艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

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少し前に、病院でフラフラの状態で書いた、番外編を貼っておきます

フラフラの状態で書いたので、ハイスピードかつ、意味不明な部分があるとは思いますが、番外編なので、本編のストーリーとはあまり関係ありません‼︎

サクッと読んで、本編に期待して下さい。お願いします

でも、久し振りに、とある艦娘が出てくるかも⁉︎




番外編 男衆争奪戦杯

「パパは⁇」

 

「レイもいません‼︎」

 

朝早く、二人が消えた

 

基地内は軽いパニックに陥っていた

 

そんな中、いつも通りの艦娘が一人…

 

「セッツブーン‼︎セッツブーン、ですよ‼︎」

 

プリンツだ

 

プリンツは手に沢山の銃を抱えて現れた

 

「せっつぶーん⁇」

 

たいほうが興味を示した

 

「はいっ、たいほうちゃんはコレね‼︎」

 

プリンツはたいほうにサブマシンガンが手渡した

 

「ぴすとる」

 

「そう‼︎お豆が入ってるの‼︎」

 

プリンツは喋りながらみんなに銃を配る

 

「どうやって造ったのよ…」

 

ローマにはアサルトライフルが渡された

 

「えと…みんなに渡してくれって、レイが言ってたの。あ、そうそう‼︎みんな銃を持ったら、工廠の前に来てくれって‼︎」

 

「全く…レイも兄さんも何始めるつもりよ…」

 

全員銃を持ち、工廠前へと向かう

 

 

 

 

「誰も居ませんねぇ…」

 

「ふはははは‼︎とうっ‼︎」

 

「はっ‼︎」

 

工廠の屋根から高笑いが聞こえ、誰かが降りて来た

 

片方の人は腕を組みながら

 

もう片方の人はウンコ座りで此方を睨んで来た

 

腕を組んでいる人は、赤鬼のお面をし

 

ウンコ座りの人は、青鬼のお面をしている

 

「我は赤鬼‼︎」

 

「我は青鬼‼︎」

 

「パ…」

 

「しっ」

 

たいほうがパパと言いかけたが、プリンツが口を塞いだ

 

「現時刻を持って、豆撒き大会を始める‼︎」

 

「ルールは簡単‼︎2時間以内に逃げ回る我々に豆を100発当てれば退治成功だ‼︎」

 

「我々には”豆カウンター”が付いているから、後何発当てればいいかは、フィリップの下にあるモニターで逐一確認出来るぞ‼︎」

 

「赤鬼、青鬼、それぞれに一番多く豆を当てた人物には、パパとレイ、どちらかに使える、この”一日言う事聞いてやる‼︎券”をプレゼントだ‼︎」

 

「では開始‼︎とうっ‼︎」

 

赤鬼が煙幕を使うと、一瞬でいなくなった

 

「よし‼︎私は赤鬼を追う‼︎」

 

意外にもノッて来たのは武蔵だった

 

「じゃあ私は青鬼‼︎」

 

「しおいは赤鬼い〜こぉっと‼︎」

 

それぞれが分担され、各自鬼を追う

 

 

 

「俺の相手は武蔵かいっ‼︎」

 

「こっちにはローマがいる‼︎」

 

建物の陰から、二人が様子を伺っていた

 

戦艦二人が見事に分担され、子供達を統率している

 

「よし、俺達も分かれよう‼︎俺は一旦屋根に登る‼︎」

 

「よし‼︎私は地上でかく乱しておく‼︎」

 

赤鬼は工廠の屋根に向かい、青鬼は地上で走り回ってかく乱する作戦だ

 

「へへへ…いい眺めだぜ…」

 

屋根の上からは、みんなの様子がよく見えた

 

隊長は建物の間の細い道を走り回り、それぞれを散らばらせている

 

「高みの見物とは、こう言うことだ。なぁ、長10cm砲ちゃ…」

 

