「薄情な奴め…」
「レイはDOCTORなの⁇」
「色々してるよ。パイロットもだし、ドクターもしてる‼︎」
「凄いね‼︎IOWAもレイみたいになりたい‼︎」
「気に入った…よし、もうちょっとだからな〜‼︎」
「OK‼︎レイなら大丈夫‼︎」
数十分後…
「はいっ、お終い。よく頑張ったな‼︎」
「ご飯食べてもいい⁇」
「いいよ。ありがとうな」
「DOCTORがレイなら、IOWAも頑張れる‼︎」
小さい割に、中々タフな様だ
アイちゃんを連れて食堂に戻ると、何の申し訳も無さそうに横須賀が食事をしていた
「FU○K…」
アイちゃんは俺の足元に隠れ、横須賀から見えない様にしている
「終わった⁇」
「終わったよ。ホラっ‼︎」
書類を横須賀に返すと、パラパラとめくりながら中身を見始めた
「何がお望み⁇」
「もう少し注射を上手くなって欲しい‼︎」
「ぐっ…」
「IOWAのご飯‼︎」
アイちゃんの前に、フライドチキンが沢山置かれた
よく見ると俺の前にもある
「アイちゃんの主食はフライドチキンなのか⁇」
「今日は特別さ。レイも好きだろ⁇」
「まぁ…」
フライドチキンをみんなで食べていた時、ふとアメリカに居た時を思い出した
どっかで食べたフライドチキン、物凄く美味かったな…
白い服着た爺さんが居た、普通の店だったけど、味は一級品だった
「あ‼︎」
アメリカの事を思い出していたら、もう一つ思い出した
「IOWAって、お前の本籍地か‼︎」
「今更かよ…」
「良い名を貰ったな、アイちゃん」
「IOWAはBEAUTIFUL NAMEよ‼︎」
フライドチキンの衣をいっぱい付けたアイちゃんは、俺の方を見てニコニコしている
「おっ‼︎レイに懐いたな‼︎」
「レイはSUPER DOCTORよ⁉︎」
「アイちゃんだけだな、俺を分かってくれるの」
「心配するな。私も分かってる‼︎」
「そうだぞ、レイ」
横須賀以外の人員が頷いた
「マヌケなあんたの方が、私は好きよ⁇」
「アイちゃん、こんな捻くれた女になってはいかんぞ⁇」
「IOWA、横須賀ものすご〜くキライ‼︎」
横須賀以外が爆笑する
ここまで嫌われた奴、見た事ない
「ざまぁねえな‼︎」
「私が悪うございましたよ‼︎」
「でもな、アイちゃん。横須賀はアイちゃんの事をもっと知りたいんだ」
「ホント⁇」
「ホントだ。横須賀はホントは良い奴だよ⁇アホなだけで」
「あ、アイちゃん⁇レイみたいなマヌケになっちゃダメよ〜⁇」
横須賀が顔を近付けると、アイちゃんは後ろに引いた
「GO AWAY‼︎」
「お、オーケーオーケー‼︎」
「アイちゃん⁇ちょ〜っとお口悪いわよ⁇お母さん、怒るよ⁇」
「う…OK…」
愛宕の顔が何と無く怖い
やはり母は強し、何だろうな…
「さてっ‼︎片付けだけでもして帰るか‼︎野郎共‼︎集合ー‼︎」
”なんやなんや‼︎”
”何したらええんや⁉︎”
何処からとも無く、妖精がゾロゾロ湧いてきた
「お片付けの時間だ‼︎アイちゃんと一緒に片付けして、終わった奴からチキン食って良し‼︎」
”行くで行くで”
”雑巾持って行かな‼︎”
妖精達は一目散に散って行き、片付けを始めた
「凄いな…」
「ウチもあんな感じだからな‼︎」
食事を終えた後、俺達も片付けに加わり、ある程度終わった所で帰る事になった
「今度はコッチから行くよ」
「いつでも来いよ〜⁇」
高速艇に乗り、またしばらく揺られる
「レイ⁇」
「ん⁇」
鹿島が何故かモジモジしている
「レイも赤ちゃん…欲しいですか⁇」
「もう少し落ち着いたらな…鹿島は⁇」
「わ、私はレイが欲しいなら…」
「提督よ。赤ん坊はいるか⁇」
「欲しいな。自分の子供を見てみたい」
「では今晩仕込もう‼︎いいな⁇」
「あ、はい」
武蔵の眼力が余りにも強く、隊長は終始逆らえないでいた
ま、結局隊長が上手くやったお陰で、今回は回避出来たみたいだけどな‼︎
IOWA…アレンと愛宕の娘。アイちゃん
人間と艦娘の間に出来たハイブリッド艦娘
金髪の女の子で、超が付く程天真爛漫であり、生後数日で基地内全員を叩きのめしたり、走り回っている
コーラやフライドチキンが好きで、愛宕のお乳は飲まないが、どうもミルク系は好きらしい
パパ曰く、艦娘は成長がとてつもなく早いらしい
事実上初めてのハイブリッド艦娘で、横須賀が物凄い興味を持っている
流暢な英語を話すが、日本語もちゃんと話せる
レイがお気に入りで、横須賀が大嫌い
まだ戦いには出ていないが、そもそも装備出来るかどうかも分からない、謎多き艦娘