艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

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291話 本気の侍女(2)

部屋は五つあり、俺、隊長、そしてラバウルの三人が行う

 

「また後でな⁇」

 

「終わり次第、たまには蟹でも食べましょう‼︎」

 

隊長とラバウルさんが先に入り、俺とアレン、そして健吾が入る寸前の会話をする

 

「ちょいとでも逆らったら即蒼龍送りだな、レイ⁇」

 

「蒼龍も忙しくなりそうだね…」

 

「優しさなんざ要らんぞ健吾。抹殺する気だ‼︎殺意だ殺意‼︎」

 

「了解‼︎行って来ます‼︎」

 

健吾が部屋に入り、俺達も別々の部屋に入る

 

「失礼します」

 

「来い」

 

席に座ると、何故か涼平が入って来た

 

「そうか〜涼平も悪い事しちゃったか〜」

 

「違いますよ‼︎隊長の補佐です‼︎」

 

互いに笑った後、書類を持った涼平を横に座らせ、いざ尋問が始まる…

 

 

 

「ここでだけ反省していても意味はない。向こうでしっかり更生するようにな⁇」

 

「ありがとうございました‼︎失礼します‼︎」

 

一人、また一人と尋問が終わる

 

「意外です…」

 

「全部蒼龍送りにすると思ったか⁇」

 

「えぇ」

 

「本気で反省している奴もいる。それに、そうするしかなかった奴もな⁇」

 

涼平や横須賀の思いとは裏腹に、俺は結構真面目にしている

 

ちゃんと反省の色が見られる場合はバナナワニ園に移送

 

どの道彼等には行き場所がない

 

だったら金剛の所で見て貰った方がいい

 

「自分は見ています‼︎」

 

「まぁ、あれだ。どうしようもなく蒼龍送りにしたかったら言ってくれ。そいつは問答無用で蒼龍送りだ」

 

「了解です‼︎」

 

尋問は続く…

 

 

 

もう少しで終わりが見えて来た

 

「隊長、少し休憩しましょう」

 

「そ、そうだな…」

 

出るわ出るわ犯罪の山

 

聞いてるだけで疲れて来た

 

「自分、飲み物を持って来ます」

 

「一人だけやっておく。これで頼む」

 

財布を渡し、涼平と入れ違いで一人入って来た

 

「座ってくれ」

 

「お前のような若造に人を裁く権利があるのか」

 

ここに来てヤバい奴が来た

 

今までほとんどが反省の色を見せるか、やって来た行為を吐露してくれていた

 

が、こいつは悪いと思っていない

 

見るからに定年間近のジジイだ

 

涼平…早く帰って来てくれぃ…

 

「ここに書いてある行為を行ったのは事実だな⁇」

 

「…」

 

男は黙ったまま、嫌味ったらしくニヤつく

 

「ほら、尋問だろ⁇聞き出してみろ」

 

「聞いてるだろ」

 

「知らん」

 

男は罪の意識が無いのか、椅子に踏ん反り返る

 

「言わないならば相応の場所に送る」

 

「お前にその権利は無い」

 

「さっきからそればっかりだな」

 

「お前はここで死ぬからな。来い‼︎」

 

入り口から五人程男性が入って来た

 

「取り押さえろ」

 

俺は手を挙げるが、目は今尋問していた男性を追う

 

「さて、今からは私の尋問だ」

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