「でも、すてぃんぐれいもすきだよ⁇にばんめはむさし、そのつぎにすてぃんぐれい‼︎」
「相手が悪かったな…ははは」
「すてぃんぐれいはかしま⁇」
「そうだな…鹿島が一番好きだ。鹿島の次は無い」
「たいほうは⁇」
たいほうは悲しそうな顔をした
「みんな一緒さ。みんな好きだ。ただ、鹿島は俺のお嫁さんだろ⁇だからさ」
「たいほうにばんめ⁇」
「そっ。みんな二番目だ。隊長も同じ事言うと思うぞ⁇」
「きいてくる‼︎」
グミの袋を渡され、たいほうは食堂に走って行った
酔いは覚めたみたいだ
「パパ〜‼︎」
隊長に抱き着き、慣れた手つきで膝の上に乗る
俺はそんな二人を、コーヒーを飲みながら見ていた
「たいほう‼︎もう大丈夫か⁉︎」
「うんっ‼︎パパはだれがいちばんすき⁇」
「一番か…そうだな。武蔵かな⁇」
「およめさんだから⁇」
「そう。武蔵の次は無いよ⁇」
「なんで⁇」
「みんな一緒だ。み〜んな好きさ。でも、武蔵はお嫁さんだろ⁇」
「すてぃんぐれいといっしょ。すてぃんぐれい、かしまっていってた」
「ははは‼︎そっかそっか‼︎」
隊長はたいほうを膝に乗せたまま、新聞を読み始めた
「おっ、晴れてきたな」
どうやら通り雨だったみたいだ
「パパさん、ポーラ先に帰りますね〜」
まだ髪が濡れたポーラが、艤装を装着して外に出ようとしていた
「もういいのか⁇」
「ものすごくものすご〜く怒られました。提督に」
表情では中々分かりにくいが、どうやら落ち込んでるみたいだ
「はっはっは‼︎でもっ、ちょっと待って」
「おっ…」
隊長はポーラの頭にタオルを置いて、思いっきり拭いた
「レイ、髪とかしてやってくれないか⁇」
「よっしゃ‼︎」
適当に髪をとき、軽く艤装のチェックを済ませた
「よしっ。もう大丈夫だ。気を付けて帰るんだぞ⁇」
「は〜い‼︎また来てもいいですか〜⁇」
「次はいい酒を用意しておくよ」
「えへへっ‼︎」
ポーラの顔が明るくなった
飲まなきゃ結構可愛いのにな…
ポーラを見送って基地に戻り、子供部屋でようやくボードゲームをし始めた
しばらくすると、頭角を見せ始めた一人の少女
「MAXPOWER」
「んげっ‼︎」
「レイに攻撃」
「ちょっと」
「レイに攻撃」
「おい」
「レイに攻撃」
「まっくすさん⁉︎」
「強い奴は先に潰す。私の戦法」
まっくすにコテンパンにされ、あえなく敗北
ボードゲームが片付けられ、敗北感だけが残った
「燃え尽きた…」
「レイ、久し振りに釣りしない⁉︎雨も上がったし、釣れやすいとおもうよ⁉︎」
「よし‼︎行くぞ‼︎」
俺は子供達と共に外に出た
防波堤に着き、それぞれに釣竿を渡し、釣りスタート
「よ〜し、釣りスタート‼︎」