艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

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さて、90話が終わりました

今回のお話は、次の話と繋がっていますが、題名が異なります

久し振りの戦闘だよ‼︎


91話 強襲

俺と隊長は、今日は朝から哨戒任務にあたっていた

 

《敵影無し…そろそろ一服するか⁇燃料も無い》

 

「そうだな…暇でしょうがない」

 

《よし、スカイラグーンで一旦休憩…いや、待て‼︎何だこの数‼︎》

 

「何って…」

 

ギリギリまでレーダーに映らなかった敵機

 

しかも四方八方塞がれていて退路も無い

 

「光学ステルス機…フィリップを真似やがったか‼︎」

 

《レイ、やれるか⁉︎》

 

「やるだけやってやるさ‼︎メーデーメーデーメーデー‼︎此方横須賀分遣隊‼︎所属不明の光学ステルス機に囲まれた‼︎救援求む‼︎」

 

だが、ノイズ音が聞こえるだけで、誰の応答も無い

 

《レイ‼︎電子戦機がいるみたいだ。半径数キロ以内は私達の無線しか使えない‼︎》

 

「チクショウ‼︎二機だけでコレだけの数をやるのかよ‼︎」

 

その言葉通り、俺達は追い込まれて行く

 

高度を取ろうが追い付かれ…

 

スピードを上げても追い付かれ…

 

ロックオンすれば消える…

 

亡霊を相手にしている様だ

 

「チクショウ‼︎誰か居ないのか‼︎」

 

《貴様等は戦場と言う名の歴史に出過ぎた。ここで落ちろ》

 

混線だ

 

ここまで色濃く入ると言う事は、よっぽど多くの敵に囲まれている

 

《レイ‼︎ミサイルだ避けろ‼︎》

 

「チッ‼︎」

 

機体を光学迷彩で隠し、何とか回避する

 

が、依然状況は変わらない

 

「チクショウ‼︎誰か応答しろ‼︎」

 

《お困りの様ね》

 

聞き覚えのある上から目線の声が聞こえたと思えば、後方の敵機がいきなり爆発四散した

 

《主人が居なけりゃ、何にも出来ないのかしら⁇》

 

「ヘラ‼︎」

 

爆発の理由は、MSWの照射だ

 

「敵が見えるのか⁇」

 

《えぇ。私のレーダーなら、光学迷彩を起動されても分かるわ。スペンサー、各機にデータを転送して頂戴》

 

《了解、レディ》

 

「はっ‼︎」

 

上空を見上げると、遥か上にスペンサーが居た

 

あんな上空に居れば、戦闘機レベルじゃ迎撃も出来ない

 

《こちらラバウル航空戦隊。助けに来ましたよ、サンダーバード隊‼︎》

 

《こちらイェーガー。まずは彼等を護る》

 

《ヘルハウンド隊もいるよ〜》

 

「オールスターじゃねぇか‼︎どうして⁉︎」

 

《お嬢様に泣き付かれたらなぁ…》

 

「ケッ‼︎今回は素直に受け取ってやらぁ‼︎」

 

アレンの声だ

 

どうやらヘラが救援を要請してくれたらしい

 

…後でヘラに怒られるな、アレン

 

《レイ、お前も隅に置けないなぁ。妻がいるのに無人機を口説き落とすとは…》

 

「うるせぇ‼︎」

 

《アレン…と、仰いましたか⁇後で覚えてなさい》

 

「一応…謝っとけ。な⁇」

 

《お、おぅ…すまん‼︎》

 

《私が寛大な心を持っていた事に感謝なさい》

 

《お前が好きそうだな》

 

「俺はMじゃねぇぞ‼︎オラァ‼︎こいつで終いだ‼︎」

 

流石はエース級部隊が結集しただけある

 

喋りながら私語モリモリで敵機を落として行き、俺が落としたのが最後の一機だった

 

《レーダークリア。最後の最後が電子戦機だったな…レイ、大丈夫か⁇》

 

「俺は大丈夫だ。隊長は⁇」

 

《完☆璧‼︎》

 

隣に来たクイーンのコックピットから、隊長が親指を立てているのが見えた

 

《こちら横須賀鎮守府。サンダーバード隊、応答願います‼︎》

 

「ようやく繋がった…おい‼︎聞こえるか横須賀‼︎」

 

《聞こえるわ。タウイタウイの提督が此方に着くって連絡があったけど、アンタ達、何か知らない⁇》

 

大体予測は出来たが、一応念の為聞いてみた

 

「光学ステルス機を飛ばしたか⁇って、聞いてみてくれ」

 

《分かったわ。とにかく、全員横須賀で整備と補給を受けて。いいわね‼︎》

 

「はいはい」

 

オールスターキャスト一同は、横須賀に向かう事になった

 

その途中、再び横須賀から連絡が来た

 

《何人かのパイロットが、試作段階の機体で出撃して、アンタ達に攻撃したって言ってたわ》

 

「やっぱな…ようこそ戦争の無い世界へ、って言っとけ」

 

《分かったわ。で、長門がその部隊に攻撃を受けて、轟沈寸前で帰って来たの。今大変な状態だから、アンタときそちゃん、降りたら手伝ってくれる⁉︎》

 

「先に言え‼︎分かった‼︎俺も整備長に話があるんだ‼︎」

 

数分後、横須賀に降り、俺ときそは工廠に走った

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