その〜
何故今更と思いますよね
言い訳するなら、年末なのでリハビリも締め、そして大掃除も沢山
つまり何が言いたいかと言うと
遅れてしまい、大変申し訳ありません
今回のお話は題名通りクリスマスのお話です
普段会わない人が顔を合わせるかも知れません
「全員揃ったか⁇」
横須賀の作戦会議室で、各基地の精鋭パイロット達が集められた
前に立っているのは隊長である
その横には補佐としている横須賀もいる
隊長が作戦概要を説明すると言うのは、かなり重要…そして大規模な作戦になる
そこにいた全員が息を飲んだ
数日前の昼…
「私だ」
「開いてます」
横須賀の執務室に隊長が来た
「言えばお伺いしましたのに」
「いや。情報を漏洩させたくなかっただけだ。今なら二人きりで話が出来るな⁇」
「えぇ」
隊長の話の途中で、横須賀は事の重大さに気付き、書類を書いていた手を止め、隊長の目を見た
「3日後の朝7時。出来るだけここにエース級のパイロットを集めて欲しい」
「構いませんけど…またどうし…」
今度は横須賀の話の途中で、隊長が横須賀の前に書類を置いた
その書類を見た瞬間、横須賀はすぐに許可を下ろした
「畏まりました。その日、夜間哨戒が無いパイロットを選出します」
「すまんな。私一人では無理だ」
隊長がお手上げになる程の作戦だ
「作戦概要を伝達する」
隊長の作戦説明が始まる
「来たる明日深夜、我々は大規模作戦を展開する。君達にはその作戦に参加して欲しい」
「作戦内容は⁇」
ラバウルさんがそう言い、隊長は一瞬ラバウルさんを見た後、自身の背後のスクリーンを見た
「明日深夜、我々は各所に物資を投下、若しくは着陸後運搬する。投下の場合はパラシュートを付けた小型コンテナを投下。着陸後運搬の場合は各基地の人員による迅速な作業の後、完了とする」
「つまり俺達は物資を運ぶ…若しくは護衛しろ、と⁇」
今度はアレンが口を開いた
「いや。物資を現地まで運んで欲しい。本作戦には兵装の類は必要無い」
「兵装を下ろした分物資を乗せて行け、と⁇」
「へぇ〜。何か奇抜だねぇ」
今度は健吾と北上だ
「そういう事だ。目標は味方基地全て。そして、スカイラグーン及びバーズシャングリラ」
スクリーンに場所と名前、そして各基地の基地のアップが出た
反対派の全ての基地がラインナップされている
その内、横須賀、ラバウル、俺達のいる分遣基地は”輸送済み”と書かれている
残りは
第一輸送部隊…大湊、呉
第二輸送部隊…トラック、舞鶴
第三輸送部隊…単冠湾、シャングリラ
「居住区に関しても本作戦を行う。尚、居住区に関しては必ず着陸してから運搬作業を行う事とする」
「そんなに大規模なのか…」
流石の親父も展開規模を見て驚いている
「分散すればそれも短時間で可能です、中将」
「何だか分からんが、楽しそうじゃないの‼︎よしっ‼︎乗った‼︎」
「私もウィリアムに乗りますかねっ」
「分かりました。では私も」
「じゃ、アタシも〜。いいね⁇健吾⁇」
「勿論です」
そこにいた全員が隊長の作戦を受けた
「機体は如何なさるので⁇」
ター坊が気になる事を言ってくれた
小型とはいえ、コンテナを運ぶとなるといつもの機体では飛べない気もする
「機体は此方が用意した機体に乗って貰う。心配するな。良い機体だ」
スクリーンに映し出された機体は、恐らくアヴェンジャー辺りの多少重い物を載せても大丈夫で、尚且つ航続距離が長い機体だろう
「尚、本作戦は深海側との共同作戦になる。向こうも向こうで忙しく動き回っているが、すれ違った場合は挨拶を忘れずに頼む」
「オーケー、大体は分かった。作戦名は何にするんだ⁇これだけ大規模なら、作戦名もよっぽどだろう⁇」
親父が言ったその言葉で、全員が息を飲んだ
「作戦名は…」
一瞬、会議室が静まり返る
「クリスマスプレゼント運搬作戦。通称”アイム・サンタクロース”作戦だ‼︎」
デカデカとスクリーンに”私達はサンタクロース‼︎”との文字が出て、全員椅子からすっ転んだ‼︎
「はっはっは‼︎たまには面白い事を真面目に説明するのも良いものだな‼︎」
「それ位普通に言って下さいよ‼︎」
「一本取られましたね…」
「あはははは‼︎ウケる〜‼︎」
「かなり危険な作戦かと思いましたよ…」
全員の緊張が綻んだ所で、隊長が運搬先の基地を皆に選ばせた
全員が決まった所で、再び隊長が口を開いた
「本作戦完遂後は、スカイラグーンに集合。私達はそこでパーティーを開く。トラックさん、貴子、ボスの三人。それと、深海の子達が料理を作って待ってくれている」
その言葉を聞き、全員の士気が上がる
「それと最後に…」
「大佐。ここからは私が説明致します」
ここに来てようやく横須賀が前に立った
「ここ最近”サンタ狩り部隊”なる部隊の所属を確認しています。部隊の目的は恐らく私達の運搬しようとしている物資にあります」
「さ、サンタ狩り部隊…」
「サンタ狩り部隊による挑戦状が来ています」
スクリーンに”それ”が映る
”サンタさんへ
サンタさん。今年は叩き落します
プレゼントさんを根刮ぎ貰います
サンタ狩り部隊より”
皆がザワつくなか、俺だけサンタ狩り部隊の目処が付き、頭を抱えた
「サンタ狩り部隊に遭遇した場合、会敵せずに全速力で振り切って下さい」
「足止めは無理なのか⁇」
「私達で何とかするしかないわ」
アレンの問いも簡単に弾かれた
「分かった。よしっ、やろう‼︎」
「作戦開始‼︎健闘を祈る‼︎」
アイム・サンタクロース作戦が始まった‼︎