鹿島はドラクエが好きです
因みに選んでいたモンスターは
スライム
バトルレックス
キラーパンサー
です。お嫁さんはデボラです、はい
今回のお話では、横須賀の次に強いと謳われる鎮守府の提督が出てきます
「じゃあ、ちょっと出掛けて来るからな」
「いってらっしゃ〜い‼︎」
たいほうに見送られ”V-22 オスプレイ”に乗り込む
「へりこぷたー」
「そうでありますよ。これは、要人を運ぶヘリコプターであります」
たいほうに説明をしているのは、あきつ丸
このヘリの運転手でもある
「ジェントルマンがこんなに揃うと…壮観だな‼︎」
スティングレイが言うのも無理もない
オスプレイに乗っていたのは
私
スティングレイ
ワンコ
トラックさん
あきつ丸を含めると五人だ
もう一機には、ラバウル航空戦隊の連中と、パラオちゃんが乗っているらしい
今日、横須賀の基地で全提督の会議があり、総理大臣が主催だ
「我々の思想とは逆で、どうやら戦況は泥沼化しているようです」
トラックさんが言ったのは本当の事だ
スカイラグーンが出来た頃から、深海棲艦の反抗がやや激しくなった
ラバウル航空戦隊や、私達が制空権争いに駆り出される事もしばしばある
「なぁなぁ‼︎辛気臭い話はやめてよ‼︎あのチョコのポテト、どうやって発想したんだ⁉︎ありゃあ、たまに食いたくなるんだ」
「気に入って貰えて光栄だよ‼︎私は、提督になる前はパティシエをしていたんだ」
「人は見掛けによらないな」
「ははは。それで、色々考案して、あれが出来たんですよ」
「新しいスイーツが出来たら、味見させてくれよ‼︎な⁉︎」
「勿論さ‼︎」
「さぁ、着いたであります‼︎」
二人が話している間に、横須賀に着いた
「よっ、と」
「乗り心地はどうでありましたか⁇」
「たまにはいいもんだな、二式大艇といい、オスプレイといい」
「帰りも頼むぞ‼︎」
「揺れが無いですな‼︎」
三人それぞれ感想を言い、あきつ丸は満足そうだ
「さて…」
横須賀の警備兵に案内され、会議室に入る
”横須賀分遣基地・P”
”横須賀分遣基地・S”
と書かれた席が私とスティングレイの席と言われ、そこに腰を下ろす
しばらくすると会議が始まり、ものの見事に好戦派と反対派に分かれた
反対派は
横須賀
私とスティングレイ
ワンコ
ラバウル航空戦隊
トラックさん
ミハイル
パラオちゃん
後は全員好戦派だ
やれ敵を追いやれだとか
やれ敵を殺せだとか
好戦派の話は単調でつまらなかった
だが、一つ問題があった
呉鎮守府の提督だ
頬の傷が印象的な彼は実績もあり、敵基地を幾つも破壊、奪還している
腕を組んで両者の話を聞く姿は、かなりの気迫があり、空の連中にもそれは充分に伝わっていた
そんな彼は勿論好戦派
だが、これまで一切口を開いていない
そしてそれは、反対派の連中も同じだった
そんな彼と、偶然目が合い、互いに睨みを効かせる
「あんた」
「私か⁇」
ようやく呉の提督が口を開き、会議室が静まる
「あんたが事の発端か」
「そうだ」
「総理。二人で話がしたい。構いませんか⁇」
「あぁ」
「来い」
呉の提督に連れられ、会議室の外に出た
「自己紹介が遅れたな。話は常々聞いている、大佐。私は呉鎮守府の提督だ」
手を差し出され、互いに握手を交わす
「すまないな。弱い奴程よく吠える…」
「いや…そんな事は…」
「見た所、好戦派と反対派に分かれているな⁇」
「えぇ…」
私は、好戦派と反対派のメンバーの説明を始めた
意外にも呉の提督は話を聞く人間であり、此方の思想も、前もって理解していてくれていた
「なるほど…なら、我々のしていた事は間違っていたのか」
「そこまで言うつもりはない。ただ…向こうにも和平を望む連中もいる。少なからずは…」
「なるほど…今の所、私はどちらに着こうとも思っていない。だが、どちらの意見も分かる」
「スカイラグーンに行った事は⁇」
「それなんだ。まだ行った事が無い。私は、両方の意見を聞いた上で、どちらかに着きたい」
「なら、招待します‼︎」
「宜しく頼む」
呉の提督と会議室に戻り、再び一方的な意見を聞き続ける
相変わらず私と呉の提督は黙って聞いていた
会議が終わり、また呉の提督と話す
「今から行きますか⁇」
「行けるなら行きたい。このまま会議の延長線で、艦娘に言い訳が出来る」
「では行きましょう‼︎」
先程のメンバーに呉の提督を加えたオスプレイが、横須賀を飛び立った
オスプレイの中で呉の提督は腕を組んだまま、窓の外を眺めていた
「空は良いものか⁇」
「飛んだ事はありませんか⁇」
「ここに属してから、ずっと海軍だ。精々、空母から艦載機を見送るだけだ」
「空は良いですよ」
「一人は怖くないか⁇」
「まぁ…怖くないと言えば嘘になる」
「「「えっ⁉︎」」」
三人同時に驚く
「大佐殿も…やはり恐怖はあるでありますか」
あきつ丸も驚いている
「やっぱり、一人で死ぬと思うと怖いさ…でも、死ぬ時は一人と思うと、そんな事どうでもよくなる」
「ま、そんな感じさ」
スティングレイも話に加わり、フォローに入ってくれた
「最初は良い。常に死と隣り合わせだから、神経が研ぎ澄まされる。だけどな、ある日を境にそれに慣れてくる。その後に来る”恐怖”が一番怖いんだ…」
「君は大佐の…」
「マーカス・スティングレイだ。宜しく、呉さん」
「もう少し、話してくれないか⁇」
他の連中も聞きたそうだ
私とスティングレイは、空の恐怖を話した
敵に追われ続けられる
操縦桿を持つ手が汗だらけになり、震え始める
呼吸が荒くなる
平衡感覚、自我が保てなくなる
「なるほど…艦載機の見方を変えねばならないな…」
呉さんは口元に手を当て、下を向く
「あ‼︎でも悪い事ばっかじゃない」
「それは⁇」
「みんなさ、花火ってどこから見る⁉︎」
「下からです」
「下ですねぇ…」
「まぁ地上だな」
「俺達空の連中は、空の上。花火を上から見降ろせる‼︎」
自信満々に話すスティングレイを見ていて思い出した
どこかの国の首都が解放された時、市民総出でカーニバル状態になった
私達は展示飛行を依頼され、サンダーバード隊は首都の上空を飛んだ
その時花火が何発も上がり、私達はそれを上から見降ろしていた
「では、我々も良い所を‼︎」
呉さん
トラックさん
ワンコの順で、海の良い所を話し始めた
あきつ丸は運転席で、楽しそうに話を聞いていた
「さぁ‼︎着いたであります‼︎」
「ここが…」
「非武装地帯、スカイラグーンさ。行こう」
中に入ると、相変わらずル級が出迎えてくれた
最近、みんなのウェルカムドリンクを覚え始めた為、呉さん以外はそれぞれの飲み物が目の前に届いた
「ハジメテノオキャクサン‼︎」
呉さんの所に付いたのはニコニコした”南方棲姫”と呼ばれる女の子だ