ド下のお話ですが、中々面白いかと思います 笑
どこかの基地…
そこに着任したのは、元イージス艦の艦長の一軸さん
彼は頭がキレ、仲間思いで、人として良く出来た人間だが、一つだけ弱点があった
それは…
「司令官様‼︎巻雲ぉ、今日も頑張ります‼︎」
「巻雲⁉︎も、もう少し小さい声で…」
最近着任した巻雲には、分からない事ばかり
「司令官様‼︎体調悪いんですかぁ⁉︎」
「あっ、あっ、あぁ〜〜〜〜〜っ‼︎」
一軸さんはお尻を抑え、何処かに行ってしまった
「あらら…」
「ダメだぞ巻雲。司令は大声に弱い」
執務室の壁にもたれていた菊月は、一軸さんの初期艦であり、一番彼を良く知っている
「司令官様は何処か悪いんですかぁ⁇」
「…司令はお尻が緩いんだ」
「うう…巻雲コワイ…あっ」
一軸さんは、最近改築されたウォシュレット付きの便座に座りながら、顔を抑えていた
一軸さんは、艦長時代からお腹が弱い
艦長時代、あまりにもトイレに篭るので、トイレにマイクが付いた位弱い
そして今でもトイレにマイクが付いている
「ふぅ…」
《提督。お客様だ。そのままでもいいらしい》
「分かった」
《これに話し掛けて欲しい》
トイレに付いたマイクから菊月の声が聞こえ、近隣基地から来た提督との会話が始まる
《一軸艦長、お久し振りです》
マイクの先から聞こえて来たのは、昔部下だった青年だ
今は呉で提督をしているらしい
「き…清政か⁇すまんな、こんな所から」
《構いませんよ。熊のぬいぐるみと会話するのも中々楽しいです》
どうやら執務室の机の上には、熊のぬいぐるみが置かれているらしい
《どうですか、提督生活は》
「あぁ…中々楽しいよ。この体質が無ければ、もう少し子供達の相手をしてやりたいのだが…」
《ははは。体質は仕方ありませんよ。一時間程したら、横須賀分遣基地から一人ここで補給を受けたいとの連絡を受けたので、顔を見るついでに足を運んだだけです。資料を机に置いておきますので、お目通しを》
「分かった。横須賀分遣基地だな⁇了解した」
《では、失礼します》
清政は最後まで穏やかに話してくれた
本当に助かる
彼は立場が逆転した今でも、こうして私を心配してくれる
「ふぅ、もう大丈夫だ」
トイレから出て、再び執務戻る
一時間後…
「お邪魔します」
資料にあった子が基地に来た
横須賀分遣基地から来たのは”雲龍”と言う子だ
「横須賀分遣基地から来ました雲龍です」
「よろしく、雲龍」
「邪魔するぜ‼︎」
「あ°っ‼︎」
もう一人入って来た瞬間、一軸さんの顔が歪んだ
「あ⁇人が挨拶してんのに何だその顔は〜…壁に手ェ付けな‼︎」
「ヒィッ…」
随分気性の荒い子だ
一軸さんはお尻を抑えながら、渋々壁に手を付けた
「あ⁇何か臭うな…屁ェこいたのか⁉︎」
「一軸さん。こっち来て」
何かに気付いた雲龍は、一軸さんの手を引いてトイレに向かった
「君。うちの司令はお尻が緩いんだ。もう少し声のトーンを下げてくれ」
「あぁ⁇そんなユルユルで提督が務まっか‼︎アタシが叩いて治してやんよ‼︎」
「ゴメンなさい。あの子、途中で出逢った子なの」
「い…いや…構わんよ…うっ‼︎」
雲龍をドアの向こうに待たせ、一軸さんは腹を下す
「呉さんから聞いた。一軸さん、お尻が緩いって」
「すまんな…うっ‼︎」
「…レイからのプレゼントがある」
「ふぅ…もう大丈夫だ」
「はい」
手を洗い、雲龍のプレゼントを貰う
「消臭剤入りのオムツと、緊急時に飲む腹痛止め。これを飲むと、小一時間は腹痛が止まる」
「おぉ‼︎これは助かる‼︎」
「これで任務は終了。ご飯、頂きます」
雲龍はそのまま食堂に行った
一軸さんはその場でルンルン気分でオムツを履き、トイレから出て来た
「お、いたいた‼︎ケツ緩いんだってなぁ⁉︎アタシが治してやんよ‼︎」
名を知らぬその子は、手に鉄パイプを握っていた
「ふふふ…今の私は無敵…あ°っ‼︎」
「ウラァ‼︎ケツ締めてろよ‼︎」
渾身の一撃が一軸さんのお尻に当たる
一軸さんは悲鳴を上げながら、必死にお尻に力を入れていた
「カレー下さい」
「ヒェー‼︎カレーは無いです‼︎」
単冠湾の比叡がいた
どうやらヤク中から立ち直り、ここに身を寄せているらしい
「カレー無いの⁇」
「この基地でカレー食べる子なんていません‼︎」
「あ」
雲龍は納得した
提督がアレじゃあ、誰もカレーなんか食べない
「じゃあ、肉じゃが定食下さい」
「ヒェー‼︎」
雲龍は頭の中で”この基地はイカれてる”と思いながら、肉じゃが定食を食べた
肉じゃが定食を食べ、雲龍は基地に帰る準備を始めた
「出る…出る出る出る‼︎」
「弱音吐いてんじゃね〜ぞ‼︎ウリャア‼︎」
「アッーーー‼︎」
一軸さんはこの日最大の悲鳴を上げた
「ギザギザ丸。帰るよ」
「おうっ‼︎ここの司令も少しは締まる様になったしな‼︎じゃあな‼︎」
「じゃ…じゃあね…」
あくまで一軸さんは優しい
床に突っ伏したまま、一軸さんは二人を見送った
「司令、漏らしたか⁇」
「分からん…だが、痛すぎて…おっ⁉︎」
一軸さんは気付いた
あまりにも痛すぎて、本当にお尻が締まったのか、腹痛が無くなっている‼︎
「治ったぁぁぁぁぁあ‼︎‼︎‼︎」
と、立ち上がり叫んだ瞬間、菊月が鼻を塞いだ
「…戦略的撤退だ」
「待って‼︎待ってくれ菊月‼︎」
「く、来るんじゃない‼︎撃つぞ‼︎」
菊月は逃げる様に執務室を出て行った
「見捨てないでくれーーーーー‼︎あ°っ‼︎」
一軸さんの災難は終わらない…
菊月…一軸さんの初期艦
腹下しが無けりゃ、ケッコンしてもいいと思っている
巻雲…最近着任したメガネ女子
一軸さんの扱い方をまだ分かっていない
雲龍…パパの所のアイツ
ようやく出番が来たと思ったら、ド下回だと拗ねている
ギザギザ丸…未だに作者が名前を知らない艦娘
最近法被を着て暴走気味
本編では物語の鍵を握るメンバーになるかも知れない
比叡…ヤク中から復活
せっかくなのでカレー繋がりで出した
一軸さん…ニコ生から生まれた異色の提督。私が一軸艦長だ
どこかのニコ生の主さんが”トイレで座りながら考えた”提督
本当に良く出来た提督だが、お尻の穴が緩い
呉さんの元上官であり、今は呉さんの部下という、チョットややこしい経歴
”菊”月
”まきぐ”も
”ウン”龍
と、何か臭う艦娘が登場した今回のお話だが、本編に関係無い特別編なのでご了承下さい
P.S
誰かギザギザ丸の名前を簡単に覚える方法を教えて下さい