《プワーッハッハッハァ‼︎国有地に風車建てまくってやるプァースゥ‼︎》
《ここはチューリップ畑にしてやるプァースゥ‼︎》
《逆らった奴の家の鍵穴にチューリップを挿してやったプァースゥ‼︎》
《プワーハッハッハァ‼︎プワーハッハッハァ‼︎》
まるで悪の親玉の様なパースが映っている
「女王陛下はパースが未だこの様な様だと…」
「来た時はそうだったな…」
「今は大丈夫でも、パースは目を離すとすぐに風車を建てたり、辺り一面チューリップ畑にします」
シェフィールドの目は至って真面目
しかし、今のパースも至って真面目だ
「げっ‼︎シェフィ‼︎」
「げっ‼︎とはなんです‼︎」
偶然間宮に来ていたアーク
アークもシェフィールドの事を知っている様子だ
「貴様が来ると大体叱られるからな‼︎」
「貴方は真面目な様ですね。私はパースのお目付役で来ました」
「すまないマーカス、横に座らせてくれ」
異変に気付いたアークが横に座った
「おぉ。何か食うか⁇」
「コーヒーを」
コーヒーを頼み、アークはシェフィールドと話をする
「パースは今は真面目な奴だ。放っておいてやってくれないか」
普段パースといがみ合っているが、アークはパースをフォローしてくれている
「女王陛下の御命令です」
「頭の固い奴だ…あ、すまないなマミヤ」
コーヒーが到着し、アークは一口飲む
「パースは確かにマヌケだが、今は大人しくピザを焼いたり、ジュースを作って真面目に暮らしている」
「本当ならしばらく監視をしても大丈夫なはずですよ、アーク」
「この石頭め…パースに何かしてみろ、今度はアークが貴様を教育してやる…」
アークはカップを投げる様に置き、間宮から出て行った
「アークにも教育が必要な様ですね…」
本気で言っているのか、冗談半分なのか、シェフィールドの表情は読み難い
「アークの言葉が事実なら、このシェフィールド、今しばらく横須賀に居ても良いはずです。そうですよね、マーカス様」
「そうだな…」
シェフィールドは真面目を絵に描いた様な子
一昔前のアレンを見ている様だ…
シェフィールドは一礼した後、いつの間にか食べ終えたオムライスを置き、間宮を出て行った…
《パースさんの監視、ですか⁇》
「そうなんだ。なーんか嫌な予感がしてな⁇」
《あの子は良い子だぞ。確かに昔はマヌケだったがな‼︎はっはっは‼︎》
この日の哨戒は俺、親父、そして健吾
無線でシェフィールドとパースの件を話すと、勿論の事親父はパースを知っていた
《授乳の時間だって言われて、自分の母乳飲まそうとしたりな‼︎》
《アレンに言っていいすか‼︎》
「健吾、アレンに言うなら今ここで全て無かった事にすっぞ‼︎」
《冗談です‼︎しかし、そうとなればシェフィールドさんを説得しないと…》
《止めとけ。あの子は石頭だ》
「そうなんだよなぁ…シェフィールドも知ってるのか⁇」
《あぁ。あの子はスパイトの所にいたメイドちゃんだ。街を追われた後、女王陛下直属の部隊に行ったらしい》
《一喝出来そうですか⁇》
《どうだかなぁ…スパイトが動いてくれるかどうかだ》
「少し動いてみるかな…」
哨戒自体は何事も無く終わり、三機は着陸する…
「マーカス‼︎」
着陸して広場で一服していると、タイミング良く母さんが来た
「リチャードがマーカスの所に行ってご覧って‼︎」
「あぁ、そうなんだ。ちょっと待ってくれ…」
母さんを正面に置き、タバコの火を消す
母さんはニコニコ顔
その笑顔が秒で消える事になる…