リミットラバーズ   作:ホワイト・ラム

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第2部スタート!心機一転!がんばってやっていきます!


Coal Tiara~ヒモって憧れるけど心は死にそう~
この気持ちは何処へ向かうのか!


「ヌゥワハハハハ!我が偉大なる志余束(しよつか)高校の諸君!ゴールデンウィークは十分に楽しんだかな?早速だが連休明けの朝礼を始める!」

鳥のエンブレムの胸にある赤いランプが発光しながら、声を響かせる。

生徒たちが起立して、校長の話を聞いている。

(あー朝礼スゲーだりー……ふぅあ……)

その中で!あくびを噛み殺しながら朝礼を聴く生徒!彼こそがこの物語の主人公!

幻原 天峰(げんのばら たかみね)である!

(早く終わんないかなー……ふぅあ……)

二度目のあくびを噛み殺す!彼がこんなにも眠いのは訳が有る!

それは昨日の夜!

 

「トレーディア宝石商は本日イベントの準備として……」

夕食前の気怠い雰囲気、天峰と夕日は居間でテレビを見ていた、特に見たい番組が有るわけでもなく、二人の沈黙が重く感じた天峰が気晴らしに付けた物である。

部屋には三人夕日と天峰のほかに、天峰の妹(名前募集中)!が漫画を読んでいる。

「天峰……」

オズオズといった感じで夕日が声をかける。

「なに?夕日ちゃん?」

なるべく穏やかに答える天峰しかし……

(ああ、なんか気まずい……理由は言えないけどとにかく気まずい)

あんなに別れを演出したのに!まさかの速攻再開!そして一度は恋仲になった子が突然妹に!この気持ちは何処へ向かうのか!

「私……うまくやれるかな?」

不安そうな夕日の表情、彼女の過去からしたら仕方ない心配なのかもしれない。

「夕日ちゃん、うまくやろうって考えちゃダメだよ、家族ってのはそういうものじゃないんだ、それに……」

天峰が夕日に語りかけている途中で……

「よっしゃー!夕日がウチに来た祝いだ!派手にはしゃぐぞー!」

ドアから突然天峰の母が入ってくるなり騒ぎ出した!

「やりー!夕飯はステーキがいいぜー!ふぅほぉう!」

それに同調し勝手に盛り上がる天峰の妹(名前募集中)!

さらに父親まで騒ぎに参加!平穏その物だった居間は一瞬にしてカオスな空間となった!

「……何がしたいの?」

突然始まった謎の儀式?に今日からその家に住む事となった坂宮 夕日(さかみや ゆうか)が戸惑いを見せる。

夕日は複雑な理由があり最近まで病院にいたのだが、天峰の家族が引き取る事となりこの家に居るのだ。

「あー、たぶん夕日ちゃんの歓迎会の積りだと思う……」

天峰が固まった夕日に説明する。

「……歓迎?……会?……私の?」

思いも依らない言葉に夕日が目を丸くする。

「ん~なんだ?夕日?自分が来たばっかりだからって遠慮してるのか?気にすんなって!お前も今日からここの子供だろ?オレの事はアネキって呼んでくれよな!」

固まった夕日を天峰の妹(名前募集中)が背中を叩く。

「お~我が娘ながら良い事を言うではないか!夕日、その通りだ。お前は今日からこの家の家族だ!だから遠慮なんてするんじゃないぞ?」

天峰の母親も夕日の頭に手を乗せる。

「……うん」

小さくとだが、はっきりと夕日が頷いた。

「よし!まずは夕飯だな!豪勢にいくか!何食いたい!?」

天峰の母親が音頭を取る。

「ステーキ一択!」

「偶にはお寿司かな?」

「あ!俺中華がいいな!夕日ちゃんは?」

「……お肉」(なんだか楽しい……)

その日から夕日の笑顔の絶えない暮らしが始まった。

 

「はーい、みなさん乗りました?行きますよ?」

柔和な笑みを浮かべて、天峰の父親が車を発進させる。

「よっしゃー!ステーキだぜ!」

「終わったらカラオケな!?」

その日深夜の2時までカラオケ大会が続いたという…………

 

 

「よ!天峰!いつまでボケっとしてんだ?」

背の小さ目な男が天峰に話しかけてくる、この男は野原 八家(のはら ひろや)名前に8の字が付いている事からなんとなく予測できるが実は8男坊!

しかし!彼の説明に対してその情報はふさわしくない!

彼を現す単語は一つ!

「エロ」である!彼は古今東西ありとあらゆるエロ本を集めている!そのため彼には数々の異名が有る、曰く「エロの先駆者(コマンダーエロス)」「10万5000冊のエロ本(インデックス)」「乳の探究者(パイオニア)」

いずれも輝かしい栄光の呼び名の数々!

そんな男が天峰の友人である。

「あーそうだ、天峰お前部活どうした?」

志余束高校では特殊な理由が無い場合を除き、部活への入部が義務付けられている、基本的な部活をはじめ様々な部活があり学校生活に彩りをくわえている。

「あー、帰宅部って言いたいけどあそこ朝練とか厳しそうだしな……去年インターハイベスト8だったし……」

なぜか朝練やインターハイが有る帰宅部!

「とりあえず、総合ボール球技部にしといた」

天峰が自身の記憶を探る。

「ん?そんな部活有ったっけ?」

八家が疑問に思う。

「ん?二階の掲示板に部員募集って有ったぞ?スポーツ嫌いじゃないからな、とにかく放課後一旦顔出してみるよ」

「そうか、まあ頑張ってな」

八家が一応の応援を送る。

八家も同じくスポーツは嫌いではないが、体育の時間に急に活気付くスポーツ部員とその部員が出来ない奴を馬鹿にするのが嫌いなのだ!

因みに作者も同じタイプ!

「そういえばヤケは何部なんだ?」

天峰が今度は八家に質問する。

「ああ、点描画部さ」

「なんか……地味な部だな」

「そうか?ゆっくりちまちま作られていくのが好きなんだよ!お前も今度やってみ?」

思いもよらぬ八家の趣味!

 

そして放課後

 

「えーと……第2理科準備室っと……此処だな」

天峰は自分の部活の部室の前にいた。

「今更だけど……なんでスポーツタイプの部活の部室が理科室なんだ?」

疑問に思いながらも開けてみる。

 

パチッ!カコ!

「くっ!……読まれていたか……」

「消える魔球も、振らなければボール」

そこには野球盤をプレイする二人組の男がいた。

「あれ?間違えたかな?」

天峰が自身の持って来たメモを確認する。

「おお!よく来たな!新入部員か!」

野球盤をやっていた一人が立ち上がり、天峰の持っている紙を覗き込む。

「おお!それだそれだ!やはり新入部員だったか!ようこそ!我が総合ボーノレ王求技部へ!」

勢いよく天峰の手を握り握手する。

(総合ボーノレ王求技部!?なんだそれ!?)

聴いたことのない部活名に天峰は頭を抱えた。

 




UAが2000を超えました!最近、驚きばかりです。
これもみなさんの応援のお陰です。
これからも宜しくお願いします。
活動報告にて再び企画進行中です、興味が有ればそちらもお願いします。
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