艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

1003 / 1101
さて、290話と特別編が終わりました

今回のお話は、パースが如何にヤバイベビーシッターかを垣間見るお話になります

久々にグロテスクなシーンがありますので、その際は注意書きをします


291話 本気の侍女(1)

「第三居住区の連中の振り分け⁇」

 

「そっ。金剛のバナナワニ園行きか、蒼龍送りかを仕分けるの」

 

ある日、横須賀に呼び出された俺と隊長は、パースのピザを食べながら話を聞いていた

 

「隊長とレイにもお願いしたいの」

 

横須賀に書類を渡され、仕分け方を説明される

 

分かり易く言えば、危ない研究をしていたり敵対行動を指示、もしくは実行していたとなれば蒼龍送り

 

その他は反省の余地が見られれば蒼龍送りは免除、晴れてバナナワニ園に就職になる

 

「なるほど、分かった」

 

隊長はやる気満々だ

 

「全部蒼龍送りだな‼︎」

 

「それでもいいわ⁇」

 

冗談半分で話していると、牧場の方向から、ガリバルディみたいな女性が来た

 

「これは大佐‼︎挨拶が遅れました‼︎」

 

男勝りなガリバルディも良いが、お上品なガリバルディも良い…

 

が、一つ気になる点があった

 

「君の名前は⁇」

 

「はっ‼︎“アブルッツィ”です‼︎お見知りおきを‼︎」

 

「ウィリアム・ヴィットリオだ。よろしくな⁇ガリバルディと知り合いか⁇」

 

「はい、ガリバルディは妹です。あの…大変ご迷惑を…」

 

アブルッツィと言った女性は、急に声のトーンが落ちた

 

「バチは当たったらしいぞ⁇なぁ、レイ⁇」

 

「そっ。落とし穴に落ちたらしい‼︎」

 

俺も隊長も半笑いでアブルッツィを見る

 

「あの…それ私が掘ったんです…」

 

この間ガリバルディが落ちた穴は、今目の前にいるアブルッツィが掘ったらしい

 

俺がさっきから気になっているのは、背中に背負ったスコップ

 

これなら合点が行く

 

「あっはっはっは‼︎そうかそうか‼︎姉の君が叱ってくれたなら、もうお咎めは出来ないな‼︎」

 

「すみません…ちゃんともう一度叱っておきます…」

 

「おー‼︎姉貴‼︎」

 

そんな中、ひとみといよを連れたガリバルディが来た

 

「あう〜‼︎」

 

「あぶ〜‼︎」

 

ひとみといよはアブルッツィを見て何か言っている

 

「こんにちは‼︎ヒトミちゃん、イヨちゃん‼︎」

 

「こんにちあ‼︎」

 

「おはよ〜ごじゃいあす‼︎」

 

「ガリバルディはひとみといよと一緒にいる事が増えて来たんだ。な⁇」

 

「頭上がんないしな‼︎」

 

隊長も俺も横須賀も笑う

 

ガリバルディはひとみといよに頭が上がらない

 

逆らった時点で太刀打ちするどころか、ボコボコにされるからだ

 

「ガリバルディ⁇貴方も手伝いなさい‼︎」

 

「休憩させろよぉ‼︎」

 

「ダメよ‼︎休憩は後‼︎はい‼︎スコップ持つアブ‼︎」

 

アブルッツィは背負っていたスコップをガリバルディに渡す

 

「わ〜かったよ‼︎じゃあな‼︎」

 

「失礼しますでしょ‼︎皆さん、失礼します‼︎」

 

全員で手を振り、ピンク色姉妹を見送る

 

「あぶ〜いった‼︎」

 

「すこぷもったあ、あう〜いう‼︎」

 

「榛名のダズルー‼︎見たいなものよ⁇」

 

流石に慣れて来たのか、横須賀は平然と話す

 

「さっ、行きましょ」

 

ピザを食べ終え、仕分けに入る

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。