•転入生の召喚獣の装備は最初に取った点数によって決まる
•学園長は神谷の学力を知っている
今回の作戦をまとめるとこうだ。全軍で突撃、以上。
と、言うとシンプルにまとめ過ぎるのでもう少し詳しく。全軍でEクラスに突撃、しかし敵陣の大将をうちとろうとする訳では無く全軍で時間稼ぎをする事が目的だ。そこにあえて我らの大将を行かせることで敵を煽る。大将自ら突撃して来て更にFクラス風情に苦戦し更に言葉で煽られたら流石に耐え切れなくなり理性を失うだろう。そうすれば攻撃は単純になりますます攻撃が当たらなくなる。そしてまたFクラスに苦戦する屈辱で怒る。そして敵はこの負の連鎖にはまる。緊急用にムッツリーニには後ろで待機してもらうがな。今の3-Fはほとんどが元2-Fクラス、召喚獣の操作には1番慣れてる。そう簡単に倒せる相手ではない。しかもEクラスだ、そこまでFクラスと戦力差はない。時間は稼ぎ放題だ。
その稼いだ時間で俺が本来の実力で補充試験を受ける。それだけで我々の勝利は決まる
「よし、終わった」
保健体育と数学の補充試験を終えた俺はすぐさま戦線に向かった。数学も補充試験したのは訳がある。おそらく保健体育だけだと装備が弱くなるからだ。俺の仮説が正しいのなら召喚獣の装備は《振り分け試験の結果の点数》では無く《最も最初に取った点数》で決まるからだ。俺はこの学園に来たのは今日の事だ。普通なら学年末試験によって決まるらしいが俺は受けていない。しかし振り分け試験の点数で決まるなら俺の召喚獣は武器も装備も何もなし、なら最初に取った点数で決まるはずだ。俺は振り分け試験で《点数を取っていない》からな。あくまでも仮説だから実証しよう
「試獣召喚」
魔法陣のようなものが出て召喚獣が現れた。装備を見たところ、俺の仮説は正しいようだ。それでは、この戦争を終わらせよう
「来たぞ、神谷だ‼︎」
「俺ら全員で道を作るぞ‼︎」
「「「おおー‼︎」」」
Fクラスのみんなが敵を左右に分け、道を作ってくれた。おかげでEクラスの中に入ることができた。
「馬鹿の一つ覚えみたいに突撃なんて、でもあんたが作戦の要ならあんたを倒せば勝機はあるはず。試獣召喚‼︎」
Eクラス代表の中林ナントカが召喚獣を召喚した。俺を倒すだと?寝言は寝て言え。
「試獣召喚」
Eクラス 中林 保健体育 87
Fクラス 神谷 保健体育 484
「何よ、このいつ‼︎さては変態ね」
保健体育の点数が高いだけで変態はどうかと思う。まぁ保健体育は"そこまで得意では無い" けど
「一発で楽にしてやる」
俺の召喚獣の装備はスナイパーライフルだった。普通の召喚獣は遠距離攻撃が出来る装備は無い。おそらく間合いが詰められないと装備によって一方的になるのを避けたのだろう。400点を越えると使える腕輪は特別だがな。しかし俺の召喚獣は遠距離武器だった。理由は俺が強すぎるからだ。俺の得意科目の数学の点数は913点、他の科目も本気を出して解いたら合計は8000点前後になるだろう。そうなるともう勝負にならない。俺の召喚獣の攻撃方法は少し特殊で自らの攻撃力、つまり点数を弾丸に込める。そして敵に当たればそれが1.5倍になりダメージになる。しかし攻撃がかすっただけなら0.5倍に下がる。だが頭に当たれば3.5倍に跳ね上がる。当たった位置、そして俺が弾丸に込めた点数によりダメージが決まる。つまり俺は攻撃をするたびに点数を失う。だが接近戦でそれは余りにも不利だ。だから点数を失うリスクの代わりに遠距離から攻撃出来ると言うメリットがあるのだろう。
「遠距離攻撃!?でもこの距離でスナイパーライフルじゃ狙えないはず‼︎」
「それは驕りだ、くらえ」
敵が突撃してきたところを素早く照準を合わせ引き金を引く。一瞬で勝負は決した。俺は点数を30点しか込めていなかったがそれで十分。敵の頭を撃ち抜いたからな。俺はサバゲーが好きでね、照準を合わせ引き金を引く動作は慣れているんだ。
「そんな、こんなバカクラスに2年連続で負けるなんて…」
Eクラスの中林ナントカが頭を抱え込んでいると終戦を告げるチャイムが鳴った