今回のお話は、ちょっとグロい表現があります
横須賀からお願いされ、とある艦娘の面倒を見る事となったパパとスティングレイ
その艦娘を巡り、事件に巻き込まれます
次の日、横須賀基地内部
「この子の面倒を見て欲しいんです」
横須賀の執務室で二人が並び、艦娘を紹介された
「霞よ」
「スティングレイだ」
「彼はパパと呼ばれてるわ」
「知ってるわよ‼︎ちゃんと書類に目を通したわよ‼︎」
横須賀の紹介にさえキレる
彼女の名前は霞
横須賀から他の鎮守府に転属になったのは良いが、性格に難ありとの事で、私達が呼ばれた
「レイ、霞と先に出て」
「へいへ〜い」
二人が出た後、横須賀はため息を吐いた
「まぁ…あんな訳です」
横須賀が頭を抱えて悩むから相当だ…
「手強そうだな…」
「性格矯正と書きましたが、第一は思い出を作ってあげて下さい。でも、戦闘機には乗せないで下さい。数日後には転属ですので、怪我したら大変です」
「分かった」
「では、お願いします」
執務室を後にすると、すぐに声が聞こえてきた
「はぁ⁉︎それで逆ギレ⁉︎だらし無いったら‼︎」
「んだとこのチビ‼︎」
「バーカ‼︎」
「チビチビチビ‼︎」
「…んも〜っ‼︎」
スティングレイに煽られて泣きそうになる霞
「はいはい、行くぞ〜」
「大佐だったかしら⁉︎私こいつと行くなんて嫌‼︎」
「ダメだ。よいしょ」
霞を抱き上げると、頭をポカポカ殴られた
「離しなさいよ‼︎変態‼︎クズ‼︎」
「チビの癖に一丁前に言うね〜」
「ちょっとあんた‼︎助けなさいよ‼︎」
「ヤダね〜」
横須賀の基地の内部は美味しい甘味処がある
そう、間宮
先陣を切ってスティングレイが暖簾を分けた
「とりあえず生‼︎」
「レイ、居酒屋じゃねぇぞ‼︎」
「はい」
「やったね‼︎」
座った途端に、スティングレイの前に生クリームのケーキが置かれた
「出るんだ…」
「俺のオススメだぜ‼︎いただきます‼︎」
「ご注文は何にしましょう⁉︎」
「じ…じゃあ、生で。お前は⁇」
「はっ‼︎チョコレートケーキに決まってるでしょ‼︎降ろしなさいよ‼︎」
「ちゃんと食べるか」
「た、食べるわよ‼︎」
霞を降ろすと、案外大人しく私の隣に座った
「お待ちどうさまです」
「美味そうだな」
「生菓子だから、たいほう達の土産にするのは無理だな…別のにしよう」
「そうだな。霞、美味いか⁇」
「お…美味しい…」
右手のフォークでチョコレートケーキを食べているが、左手では私の服の裾を掴んでいる
まだ子供だ…
「ほらよ」
霞のチョコレートケーキの上に苺が二つ乗る
「な、何よ」
「苺は苦手なんだよ」
とは言うがスティングレイ、果物が大好きだ
とくに苺
不器用だが、彼なりの優しさだ
「…いいの⁇」
「早く食え‼︎」
「言われなくても食べるわよ‼︎…ありがと」
「素直じゃないね〜」
小さな口で苺を食べる霞の顔は、少し綻んだ様に見える