今回のお話は、海中戦です
出撃した五人の潜水艦の子達…
彼女達は何を思うのか…
《こちらエイトガール。現在、潜行状態で作戦海域に向かっています》
「了解した。作戦海域に到着次第、装備を展開。ひとみといよのカバーをしつつ、任務を遂行してくれ」
《了解です、ワイバーン》
はっちゃんとの無線が切れ、直後にゴーヤから無線が入る
《目標を発見したでち‼︎》
「よし。いよにやらせてみてくれ。何事も経験だ」
《分かったでち。いよ、やってみるでち。そ〜っと近付くでちよ⁇》
《しょ〜っと…》
食堂でモニターを睨み付ける様に見ている俺と隊長が生唾を飲みながら、いよを見守る
《れきた‼︎》
「よしっ‼︎よくやった‼︎」
「良い子だぞいよ‼︎」
《レイ〜‼︎こっちも見付けたよ〜‼︎》
「しおいか。ひとみにやらせてくれるか⁇」
《オッケー。さっ、ひとみ。コレを掴んでみよっか‼︎》
《ろか〜ん‼︎ってしない⁇》
《大丈夫だよ》
モニターを見ながら、再び生唾を飲む二人
《いた〜い‼︎やいやあったな‼︎》
「ぐわ〜っ‼︎」
「おしい〜‼︎」
「ウニは早かったかぁ〜‼︎」
モニターの先では、潜水艦の子達が素潜りをして、海の幸を採っている
はっちゃんが全体を見渡すリーダー役
しおいがひとみのお目付け役
ゴーヤがいよのお目付け役をしており、それぞれが見付けた海の幸を採っている
そして俺と隊長は、不安半分、面白半分で、はっちゃんのメガネから見える目線をモニターに映し、潜水艦の子達を眺めていた
《うにつおいお‼︎》
《はっちゃん‼︎アレある⁇》
《ありますよ。さっ、ひとみ。はっちゃんのマジックハンドを使ってウニを採ってみましょう》
《うにぶっこおいら‼︎》
ひとみ、ウニに再チャレンジ
今度はマジックハンドを使って、ウニを掴む
《とえた‼︎》
《上手上手‼︎》
《ここに入れましょうね》
ウニも採れ、二人に褒められ、ひとみは御満悦
「どうだひとみ、いよ。楽しいか⁇」
《たのし〜‼︎》
《おっき〜かいとえた‼︎》
「よしよし」
ひとみは此方に手を振り、いよは採れたての大きいアワビを見せてくれている
「今日は海の幸だな⁇」
「隊長の出番だな‼︎」
「ウィリアムは海の幸”だけ”は調理上手いものね⁇」
「ち、チャーハン位は作れる‼︎」
貴子さんと隊長が軽く話し込んでいる最中にも、潜水艦の子達は海の幸を採って行く
ある程度の海の幸を採り終えた五人は、近海にある岩で休憩を取っていた
「いっぱいとえた‼︎」
「あ〜び、うに、にょおにょお‼︎」
はっちゃんの持っていたビクの中には数個のウニが
ゴーヤの持っていたビクの中には、数個のアワビと一匹の穴子が入っていた
「ひとみ、いよ。はっちゃんがウニの食べ方を教えてあげます」
「うにたえる⁇」
「おいし⁇」
「よいしょ…」
はっちゃんはビクの中からウニを一つ取り出し、その辺にあった手のひらサイズの石を持った
「うりゃ」
はっちゃんはそれをウニに叩き付けた
「うにぶっこおい‼︎」
「なんかれてきた‼︎」
割れたウニの中から、黄色い物体が出て来た
「これがウニの食べられる部位です。食べてみましょう」
ひとみといよは黄色い物体を手に取り、口に入れてみた
「うぇ〜」
「おいし〜‼︎」
ひとみはマズそうな顔をしているが、いよは気に入ったみたいだ
「ふふっ。その内気に入りますよっ」
はっちゃんはもう2つウニを叩き割り、中身を出した
「しおい、ゴーヤ。食べてみて下さい」
「いただきま〜す‼︎」
「頂くでち‼︎」
しおいとゴーヤもウニを口に入れる
「うんっ‼︎美味しい‼︎」
「ビミョーな味でち…」
好き嫌いが分かれるウニの味
しおいとはっちゃんは時々海に潜った時にオヤツ代わりに食べているが、ひとみとゴーヤには合わないみたいだ
「はっしゃん」
「はい」
「いよ、おしゃかなもといたい‼︎」
「マーカス様。如何致しましょう」
《しおいの銛は使わせないでくれ。いよとひとみの腕に付いてる艤装にプラズマ機関砲がある。それで採らせてみてくれ》
「分かりました」
しおいは背中に銛を背負っており、猛者感が出ている
銛はひとみといよにはまだ早過ぎるので、とりあえずは腕の艤装に付いている、プラズマ機関砲で魚を狙わせてみる事にした
「さぁ、もう一度行きましょう」
五人が再び海に潜る