艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

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さて、141話が終わりました

今回のお話は、題名の通りようやくこの子の正体が明らかになります

なに⁇リベッチオは出ていない⁉︎

ず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと前にパスタの国に行った時に、チョビ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと出て来てます


142話 リベッチオ・パスタ(1)

俺はアレンと共に横須賀に来ていた

 

何でも美味いパスタの店が出来たらしく、俺達はそこに向かっていた

 

「いらっしゃいませー‼︎本場イッタリーのパスタだよー‼︎」

 

「これか」

 

”リベッチオ・パスタ”と看板を出すその店には、片方を巻き髪にした綺麗な女性がパスタを作っており、ホールには小麦色の肌の、幼女と少女の狭間で揺れている様な女の子がせっせとパスタを運んでいた

 

「いらっしゃいませー‼︎リベッチオ・パスタにようこそ‼︎」

 

「ようこそ〜」

 

「二人だ」

 

「こちらへどうぞー‼︎」

 

その女の子に案内され、窓際の席に案内される

 

「メニューです‼︎」

 

「んっ。ありがとう」

 

女の子の手からメニューを受け取る

 

「注文がお決まりになりましたら”リベ”を呼ぶか、そこのベルでお知らせ下さい‼︎」

 

よく見ると女の子の胸元には、まだ文字に慣れていないのか、ギリギリ”りべっちお”と分かる手書きのネームプレートが付けられている

 

「んじゃぁ、俺はミートソースで」

 

「はいっ‼︎ミートソース一つ‼︎」

 

「俺は…」

 

アレンはメニューを見て、ある事に気付く

 

「ナポリタンは無いのか⁇」

 

「ナポリタンはイッタリーのパスタではありませんので無いです‼︎」

 

「そうなのか…ん〜、じゃあ、カルボナーラを」

 

「かしこまりました‼︎カルボナーラとミートソースですね‼︎少々お待ちを‼︎」

 

リベは厨房に戻り、巻き髪に注文を書いた紙を渡す

 

リベが行った途端に、俺達はタバコに火を点けた

 

「キャプテンが見たら連れ帰りそうだな…」

 

「出禁になるぞ…」

 

「しっかし、日本語の上手な子だな」

 

「お待たせしました‼︎」

 

「「はやっ‼︎」」

 

二人して同じ言葉が出る

 

早いのは良いが、こうなると不安なのは味だ…

 

「いただきます」

 

「いただきます…」

 

二人共、恐る恐るパスタを口にし、今しばらく咀嚼する

 

「…美味いな⁇」

 

「…メチャウマだ」

 

味もパスタの硬さもちょうどいい

 

あっと言う間にパスタは無くなり、俺とアレンはそこそこ満足な状態でスプーンとフォークを置いた

 

「コーヒーいかがですか⁇」

 

リベがコーヒーを入れた容器を持って来た

 

「あぁ、頂こう」

 

リベがコーヒーを淹れてくれている時に、気になった事を聞いてみた

 

「君は日本語が上手いな⁇」

 

「パーパが日本語上手なんです。リベのパーパはパイロットなんですよ⁇」

 

「へぇ〜。何処の部隊だ⁇」

 

リベの口から出た部隊名で、俺達は椅子からひっくり返りそうになった

 

「サンダー…バード…だったかな⁇と〜っても強いんですよ⁉︎」

 

「お前マジか‼︎」

 

アレンの視線が痛い

 

言いたい事は分かる

 

どうせお盛んと言いたいんだろ‼︎

 

「いやいやいやいや‼︎チョイ待ちチョイ待ち‼︎」

 

必死に抗議するが、こうも立て続けに子供が産まれていたら説得力が無い

 

「パーパを知ってるの⁇」

 

「あ、いや、知ってると言うか、何と言うか…」

 

「空軍は嘘つかないんですよね‼︎」

 

リベの笑顔が痛い…

 

「お、俺の所属してる部隊だ」

 

「でも”レイさん”はパーパじゃないよね⁇」

 

「そうだな…てか、俺の名前知ってるのな⁇」

 

「うんっ‼︎リベは物知りなんだよ‼︎はい‼︎」

 

コーヒーを貰うが、リベはまだ何か聞きたそうだ

 

俺ももう少し知りたい

 

「俺の事、何で知ってるんだ⁇」

 

「マーマに教えて貰ったの。パーパと、もう一人の男性が居るって‼︎」

 

「その、マーマは誰だ⁇」

 

「ローマ‼︎」

 

無邪気に答えるリベだが、俺達は驚きを隠せないでいた

 

「おうふ…」

 

「アイツ子持ちかよ…」

 

「すみませ〜ん‼︎こっちもコーヒー下さい‼︎」

 

「あっ‼︎は〜い‼︎では、失礼します。レイさん、金髪さん、待たね‼︎」

 

「じゃあな」

 

俺とアレンは手を振り、リベは別の客の対応を始めた

 

俺達は変な気分のまま、リベッチオ・パスタから出た

 

「ローマの娘か…」

 

「俺は金髪さんかぁ…」

 

俺達はそれぞれの基地に戻り、その日の夕飯の前、俺はローマに今日の事を話してみた

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