「ぶ〜ん、ぶ〜ん」
たいほうの声がする…
朝ご飯だろうか⁇
いい匂いもする
「起きたか、提督よ」
「おはよう」
「ちゃっか〜ん︎」
戦闘機のおもちゃが、武蔵の頭に置かれた
「うぉ︎」
よく見ると、私の上にも武蔵の上にも大量に戦闘機のおもちゃが置いてあった
「俺達は空母か何かみたいだ」
「ん…たいほうのおもちゃに”も”なるのも悪くない」
”も”が気になった
「”も”ってなんだ⁇」
「言っただろ⁇提督は激しいと」
「やらかしたか⁇俺」
「さ、朝だ」
どうやら、やらかしたらしい
武蔵は布団から出て、食堂に向かってしまった
「早起きだな、たいほう」
大事そうに戦闘機のおもちゃを胸に抱き、私の手を堪能しているたいほうが、何故早く起きたのか、すぐに分かった
「むさしがね、よるからひめいあげてたの。あー︎とか︎」
「うっ…」
「ただのイビキです。それに、あー︎!!ではなくて、がー︎!!です」
現れたのは、はまかぜだった
「台所で照れています。激しいのはパパじゃなくて、私のイビキだったと」
「ははは…」
とりあえずは一安心だな
「ご飯が出来ました」
相変わらずの、平和
四人で囲む、食事
「こんにちは…」
「客か?珍しい。開いてるぞ〜」
ドアが開く
武蔵だけは何故か臨戦体制でいる
「おはようございます!!提督殿!!私は…」
「固い固い。武蔵、大丈夫だ」
「うむ…」
武蔵は彼に向けていた砲塔を逸らした
おやおや、懐かしい訪問者だな
「手は降ろす。敬礼は無しだ」
「あ、あぁ…”そうでした”お久し振りです、大佐」
「ん」
「そうでしたって…知り合いか?」
武蔵は不思議そうにしている
そりゃそうだ
「昔の俺の機体の整備兵だ。提督になってたのか」
昔の癖で、彼の頭を撫でた
「はい。今は単冠湾の方で…」
その一言で、部屋の空気が変わった
「そっか…分かった。何も言うな。1万程あれば、運営は出来そうか?」
「はい…」
「心配するな。バケツと開発資材も付けてやる」
「あ…ありがとうございます!!」
「早く良くなって、次は遊びに来い」
「はいっ!」
「横須賀君に連絡して、俺の基地経由で運ばせる。1日待てるか?」
「はい」
「…お前、今も戦闘機は好きか?」
「はいっ!!」
「来い。いいモノを見せてやろう」
私達は格納庫に向かった
その途中、単冠湾君が足を見ていた
「あの…足、やっぱり…」
「これが人類の結果だ。言っとくが、お前の所為じゃないぞ⁇現代の兵器は効かなかったんだ」
「そうですか…」
「さ、ここだ」
格納庫に着くと、蒼い鳥が君臨していた
「うわぁ〜︎コルセアだぁ〜︎現物は初めて見ました︎」
「多分、生身の人間が載って有効打を与えられる最初の機体だろう。現に敵の艦載機と敵艦数隻をこいつで沈めた」
「凄いや︎!!やっぱり隊長だ︎!!」
「おやおや、懐かしい顔触れですね」
「横須賀さん︎!!お久し振りです︎!!」
横須賀君には流石に敬礼をする
ま、今じゃ俺より階級は上だからな