魔法少女リリカルなのは~目指せ導力革命~   作:莉瑚

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第3話

さらに1年がたった。

 

あれから、高町家、月村家、菊池家が急速に近づき、家族ぐるみで付き合っている。

私の秘密を知っている人については、「魔法少女リリカルなのは」のさわりを教え、主人公がなのは姉様だと伝えた。

みんなすごく驚いていたけど、納得したみたい。

まぁ、考えてみればなのは姉様の知り合いばかり私が知っていることになるからね。

 

そのため、この1年は、ジュエルシード事件に向けたさらなる修行を行った。

御神流については、奥義を少々使えるくらいまでにはなったけど、神速は無理だね。

体が育ってないのもあるけどね。

 

そうそう、御下がりとして、FC版オーブメントをすずか姉様に渡していたら、その時見事に誘拐されて役に立ったみたい。

恭也兄様と私で急いでさらわれた場所まで行ったら、誘拐犯をボコボコにしているすずか姉様の図。

夜の一族の身体能力がさらにオーブメントで強化されたから、ちょっと誘拐犯がよそ見したその瞬間にボコったみたいだ。

そうそう、この誘拐事件にアリサ姉様も一緒にさらわれてしまって、私の秘密と夜の一族の秘密が一挙にばれた。

ツンデレ発揮して、すずか姉様とさらに親友として仲が良くなったから良しとしとくけどね。

 

「そろそろなのよね?なのはが魔法少女になるのは?」

「はい、確か小学3年生になったばかりだったと思います」

「それで、なのはは魔法少女になったほうがいいだったかしら」

 

そして今、なぜかアリサ姉様に謎のプレッシャーをかけられているのですが・・

 

「は、はい。皆さんに話した通り、この1年の間に大きな事件があるのですが、どちらも地球が滅びてもおかしくない大事件になります。魔法少女になったばかりの小学3年生の少女がと思うかもしれませんが、ならなかったらならなかったで知らない間に私達も死んでしまうおそれがありますから・・・」

 

せ、攻められているのに、すずか姉様は助けてくれない・・・。

すずか姉様が私の背後から腰から手を回し、抱くような形になっているため逃げられない状態になっている。

 

「あ、あの、アリサ姉様。心配なのはわかりますが、まだダメですよ?なのは姉様はまだ魔法まったく知らないんですから」

「わかってるわよ、そんこと「きゃ」」

「ちょ、ちょっとすずか、何やってるのよ!」

 

突然すずか姉様が私の後ろ首に顔を埋めてきたため悲鳴を上げてしまった。

 

「あ、あのすずか姉きゃうっ」

 

後ろから回されている手が私の胸をガシッとつかんでいる。

 

「こらすずか!」

 

アリサ姉様が私の腕を引っ張って助けてくれる。

 

「もう、莉瑚が好きなのはわかっているけど、時と場合を考えなさい。TPOよ、TPO!」

「いいじゃない。今は3人しかいないんだし」

「ダメよ。私がいるじゃない!まったく」

 

ぶつぶつ文句は言うけど、二人はやっぱり仲がいい。

最近のすずか姉様のセクハラには戸惑ってしまう。

 

「ところでどうでした?」

「えぇ、初めて使ったけど、想像以上ね。自分で使ってみると魔法って本当にすごいのね」

「前のものより、すごい出力・・・。1年しか鍛えていない私でも莉瑚や美由希さんに近接戦闘でも十分いけるかも・・」

 

二人には私と同じSCオーブメントを渡している。クオーツ穴の解放レベルはまだ全部レベル1、私がレベル2だけどね。

 

「わかっているかと思いますが、過信はダメですよ?そもそもこの魔法がこっちの魔法に通じるのかわかっていないんですから」

「もちろんよ。まずは、なのはに対しては通常通りに接して、ちょくちょくフォローするってスタンスでいいんでしょう?」

「はい。幸い私にもこちらの魔導師の力の源、リンカーコアを所持していますし、物語のきっかけとなるユーノ・スクライアの念話は聞き取れるでしょう」

 

