今回のお話は学校のお話です
あまぎりとさぎりの担任は誰なのか…
また少し、学校の仕組みも明らかになります
「何よ‼︎」
「文句あるわけ⁉︎」
「うぎぎぎ…」
「ぐぬぬぬ…」
昼間から誰かが喧嘩している
それを見て、俺は笑っていた…
ここ最近、ジャーヴィスの成長が目に見えて速い
CMを見て喋り出したと思えば立って歩き出し
何処かぎこちないが、ちゃんとした言葉を話し始めた
「”ダーリン”‼︎」
俺の事を”ダーリン”と呼び、清霜並に飛び着いてくる
「何してるノ〜‼︎」
「明日の学校の準備さっ」
明日は子供達は学校の日
俺は横須賀とデート…
でもしたかったのだが、視察になりそうだ
「ジャーヴィス。リュックサック作った」
グラーフ特製の頑丈で可愛いリュックサックを見て、ジャーヴィスの目が輝く
チョロチョロ動き回るジャーヴィスが動き易い様に、ゆったりとしたリュックの紐がポイントだ
「ジャーヴィスにくれるノ⁉︎」
「みんなとお揃い」
「ありがと〜‼︎何入れよっかナ〜‼︎」
グラーフにリュックサックを貰ったジャーヴィスはご満悦
「ジャーヴィスもガッコー行ってみたイ‼︎」
リュックサックを抱っこしたまま、ジャーヴィスは母さんの前に座った
「学校では給食と言って、美味しい物を食べさせてくれるのよ⁇」
「ジャーヴィス、タカコサンのご飯がイイ」
「嬉しい事言ってくれるじゃない…」
貴子さんは自身の料理を褒められてご満悦
「でも、ちゃんと座ってお話聞くのよ⁇」
「分かっタ‼︎」
「良い子ね」
ジャーヴィスは早速リュックサックにクレヨンやら鉛筆を入れ始めた
明日はジャーヴィスも連れて横須賀に向かう事になった
次の日、今日は大人数なので秋津洲タクシーを呼んだ
「お空飛んでル〜‼︎」
「ちゃんと座ってないと怪我すんぞ⁇」
「カモメさんダ‼︎」
あまぎり、さぎり、たいほうの三人も乗せ、学校に向かう
「ここはこうして…」
「こう⁇」
「そう」
さぎりとたいほうは大人しく折り紙をしている
「でも良いのか⁇私達まで学校行かせて貰って…」
あまぎりは俺の横で要らぬ心配をしている
「俺みたいに中卒以下の学歴にはなって欲しくないんだっ‼︎俺みたいになりたいか‼︎」
「たいほうなりたい‼︎」
「私もです‼︎」
「私もだ‼︎」
「ジャーヴィスモ‼︎」
「お、おぉ…」
こう肯定されると悪い気はしないが、今は違う
「い、いいか⁉︎日本って言う国は学歴社会なんだ‼︎就職するには学歴がいる‼︎それに免許だっている‼︎」
「それで私達を学校に⁇」
「そんな所さ。俺はまともに学校に行った事が無い…小学校もな」
「…何かゴメンな⁇」
マズイ事を聞いてしまった…との顔になっているあまぎりの肩を寄せ、耳元で囁いた
「…給食って美味いらしいぞ」
「…配給の食事みたいなモンか⁇」
「…もっと美味い」
「…マジか」
「…マジだ」
あまぎりはこう言った対応が通じるので話が楽だ
まるで小さいアレンを相手にしている様な感覚で接していられる…
正直な話、学校に行ってみたいと言う気はある
先生がどんな授業をするのか、生徒とどんな話をするのか…
俺は何も知らない
だからこそ、この子達には少しでも学ばせてやりたい…