艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

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お待たせしました

このお話は、6を選んだ場合のお話…そして、全てのルートの終着点が最後に少しだけあります

子供達に手料理を作って貰ったレイと横須賀

久々に幸せな家族に囲まれます


∟6.食堂進入ルート 愛娘達の手料理

「たまには付き合ってやるよ」

 

「レイ、今日は晩御飯食べて行きなさいよ」

 

「そうするかなっ」

 

横須賀と見回りと言う名の軽いデートを済ませ、食堂に戻って来た

 

「帰ったか‼︎晩御飯を用意したぞ‼︎」

 

サラ辺りが準備してくれていたと思っていたが、どうやら違うらしい

 

「レイ食べよう‼︎」

 

「お父様座って‼︎」

 

きそと清霜に挟まれた席に座ると、目の前に熱々のボルシチが置かれた

 

「ガン子達が作ったんだ。きっと美味いぞ⁉︎」

 

「アタイ達はこれだ‼︎」

 

間髪入れずに朝霜がピロシキを持って来てくれた

 

「お父様の好きなもの…入れてある…」

 

「心配するなオトン。キュウリは入ってない。おじいちゃんも食べれないからな」

 

ピロシキは朝霜、磯風、早霜が作り

 

ボルシチは清霜、きそ、ガングートが作ってくれたみたいだ

 

「頂きます‼︎」

 

「頂くわ‼︎」

 

横須賀も同時に食べ始める

 

ボルシチは味が濃く、俺好みの味

 

貴子さんは薄味も濃い味も作れる

 

なので、いつもは絶妙な味付けをしてくれている

 

勿論貴子さんの料理も好きだが、何ヶ月かに一度はガツンと濃い物が食べたくなる

 

それに見合った味付けを、このボルシチは出してくれている

 

ピロシキは外はパリパリ、中はひき肉やら肉系等が入っており、ボルシチによく合う

 

久々にガッツリと濃い物ばかり食べている気がする

 

「親潮と谷風はどうした⁇」

 

「アソコにいんよ」

 

二人はサラと一緒にまだ何か作っている

 

「おかわりあるかしら⁇」

 

横須賀がボルシチとピロシキをおかわりしている

 

「イディオットはどうだ⁇」

 

「もう一杯貰うかな」

 

「いっぱい食えよ‼︎」

 

ガングートにもう一杯ボルシチを入れて貰い、ついでにピロシキももう一つ口にする

 

やはり美味い

 

子供達に作って貰う料理は、こんなにも美味く感じるのか…

 

感慨ぶか…

 

「ん〜っ‼︎おいひ〜い‼︎」

 

い…な…

 

もう少し味わって食えよ…と、横須賀に言おうとしたが、結構味わってそうなので、口角を上げただけにした

 

「さっ‼︎マー君‼︎デザートが出来たわ‼︎」

 

「プリン作って見たんだぁ‼︎」

 

「ジェミニ様がお好きと聞いて‼︎」

 

サラ、谷風、親潮が作っていたのはトロトロのプリン

 

「うはぁ〜‼︎ありがと〜‼︎」

 

谷風にプリンを渡され、早速口にする横須賀

 

「創造主様は此方です」

 

「んっ。ありがとう」

 

俺は親潮からプリンを貰う

 

横須賀のトロトロプリンと違い、ちょっと硬めのプリンだ

 

「創造主様は硬めがお好きと聞いたので…」

 

「よく知ってるな‼︎うんっ‼︎美味い‼︎」

 

プリンも程良く甘くて、口がサッパリする

 

「さっ‼︎サラ達も頂きましょう‼︎」

 

サラの言葉で、子供達も席に着き、ボルシチやピロシキを食べ始める

 

「あ〜…」

 

大口を開けてピロシキを頬張るサラ

 

…横須賀のギザ歯はサラ譲りか

 

男ウケする顔付きしてる割に、歯は凶暴なんだな…

 

「おっ‼︎美味そうな料理だな‼︎」

 

「ロシアノリョウリダ」

 

マークとヴェアも来た

 

「マー君‼︎子供達が作ってくれたのよ‼︎」

 

「そっかそっか‼︎」

 

「オイシソウ‼︎」

 

マークとヴェアも席に着き、料理を食べ始める

 

…マークはギザ歯じゃなかった

 

やはりサラから遺伝したのだな…

 

こうしてバレンタインは子供達に囲まれて終わりを迎えた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基地に戻って眠りに就いた頃、部屋の扉がゆっくりと開く…

 

少女は手にバレンタインのプレゼントが入った袋を手にして、俺の枕元にそれを置いた

 

「ママといっしょにつくったの。おいしいよ。すてぃんぐれいたべてね⁇」

 

少女はそう言い、俺の頭を撫でた後、部屋を出て行った…

 

次の日の朝、少し溶けたチョコレートが入ったプレゼントが枕元に置かれていた

 

誰がくれたのかすぐに分かった

 

俺の大切な友達からだ

 

俺はそのチョコレートを一粒口に入れた後、リビングへと向かった…

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