艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

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69話 艦娘大運動会(4)

「誰か水風船無い⁉︎」

 

ローマが水風船

 

「揚げパンダズル‼︎」

 

榛名が揚げパン

 

「ヘアゴム‼︎ヘアゴム貸して下さい‼︎」

 

おおいがヘアゴム

 

「スーパーボールですか…誰かお持ちではありませんか⁉︎」

 

鳳翔がスーパーボール

 

全員、まだ比較的に簡単だ

 

観客席の裏手では縁日をやっており、皆そこで買った物を食べているからだ

 

「応…」

 

どうやら島風はハズレを引いたみたいだ

 

「あの、島風ちゃん。これでいいかな⁇」

 

「きそちゃん⁉︎」

 

落ち込む島風を呼んだのはきそだ

 

「僕、ガチャガチャ好きなんだ‼︎だから色々集めてるんだけど、コレじゃだめかな⁇」

 

きその手には、プロレス消しゴムがあった

 

「借りていいの⁉︎」

 

「うんっ。ダブッたから、そのまま島風ちゃんにあげる。使ってあげて⁇」

 

「応っ‼︎」

 

島風はきその手からプロレス消しゴムを受け取り、そのままゴールを目指した

 

「何と‼︎ここで島風が追い上げて来たぁ‼︎榛名と並び、そのままゴール‼︎プロレス消しゴムは高難易度だったはず‼︎果たして持っているのかぁ⁉︎横須賀が確認している‼︎」

 

「オッケー‼︎」

 

「島風がゴール‼︎榛名もゴール‼︎そして遅れてローマもゴール‼︎」

 

「ちっくしょう‼︎水風船結構キツいわ…何で屋台まで走らなきゃいけないのゃ‼︎」

 

「榛名はすぐ貰えたダズル」

 

榛名は借りたハズの揚げパンを食べていた

 

「あんた…ソレ返さなくていいの⁇」

 

「ハグしたら、もうあげるって言われたダズル」

 

しかし、一番で着いたのは榛名ではない

 

「さぁ、順位の発表だぁ‼︎一位は何と‼︎鳳翔さん‼︎子供達からスーパーボールを借りた様です‼︎」

 

駆逐艦の子達と大差ない身長の鳳翔さん

 

何故だ‼︎何故こんなにこの人の体操着姿に煽られる‼︎

 

「に…二位はおおいだ‼︎借りやすい物が引けたのも運の内か⁉︎」

 

「後で返さないと…」

 

「三位は島風‼︎無理難題を押し付けた運営を跳ね除け、よくぞここまで這い上がった‼︎」

 

「応っ‼︎島風、きそちゃんに借りました‼︎」

 

「きそはガチャガチャが趣味だ‼︎これまた運が良い‼︎四位は榛名‼︎案外揚げパンは無かったか⁉︎」

 

「これは中々美味いダズル‼︎」

 

「何と借り物を食べている‼︎榛名に揚げパンを貸した方、代金をお支払い致しますので、後程運営にお越し下さい‼︎」

 

「食べていいって言ってたダズル‼︎」

 

榛名は口周りに砂糖を沢山付けながら反論した

 

「まぁいいでしょう‼︎五位はローマ‼︎何とローマは裏手の方まで行き、屋台から水風船を調達した様だ‼︎」

 

「もっとマトモなの入れなさいよ‼︎」

 

マイクの横でローマが吠えている

 

だが、あの紙を書いたのは横須賀鎮守府の連中だ‼︎

 

とは言えず、実況を続ける

 

「さ…さぁ‼︎借り物競走が終わった所でお昼休憩に入ろう‼︎今回は特別ゲストを用意したぁ‼︎」

 

俺は会場を抜け、出入り口の少し先に設けられたテントに近付いた

 

「みんな見えるか⁉︎出入り口の向こうにテントがある‼︎本日は特別にスカイラグーンから差し入れを頂いた‼︎彼女達が作る料理はどれも美味しく仕上がっている‼︎観客席のみんなも是非頂いて欲しい‼︎では、しばしな休憩をお楽しみ下さい‼︎」

 

差し入れとは言え、ル級さんを筆頭に、大体の人が来てくれている

 

少しだけ居ないのは、スカイラグーンに誰か居ないと補給要員が居なくなるからだ

 

俺は約束通りラバウルの連中とミハイルとUちゃんを引き入れてお昼を食べ始めた

 

「あ、いたいた‼︎レイ‼︎」

 

「お前も来い‼︎」

 

横須賀も招き入れ、昔の部隊の連中が揃った

 

「後の競技は⁇」

 

「綱引きとお楽しみ競技が一つ。後は全基地対抗リレーね」

 

「おしっ‼︎もういっちょ気合入れるか‼︎」

 

あっと言う間に昼休憩が終わり、俺は実況席に着こうとした

 

「あっ、あんたは準備して。霧島、実況お願い‼︎」

 

「準備って…」

 

「私達も出るのよ。次は」

 

横須賀に連れられ、更衣室に向かう

 

どうやら出るのは綱引きでは無さそうだ

 

グラウンドでは、既に綱引きが始まっている

 

「さぁ‼︎両者拮抗状態マイク‼︎西側は武蔵‼︎東側に長門がいるマイク‼︎」

 

どうやら駆逐艦はおらず、今まで出場していない艦娘が参加している

 

ハーフパンツに履き替え、外に出ると横須賀が待っていた

 

「さっ、行くわよ」

 

「うわきつ…」

 

横須賀もブルマを履いているが、色んな所がパツパツで大変な事になっている

 

「提督指定の体操着よ⁉︎」

 

ドヤァと胸を張る横須賀

 

昔から胸だけは自慢の様だ

 

「まぁ、悩殺出来るだけの大きさはあるな…」

 

「決着がついたマイク‼︎西側の勝利マイク‼︎戦艦は両者同じ数だったが、重巡の多さが決着をつけたマイク‼︎」

 

「んで、何すんだよ」

 

「障害物競走よ」

 

「その体で…ふ〜ん…」

 

「さぁ‼︎次は提督一同が集結‼︎障害物競走マイク‼︎まずは第一レース‼︎」

 

隊長

 

ラバウルさん

 

トラックさん

 

呉さん

 

最恐最悪の四人が腕を鳴らしている

 

「や、ヤベェ…オーラが違う…」

 

「景品が豪華なのよ」

 

一位…お楽しみ設計図×3

 

二位…お楽しみ設計図×2

 

三位…お楽しみ設計図×1

 

四位…新作タブレット

 

「どれに転んでも当たりか…」

 

「まぁ、そんな所よ。お楽しみ設計図はみんな世に出てない特別な設計図。中には艦載機の設計図もあるわ」

 

「スタートマイク‼︎」

 

まずは第一関門、網くぐり

 

全員速い‼︎

 

匍匐前進慣れしている‼︎

 

「全員難なくクリアーマイク‼︎次は平均台‼︎これも速い‼︎一瞬マイク‼︎」

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