に目を向ける。
「えっと君は?どうしてこんな所にいるの?」
「…此処は私の場所だから…」
呟くように言った。
「あー!お気に入りの場所ってやつ?確かにここ夕日がきれいだね、静かだしゆっくり昼寝とかできそうだよね」
「…別に気に入ってる訳じゃない、ただ居るだけ」
天峰が明るく話しかけても、ただ少女は素っ気なく言葉を返すだけ。
「そういえば、名前は?もともとそれ聞いたつもりだったし」
「…私の?」
「そ!君の」
一瞬考えたような表情をして、ゆっくり名乗った。
「…私は、坂宮 夕日(さかみや ゆうか)夕日って書いてゆうかってよむ」
「夕日ちゃんかー小学生?」
「…ちゃんはやめて、私は13歳」
「ありゃ?中学生か、夕日ちゃん小さいから」
パチンと夕日の本が乱暴に閉じられる。
「小さいって私の胸の事?」
声自体は非常に穏やかだが、明らかに怒気を含んでいた。
やばいぞ!地雷踏んだっぽい、気にしてたのか?そんなつもりじゃなかったのに…何とかして切り抜けないと…
「そんなことないよ、僕はそれくらいが好きだな?」
「ホントに?」
声から棘がなくなった。
よし!効果あり!このまま逃げ切る!
「本当さ!成績っていうのは、DやCよりもAやAAの方が上なんだ!胸のサイズもそうだよ!」
天峰が力説する。
「…馬鹿にしてるの?」
夕日が手に持った本を、天峰の折れた右足に叩きつけた。
「ぎゃああお!ち、違うんだ!とにかく違うんだ!俺はスレンダーなボディが好きなん…」
「言い方を変えても無駄…許さない!」
ゆうかがベットのところに有った、空っぽの花瓶を手に取り、ゆっくり近づいてくる。
やばい!完全に頭に血がのぼってる!まさか花瓶で腕か足を殴るつもりか?早く逃げないと!
天峰はその病室から逃げ出した。
「リベンジだ!絶対夕日ちゃんの心を開いて見せる!」
天峰は自分のロリコン魂に強く誓った。
ふう、今回何とかメインヒロインの名前を出せました。
UAがいつの間にか100超えで非常に驚きました。
皆様のおかげです、これからも努力をしていきますので。
最後まで宜しくお願いします。
今回はネタが少なかったな…