今回のお話は、横須賀に届いた一通の招待状から始まります
「敵中枢から招待状が届いたわ」
「「ハァッ⁉︎」」
横須賀の突然の達に、俺達の目は一気に醒めた
「ほら、片仮名で書いてあるでしょう⁇」
横須賀に手渡された招待状をを見ると、片仮名でこう書かれていた
”シンアイナル ヨコスカブンケンタイヘ
アナタガタヲ パーテーニショータイシマス
ゼヒキテネ♡”
「いや、罠だろ」
「誰も行けとは言ってないわ。ただ、総理が行って、安全だったのは覚えてる」
「まぁ…」
「レイなら大丈夫よ‼︎」
「許可しない」
珍しく隊長が命令を拒否した
「レイを危険な目に遭わせる訳には行かない」
「隊長…そうですよね‼︎これは破棄しま…」
横須賀が招待状を破ろうとした時、隊長は手を止めた
「レイだけなら許可しないと言っただけだ」
「え⁇」
「私も行く。それなら許す」
「…畏まりました。すぐに空母を手配します」
数時間後…
大湊から寄越された艦隊が来た
イージス艦2隻
重巡洋艦2隻
そして、空母が1隻
「隊長とレイは空母に乗って下さい」
〜空母 タイコンデロガ・改 操舵室〜
入ってまず気付いた
人が随分明るい
これは、艦長の教育が良い証拠だ
「ようこそ大佐。そしてスティングレイ。艦長の棚町です」
「随分若いんだな…」
隊長が驚くのも無理はない
タイコンデロガ・改の艦長は随分若かった
パッと見ても、まだ30代前半だ
「ははは‼︎ただの叩き上げですよ。若くてもガッツだけは取り柄です‼︎貴方がたを、安全に中枢まで御運び致します‼︎」
「気に入ったぜ」
「では、出航致します。中枢付近までは自由時間に致しますので、艦内を見学してみて下さい。きっと気に入りますよ⁇」
「分かった」
〜空母 タイコンデロガ・改 甲板〜
「海は広いねぇ〜…」
「この先行きゃ、見目麗しいアメリカだ」
二人はタバコを咥えながら、甲板から立ちションをしていた
その様子は、操舵室からも見えていた
「も…ホントすみません…」
横須賀は平謝り
幾ら歴戦の猛者とも言えど、普段は二人共あんな感じなのだ
「え⁇立ちションですか⁉︎」
「えぇ…情けない…」
「この艦では普通ですよ⁇その代わり、絶対手は洗わせてますが…」
操舵室から二人を見ていると、一旦視界から消えた後、再び同じ場所に戻り、隣に追従していたイージス艦に手を振ったり、投げキッスをしていた
「手は洗ったみたいね…」
「パイロットがいっぱい寄って来てますね…」
二人は甲板で、艦載機パイロットに簡単に出来る空戦起動をレクチャーしたり、歴戦の話をしたりして、彼等を鼓舞していた
隊長とレイは、パーテーがあるなら飯も出ると言い、艦内で食事は取らなかった
そして…
「おいおいおい‼︎海の色がヤベェぞ‼︎」
「ついに来たか…」
《全員、艦内に戻って下さい‼︎》
「レイ、出るぞ」
「オーケー。フィリップ、ヘラ‼︎発艦だ‼︎」
《了解、乗って‼︎》
《乗りなさい‼︎》
ヘラは特殊機構を備えており、発着艦が可能な様に改造してある
クイーンはスカイラグーンで待機し、何かあったらすぐ飛べる様にはしてある
「スティングレイ、発進‼︎」
「イカロス、発進‼︎」
艦載機パイロットやタイコンデロガの操舵室、そして護衛艦の乗組員達が見守る中、二機は飛び立った