この原作への介入は、士郎小父様、恭也兄様、忍姉様から一任されている。

もうここまで姉様方と親しくなったのだ。

知らんぷりなんてありえない。

それに修正力や本当に私が存在することでのイレギュラーが発生してしまうのも怖いしね。

 

「それにしても、いつ来るのよ。そのユーノっていうのは」

「さぁ、アニメ見ててさすがで何日って意識してないですからね」

「そのユーノって、男の子よね?どんな感じの人なの?」

「えと、男の子って言っても最初は動物のの姿ですよ。フェレットっていって怪我していますし、レイジングハートっていう小さな宝石を首からかけているはずです」

 

そう言ったら、すずか姉様とアリサ姉様が顔を見合わせる?

 

「えと、今日そのフェレットを助けたわよ?」

「えっ?」

「塾に行く前になのはちゃんと帰っていたんだけど、怪我しているフェレットを見つけたから槇原動物病院へ連れて行ったの。確かに宝石身に着けていたよ。赤い宝石」

 

あ、あれ念話なんてあった?

 

「莉瑚、しっかりしなさいよね。あんた放課後何してたのよ?」

「今日は姉様たちより1限短かったのでその足でここ月村邸にきて、SCオーブメントの調整を行ってましたけど・・・私やっちゃいました?」

 

コクリと二人が頷く。

どうも集中すると周りが見えなくなるんだよね。

恭也兄様にはたびたび注意されるんだけど。

 

「えーっと、今日みたいですね。なのは姉様が魔法少女になるのは。この後、高町家に行きますので、前回話した通り、今日のところは私だけで対応しますね。任せてください!なのは姉様の魔法少女変身シーンはちゃんととってきますから!」

 

今日は準備することがあるからと、急いで家に帰ることにする。

といってもすでに18時になっている。

すごく名残惜しそうにすずか姉様が見ていたが無視するしかない。

アリサ姉様が車来てるから、送っていく、というのでお言葉に甘えることにする。

 

「それにしても、すずかはあなたにべったりね。姉妹というより恋人みたいよ?」

 

車に乗り込んだ後、アリサ姉様が突っ込んでくる。

私も知りたいくらいだ。

懐かれるってレベルじゃないよね?

 

でも、アリサ姉様となのは姉様も同じくらい仲がいいよって、言ったら怒るだろうから言わないけどね。

 

「ただいま」

「おや、お帰り。早かったね」

「あっ、うん、だけどまた出なくちゃダメなの。原作開始が今日みたいなの」

「なるほど。それは忙しいね」

 

父様がのんびりと答えてくれる。

 

自分の部屋に入ると、いろいろ持っていくものを準備する。

普段持ち歩かないクオーツと持っているオーブメントを対魔導師用に付け替える。

半年前に許可された小太刀を2本取り出す。

業物だけど恭也兄様にもらった大切なものだ。

それからビデオカメラだ。

士郎小父様は結構楽しみにしてるしね。

 

「よしっ!」

「あっ、莉瑚待ってくれないかい?」

 

自室を出てそのまま出かけようとしたら、父様に呼び止められる。

 

「これも持っていきなさい」

「これは?」

「情報のクオーツを利用して、そのタブレットに表示できるようにしたんだ。結構いい出来だと思うよ」

 

そう言って父様は、私に情報タブレットを渡してくれる。

実は今までの戦術オーブメントも父様と一緒に作ったものだったりする。

いくら技術があるといっても5,6歳くらいでしっかり工具を持って開発するなんてふつう無理だし。

その機会を得て、父様は立派なオーブメント技術者になってしまった。

最初はいろんな設計図を書いてあげてたけど、今ではオリジナルまで作れちゃうしね・・・。

 

「無理するんじゃないよ。何かあったらすぐに連絡するんだよ。絶対助けに行くからね」

 

そう言って、懐からSCオーブメントをチラッと見せてくる。

い、いつの間に父様専用のオーブメントを・・・。

 

「う、うん、行ってきます」

 

最近、私の周りの人がどんどん強化されているように思えるのは気のせいだろうか。

疑問に思うことは多々あるけど、今は時間がない。

私は高町家へと急いだ。

 

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