照月の長10cm砲ちゃんが、ニヤリと笑った

 

よく見ると、屋根の上には長10cm砲ちゃんが4機配備されていた

 

「やられる前にやるだけだ‼︎」

 

長10cm砲ちゃんから撃ち出される豆をかわしながら、助走を付け、隣の屋根にジャンプした‼︎

 

「ジャン・ピン‼︎」

 

「いた‼︎赤鬼だ‼︎」

 

一瞬でバレ、武蔵の目にとまる

 

「すごいや‼︎白い服着て、手にブレード付けたゲームの主人公みたい‼︎」

 

そして、そのまま二回目のジャンプ‼︎

 

その先の屋根なら、長10cm砲ちゃんがいない

 

ジャンプ寸前、ふと下を見た

 

ニヤリと笑う、三つ編みの少女が、マシンガンを構えている

 

気付いた時には、既に遅し

 

「あ°っ‼︎」

 

100発とは行かないが、数十発の豆が当たる

 

「いたたた…流石は防空駆逐艦だな‼︎」

 

逃げればいいのに、俺は何を思ったのか、屋根の上から仁王立ちで照月を見降ろした

 

「だがな‼︎そんな事では私は倒れっ‼︎」

 

照月のトドメの一撃が、額に当たる

 

「当たった‼︎」

 

だが、まだ100発は行っていないので、赤鬼は倒せていない

 

赤鬼は逃げ出した‼︎

 

 

 

 

「わぁ…ふえてるね」

 

赤鬼討伐班は、一度モニターを見に来ていた

 

最初は100だったカウンターが、ちょっと減っている

 

青鬼…97

 

赤鬼…58

 

「赤鬼が大分撃たれてるな…誰が…」

 

赤鬼に豆を当てたのは、照月の様だ

 

だが、この状態ではまだ褒美は貰えない

 

「よし、私達も行くぞ‼︎」

 

 

 

一方その頃青鬼は…

 

「隠れてたら分からんだろ…」

 

倉庫の隅で体を丸めて隠れていた

 

しばらく隠れていると、倉庫の扉が開き、人が中に入って来た

 

人影は棚を漁り、何かを探している

 

そして、それを食べ始めた‼︎

 

「誰だ‼︎摘み食いしてるのは⁉︎」

 

咄嗟に出てしまった‼︎

 

そして、青鬼は撃たれた‼︎

 

「…勝った‼︎」

 

 

 

 

「青鬼がやられてるわ‼︎」

 

「嘘でしょ⁉︎誰が…」

 

ローマ、霞、れーべ、まっくすが驚いている

 

「とにかく、後は赤鬼だ‼︎」

 

基地の艦娘全員が、赤鬼を捜索し始める

 

 

 

 

「隊長がやられたか…」

 

再び地上に降り、建物の陰に隠れる

 

問題は秋月照月コンビだ

 

命中精度がズバ抜けている

 

ケツを掻きながら、様子を伺う

 

さっきからケツに何かコンコン当たってくすぐったい

 

「豆撒き終了〜‼︎フィリップの前に集まれ〜‼︎」

 

プリンツの声が聞こえた

 

「は⁉︎え⁉︎」

 

「たいほうのかち‼︎」

 

ケツに当たっていたのは、たいほうの豆だった‼︎

 

「たいほうは強いなぁ…よいしょ」

 

たいほうを抱き上げ、工廠の前に戻って来た

 

「では、結果発表を行う‼︎」

 

たいほうを降ろし、まずは銃の回収を行う

 

「我を倒した、優秀なる少女は…たいほう‼︎照月‼︎そなたら二人だ‼︎たいほうには、レイが一日言う事を聞く券をあげよう‼︎」

 

「やったね‼︎」

 

「偉いぞ‼︎たいほう‼︎」

 

武蔵に撫でられ、たいほうは嬉しそうだ

 

「そして、果敢賞として、照月にはこの、レイのデスクに余っていた間宮の券を1束あげよう‼︎レイには内緒だぞ⁇」

 

