宇宙から来た謎の生命体が暴れ回り、それを食い止める別の宇宙人とのバトル映画だ
榛名は大人しく座り、映画を見始めた
「レイ、これって、座った人が見たいもの見れるの⁇」
「そっ。お前が座った時は恋愛映画だったな」
「凄いわね…ますます欲しくなったわ…」
「良い気持ちダズルルルル…」
榛名は気持ち良さそうだ
モニターに映されている映画と、榛名の表情が全く合っていない
「ねぇ…」
「ん⁇」
横須賀の手には、先程のビデオカメラが握られている
「榛名ちゃんは撮らないの⁇」
「お前…俺を殺す気か⁇」
「だって見なさいよ‼︎私よりプルンプルンよ⁉︎」
「あぁ〜気持ちいいダズルルルルルルル…」
確かに、横須賀より遥かに揺れ動いていた
だが、撮ったら恐らく殺される
その前に、ワンコの嫁だ
「きそ〜。こっちに来るダズルルル‼︎」
「は〜い‼︎」
「抱っこさせるダズルル」
「うんっ‼︎」
きそは何のためらいも無く、榛名のお腹に乗り、横になった
「やっぱり、面倒見はいいのね」
「元々子供好きだからな。じゃなきゃ、照月の一件だって、助けてくれなかっただろ⁇」
「それもそうね…」
きそも満更でも無さそうな表情をしている
「あれは何⁉︎」
「プリズムキャノンダズル」
映画のキャラクターが攻撃する武器を見て、きそは目を輝かせている
きそはこういったSFな武器が好きだ
この前も、週末ロードショーで出て来た光る剣を欲しがっていた
「きそはグロ映画好きダズルか⁇」
「血が出るのは嫌いだけど、武器はカッコイイと思うよ⁇」
「あいつは腕から剣も出るし、手裏剣も投げるダズル」
「おぉ〜‼︎」
「こいつが主体の映画もあるダズル。確か、1と2があるダズル」
「榛名さんは詳しいね‼︎」
「モンスター映画は良いダズル。榛名も一回、こいつと戦いたいダズル」
「死んじゃうかもしれないよ⁇」
「…まぁ、きそがそう言うなら、やめとくダズル」
本当に大人しくなったな…
しばらくして、榛名がマッサージチェアーから離れた
「いやぁ〜‼︎スッキリキリンダズル‼︎」
肩をグルグル回しながら、俺達の所に来た
「レイ、ありがとうダズル‼︎またしたいダズル‼︎」
「これは横須賀にあげるんだ」
「そうか…殺してでも奪い取るダズル‼︎」
榛名は横須賀に襲い掛かった‼︎
「させないわよ‼︎」
マッサージチェアー越しに、引っ張り合いが始まった
「榛名のマッサージチェアーダズル‼︎」
「私が先に見つけたの‼︎」
「そんなの関係無いダズル‼︎榛名が欲しいと思えば、榛名のもんダズル‼︎」
「提督命令よ‼︎離しなさい‼︎」
「命令なんか元々聞かんダズル‼︎」
両者共、言ってる事がメチャクチャだ…
「あ〜も〜‼︎分かった‼︎榛名、お前にも造ってやるから、今日は横須賀にあげなさい‼︎」
「これじゃなきゃ嫌ダズル‼︎」
「私もよ‼︎」
「あ〜ぁ…ダメだな、こりゃ」
呆れてものも言えなくなった
「あ、でもレイ⁉︎後にした方が、追加機能も付くんだよね⁇」
きそがそう言った瞬間、二人は手を離した
「致し方無く、今回はやるダズル」
「いえいえ、貴女がどうぞ〜」