レイとサラが踊っている時、御馳走が用意されている場所では清霜が両手にチキンを手にして嬉しそうに食べていた
「美味しい⁇」
「美味しい‼︎き〜ちゃんチキン好き‼︎お母様はお父様と踊らないの⁇」
「そうねぇ…お母さんは最後で良いわ⁇」
「どうして⁇」
「ん〜⁇お父さんの事が好きな人がいっぱいいるからかな⁇」
「き〜ちゃんもお父様好き‼︎」
私は嬉しそうな清霜の頭を、父親がいつもそうしている様に撫でた
「よこしゅかしゃんさみしい⁇」
「えいしゃんむこうにいうから⁇」
ローマの手から離れたひとみといよが来た
この二人は本当に絵に描いた様な子供で、私はちょっとでいいから抱っこしてみたいと思っている
でも、もしかしたらイヤがるかも知れない
そう思うと出来なかった…
「そんな事ないわ⁇レイが帰って来るのは私って決まってるもの‼︎」
「ぜい〜あげう‼︎」
「おみかんのぜい〜‼︎」
私は素直に二人の前に屈み、二人が持って来たミカンゼリーを食べさせて貰う
「おいし⁇」
「うんっ‼︎美味しいわ‼︎ありがとっ‼︎」
ひとみといよの頭も撫でる
いつもレイや大人にキチンと洗って貰っているのか、二人の髪はサラサラしている
「んふ〜‼︎」
「んふ〜‼︎」
…グラーフに似てきたわね
「…二人は私の事、好き⁇」
「しゅき‼︎」
「えいしゃんのおよめしゃん‼︎」
二人はニコニコしている
チョット試してみようかしら…
私は二人の前で手を広げてみた
すると二人共ゼリーの乗ったお皿を机に置き、私に抱き着いて来た
「くふふっ…」
「き〜ちゃんのにおいがしゅる…」
ホントだ
二人に嫌われて無いのね、私…
それにしても、ホントに軽いわね…
レイが両肩に二人を乗せて、尚且つたいほうちゃんを肩車しても平気なハズだわ…
「よこしゅかしゃん、えいしゃんとおどう⁇」
「ひとみもおどいたい‼︎くうくう〜って‼︎」
この舌ったらずな喋り方も、堪らなく可愛い
「横須賀‼︎待たせたな‼︎」
「お母さんは⁇」
「親父と踊るんだとよ」
レイが振り返った先には、お母さんとリチャード中将がいる
「えいしゃん」
「おっ⁇どうしたいよ。横須賀気に入ったか⁇」
「うんっ‼︎よこしゅかしゃん、ふあふあしゅるの‼︎」
「たかこしゃんみたいなおっぱい‼︎」
「ひとみといよはローマとご飯食べてるんだぞ⁇」
「はよかえってこいお〜」
「き〜つけてな〜」
レイは何時もの様に笑顔で二人の頭を撫でた後、私の前に手を出した
レイって、誰に対しても態度を変えないんだ…
上であれ、下であれ、絶対に差別したりしない
あぁ、だから好かれるのね…
「行くぞ」
「えぇ‼︎」
レイの手を取り、お母さんとレイが踊っていた場所に立った