「わぁ〜‼︎ありがとう、お兄ちゃん‼︎」

 

「し〜っ‼︎」

 

既に全員にバレていて、時既に遅しだが、ここは貫く

 

「次は青鬼‼︎何と90発以上を当てた、果敢な少女は…雲龍‼︎」

 

「いただき」

 

雲龍は眠たそうな表情のまま、隊長が一日言う事を聞く券を貰った

 

「早速使ってみるかい⁉︎」

 

「じゃあ…一晩抱き枕になって貰おうかな」

 

「え⁉︎嘘‼︎ちょっと‼︎誰か‼︎」

 

隊長はお面を付けたまま、基地に引き摺られて行った

 

「…彼は尊い犠牲になったのだ」

 

「まぁ…青鬼はみんなのもの、だからな‼︎」

 

そういう武蔵の顔は、少し綻んでいた

 

普通は怒る所なのに、武蔵はこう言う時、いつも笑う

 

隊長が皆から愛されているから…だろうか⁇

 

 

 

 

 

豆撒きが終わり、一人工廠にいると、たいほうが入って来た

 

「たいほうもつかう‼︎」

 

たいほうは券を俺に渡し、ニコニコしている

 

「お…おぉ…何がしたい⁇」

 

「だっこ‼︎」

 

「へ⁉︎」

 

「だっこして‼︎」

 

「よ、よっしゃ‼︎」

 

たいほうを抱き上げ、窓際に行く

 

「だっこ何かでいいのか⁇」

 

「うん。みんないるから、すてぃんぐれい、さいきんたいほうたかいたかいしてくれないもん」

 

「よし‼︎たかいたかい‼︎」

 

「わ〜‼︎」

 

たいほうは嬉しそうにしている

 

そう言えば、最近たいほうを長時間抱き上げた覚えが無い

 

俺は、初めてたいほうをたかいたかいした時の様に、何度もたいほうの体を高く上げた

 

「他は何がいい⁇」

 

「ん〜…あ‼︎じゃあ、いっしょにねんねして⁇たいほうとだけ‼︎」

 

「よし、分かった‼︎」

 

 

 

その日の夜、たいほうは俺の部屋に来た

 

鹿島もしおいも霞もプリンツも、今日は別の部屋で寝る

 

布団に入ったたいほうの横で、俺はたいほうのお腹を軽く叩き、眠気を促す

 

「隊長じゃなくて良かったのか⁇」

 

「うん…たいほう、すてぃんぐれいがいい…」

 

「どうしてだ⁇」

 

「あのね…パパいそがしいの。たいほう、わがままいえないの。それでね、あのけんつかったら、すてぃんぐれい、いっしょにねんねしてくれるかなって…」

 

「そっか…偉いな、たいほうは…」

 

俺達は、たいほうにこんな事を思わせてたのか…

 

もう少し、行動を変えないとな…

 

しばらくすると、たいほうは眠った

 

俺は約束通り、たいほうの横で一晩過ごした

 

 

 

 

翌日の朝…

 

「隊長が萎びてる…」

 

「絞られた…死ぬ…」

 

「うんりゅうつやつや‼︎」

 

たいほうが指差す先には、肌がツヤツヤの雲龍がいた

 

「久し振りに激しい夜だった。逃げ回る隊長、可愛かった」

 

「提督よ…」

 

「レイ、たいほうありがとうな…」

 

「お…おぉ…寂しがってたぞ⁇」

 

「たまには、一緒にいてやらないとな…」

 

「まぁ…そんな萎びてる体じゃ無理だ‼︎」

 

「もう一絞り、行く⁇」

 

雲龍がニヤリと笑う

 

雲龍は日頃、夜間に偵察機を飛ばす事が多く、夜型人間になっている為、夜戦にも強い

 

「む…無理…」

 

結局その日一日、隊長は干からびたままだった…

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