相変わらずハンマーを振り回す榛名
そんな基地に運悪く、空軍のアウトローが降り立つ
しかし、アウトローは何とか榛名を治そうと努力をする
結果は如何に…‼︎
ここは、単冠湾の基地
一人の青年が提督を務めており、戦争反対派メンバーの一員であり、パパの集まりの主要メンバーでもある
そんな彼は、少し前に練習巡洋艦”香取”とケッコンカッコカリを果たした
しかし、そんな彼の秘書艦は今も昔も変わらずただ一人…
「おい提督‼︎」
「は、榛名‼︎」
そう、金剛型戦艦”榛名”
彼が初めて手に入れた艦娘でもある
「この”消費資源節約調書”とはなんダズルか⁇榛名はもう必要無いとでも言いたいダズルか⁇」
この語尾に”ダズル”と付くのが、単冠湾の提督、通称ワンコのその秘書艦、榛名だ
榛名は建造された時、ネジが一本足らず、性格が180度違った状態で産まれて来た
「今日は超強力なハンマーを用意したダズル。榛名は大丈夫じゃないダズル。辛抱ならんダズルよ⁇」
榛名の手には、トゲトゲの付いた痛そうなハンマーが握られていた
榛名はハンマーが好きで、主砲を持たずに出撃をしているのだが、必ずと言っていい程戦果を上げてくるので、無理に否定も出来ない
「そ…その先端の赤い液体は⁇」
ハンマーの先には、今しがた付いた様な赤い液体が滴り落ちていた
「さっき外にいた、いけ好かない野郎をブッ飛ばしたダズル。提督も一発行くダズルか⁇」
ハンマーを持ったまま、ジワリジワリとワンコに近寄る榛名
同じ時、基地で一人の男が目を覚ました
「い…イテェ…」
彼が榛名がブッ飛ばした野郎だ
数分前…
単冠湾の基地に、一機の黒い機体が着陸した
「いいね〜単冠湾いいね〜」
新しい兵装のデータを手に、スティングレイが機体から降りて来た
「いらっしゃいませ‼︎高速戦艦、榛名です‼︎」
この至って普通の榛名こそ、あの榛名である
客人には礼儀正しい
「おっ、この基地の秘書艦様か⁇」
「えぇ‼︎榛名がご案内致します‼︎」
榛名に案内され、提督室に向かっていた時だった
「香取先生はどうした⁇」
この一言が、榛名を怒らせた
「香取⁇そんな奴はいないダズルよ…ふふふ」
「え''っ」
榛名の手には、先程のハンマーが握られている
普段はポケットに入る位小さく収納出来るよう、工廠の妖精を脅して造ったのだ
「もう一度言うダズル。香取は⁇」
「い、いません‼︎」
「よし、許してやるダズル。二度とその名を言うな。分かったダズルか⁇」
「お、オーケー…ハンマー仕舞おうか⁇」
手を上げて参ったの態勢を取ったその時、運悪く内ポケットから鹿島の写真が落ちた
「げっ‼︎」
榛名はそれを取り、ハンマーを持った手をプルプル震わせ始めた
「ふっざけんなダズル‼︎あんたも提督もやってる事一緒ダズル‼︎」
榛名の渾身のフルスイングが、スティングレイの鳩尾にクリーンヒットし、スティングレイは星になった
「ぐわぁぁぁぁぁあ‼︎」
「星と共に滅びるがいいダズル‼︎」