「誰か水風船無い⁉︎」
ローマが水風船
「揚げパンダズル‼︎」
榛名が揚げパン
「ヘアゴム‼︎ヘアゴム貸して下さい‼︎」
おおいがヘアゴム
「スーパーボールですか…誰かお持ちではありませんか⁉︎」
鳳翔がスーパーボール
全員、まだ比較的に簡単だ
観客席の裏手では縁日をやっており、皆そこで買った物を食べているからだ
「応…」
どうやら島風はハズレを引いたみたいだ
「あの、島風ちゃん。これでいいかな⁇」
「きそちゃん⁉︎」
落ち込む島風を呼んだのはきそだ
「僕、ガチャガチャ好きなんだ‼︎だから色々集めてるんだけど、コレじゃだめかな⁇」
きその手には、プロレス消しゴムがあった
「借りていいの⁉︎」
「うんっ。ダブッたから、そのまま島風ちゃんにあげる。使ってあげて⁇」
「応っ‼︎」
島風はきその手からプロレス消しゴムを受け取り、そのままゴールを目指した
「何と‼︎ここで島風が追い上げて来たぁ‼︎榛名と並び、そのままゴール‼︎プロレス消しゴムは高難易度だったはず‼︎果たして持っているのかぁ⁉︎横須賀が確認している‼︎」
「オッケー‼︎」
「島風がゴール‼︎榛名もゴール‼︎そして遅れてローマもゴール‼︎」
「ちっくしょう‼︎水風船結構キツいわ…何で屋台まで走らなきゃいけないのゃ‼︎」
「榛名はすぐ貰えたダズル」
榛名は借りたハズの揚げパンを食べていた
「あんた…ソレ返さなくていいの⁇」
「ハグしたら、もうあげるって言われたダズル」
しかし、一番で着いたのは榛名ではない
「さぁ、順位の発表だぁ‼︎一位は何と‼︎鳳翔さん‼︎子供達からスーパーボールを借りた様です‼︎」
駆逐艦の子達と大差ない身長の鳳翔さん
何故だ‼︎何故こんなにこの人の体操着姿に煽られる‼︎
「に…二位はおおいだ‼︎借りやすい物が引けたのも運の内か⁉︎」
「後で返さないと…」
「三位は島風‼︎無理難題を押し付けた運営を跳ね除け、よくぞここまで這い上がった‼︎」
「応っ‼︎島風、きそちゃんに借りました‼︎」
「きそはガチャガチャが趣味だ‼︎これまた運が良い‼︎四位は榛名‼︎案外揚げパンは無かったか⁉︎」
「これは中々美味いダズル‼︎」
「何と借り物を食べている‼︎榛名に揚げパンを貸した方、代金をお支払い致しますので、後程運営にお越し下さい‼︎」
「食べていいって言ってたダズル‼︎」
榛名は口周りに砂糖を沢山付けながら反論した
「まぁいいでしょう‼︎五位はローマ‼︎何とローマは裏手の方まで行き、屋台から水風船を調達した様だ‼︎」
「もっとマトモなの入れなさいよ‼︎」
マイクの横でローマが吠えている
だが、あの紙を書いたのは横須賀鎮守府の連中だ‼︎
とは言えず、実況を続ける
「さ…さぁ‼︎借り物競走が終わった所でお昼休憩に入ろう‼︎今回は特別ゲストを用意したぁ‼︎」
俺は会場を抜け、出入り口の少し先に設けられたテントに近付いた
「みんな見えるか⁉︎出入り口の向こうにテントがある‼︎本日は特別にスカイラグーンから差し入れを頂いた‼︎彼女達が作る料理はどれも美味しく仕上がっている‼︎観客席のみんなも是非頂いて欲しい‼︎では、しばしな休憩をお楽しみ下さい‼︎」
差し入れとは言え、ル級さんを筆頭に、大体の人が来てくれている
少しだけ居ないのは、スカイラグーンに誰か居ないと補給要員が居なくなるからだ
俺は約束通りラバウルの連中とミハイルとUちゃんを引き入れてお昼を食べ始めた
「あ、いたいた‼︎レイ‼︎」
「お前も来い‼︎」
横須賀も招き入れ、昔の部隊の連中が揃った
「後の競技は⁇」
「綱引きとお楽しみ競技が一つ。後は全基地対抗リレーね」
「おしっ‼︎もういっちょ気合入れるか‼︎」
あっと言う間に昼休憩が終わり、俺は実況席に着こうとした
「あっ、あんたは準備して。霧島、実況お願い‼︎」
「準備って…」
「私達も出るのよ。次は」
横須賀に連れられ、更衣室に向かう
どうやら出るのは綱引きでは無さそうだ
グラウンドでは、既に綱引きが始まっている
「さぁ‼︎両者拮抗状態マイク‼︎西側は武蔵‼︎東側に長門がいるマイク‼︎」
どうやら駆逐艦はおらず、今まで出場していない艦娘が参加している
ハーフパンツに履き替え、外に出ると横須賀が待っていた
「さっ、行くわよ」
「うわきつ…」
横須賀もブルマを履いているが、色んな所がパツパツで大変な事になっている
「提督指定の体操着よ⁉︎」
ドヤァと胸を張る横須賀
昔から胸だけは自慢の様だ
「まぁ、悩殺出来るだけの大きさはあるな…」
「決着がついたマイク‼︎西側の勝利マイク‼︎戦艦は両者同じ数だったが、重巡の多さが決着をつけたマイク‼︎」
「んで、何すんだよ」
「障害物競走よ」
「その体で…ふ〜ん…」
「さぁ‼︎次は提督一同が集結‼︎障害物競走マイク‼︎まずは第一レース‼︎」
隊長
ラバウルさん
トラックさん
呉さん
最恐最悪の四人が腕を鳴らしている
「や、ヤベェ…オーラが違う…」
「景品が豪華なのよ」
一位…お楽しみ設計図×3
二位…お楽しみ設計図×2
三位…お楽しみ設計図×1
四位…新作タブレット
「どれに転んでも当たりか…」
「まぁ、そんな所よ。お楽しみ設計図はみんな世に出てない特別な設計図。中には艦載機の設計図もあるわ」
「スタートマイク‼︎」
まずは第一関門、網くぐり
全員速い‼︎
匍匐前進慣れしている‼︎
「全員難なくクリアーマイク‼︎次は平均台‼︎これも速い‼︎一瞬マイク‼︎」