「よし、私がその”じゃみんぐ”を叩いて来てやろう‼︎」
「アンナイ スル スコシ トオイ」
「武蔵お前…」
「提督よ。心配するな。武器だってほら‼︎」
武蔵が勇ましく携えていたのは、主砲では無く手持ち式の大砲
迫撃砲やガトリング、後は高威力の速射砲が撃てる代物だ
後、背中に何か携えている
「そんなもんで大丈夫か⁇」
「艤装の予備ならありますよ⁇」
「前の空爆の時もこいつを使ったんだ。愛着もある」
「…分かった。何かあったらすぐに連絡するんだぞ⁉︎」
武蔵の頭を撫でると、イヌ耳電探がピクピクと動いた
「では、行ってくるぞ‼︎」
勇ましく大海原に出た武蔵
「私は倒れた人の介護に参ります」
はまかぜは持っていた救急箱を持ち、会場に消えて行った
「さて…俺達は、と…」
「艦娘達の介護は彼等に任せましょう。大佐、貴方にお話があります」
横須賀君の提督室に行くと、大きな海図を机の上に広げ、近くに無線機を置いた
「レーダーを利用してスペンサーの位置を、大まかですが把握出来ます」
「奴に無線を持たせていない」
「それなら大丈夫です。武蔵のレーダーが強力です。自動で私の無線に繋いでありますからね。後、何故か武蔵から強力なジャミングが発生しています」
「ジャミングか…あまり聞きたく無いな」
「ごもっともです…我々の弱点でしたからね」
我々空軍にとって、ジャミングは強力な敵だ
レーダーはイカれるわ、ロックオンはできないわ、とにかく電子機器が狂ってしまう
嫌な思い出だ…
しばらく二人して黙っていると、無線に反応が出た
《武蔵だ。島らしき場所が見える》
「ジャミングレベルを調べてくれ」
《高いな。おそらくここで間違い無いだろう。すぺんさー、パパの所に帰るんだ》
無線の先でエンジン音が微かに聞こえた
スペンサーは音速を超えられる
ここまであっという間だろう
「了解した。護衛と迎えを向かわせる」
《それまでには終わらせるさ‼︎》
そう言い残し、無線が切れた
「座標は…B…こっちが…ここです‼︎大佐、ギリギリ海図に載っている小島です‼︎」
海図には、確かに小さな小島が載っている
横須賀君は再び無線を取り、何処かに繋いだ
「大型レーダー起動。立体化して出してくれ」
《了解しました‼︎海図を退かして下さい》
明石の声がした後、海図を退かせると机の上にその小島が出てきた
「凄いな…」
「これが最新技術のレーダー同期システムですよ」
立体化された小島や海に触れると、手にそれが写る
最新技術は凄いな…
「いた、武蔵です」