あけましておめでとうございます
お年玉は頂きましたか⁇
私は中学の頃からあげる立場になりましたね 笑笑
今回のお話は、清霜のお話です
ある戦艦に憧れを持った清霜
果たして彼女から何を教わるのか…⁇
「き〜ちゃん戦艦になりたい‼︎」
「そうね〜。いつかなれるわよ〜」
横須賀の執務室のいつもの風景
早霜はボーッと二人の掛け合いを眺め、ななはちゃぶ台で宿題をしている
いつもの事なので横須賀は適当に返す中、今日は一味違った
「ジェミニ様の思う、一番強い戦艦とは誰ですか⁇」
そう言ったのは親潮
「いい質問するわね」
清霜も親潮も横須賀の目を見る
「やっぱり榛名じゃないかしら⁇」
「榛名さん強いよね‼︎き〜ちゃん、榛名さんみたいになりたい‼︎」
榛名の事が話題に上がり、清霜の目がキラキラし始める
「親潮はどうなのよ」
「そうですね…」
親潮は口元に指を置き、少し考えた
「親潮は貴子様かと」
「貴子さん⁇」
「ちょっと来なさい。親潮。武蔵の演習記録出せる⁇」
「畏まりました」
横須賀の膝の上に清霜が乗り、親潮はPCで武蔵時代の貴子さんの動画を出した
「清霜⁇あれはだぁれ⁇」
「貴子さんだ‼︎」
PCの中にいる貴子さんは勇ましく戦っており、清霜の目には榛名と同じ位カッコ良く見えた
勿論榛名も好きだが、清霜は貴子さんが戦艦だった姿を見た事が為、更にカッコ良く見えていた
「清霜、貴子さんみたいになりたい‼︎」
「貴子さんにお願いしてあげよっか⁇清霜がどうしたら戦艦になれるのかな〜って‼︎」
「うんっ‼︎」
横須賀はその場で基地に無線を入れた
その頃基地では…
「でっち〜、こえたえて‼︎」
「あ〜ってちて‼︎」
テレビを見ていたゴーヤは、いきなりひとみといよに押し倒され、口に何かを入れられようとされていた
「い、いやでち‼︎カラフルなのは大体ヤバイでち‼︎」
「おいち〜のい〜‼︎」
「ぱくっ‼︎」
「あ‼︎」
食堂のカーペットの上で、れーべとまっくすのグミ製造機を使い、色とりどりのグミを作り出したひとみといよが、ゴーヤにグミを食べさせようとしているのだ
「こえはそ〜だ」
「こっちあおみかん」
青色のグミと橙色のグミをゴーヤに食べさせようとする二人
「うぅ…」
ゴーヤはコーヒーを飲んでいる俺の方をチラッと見た
”本当に食べて大丈夫でち⁇”
と、でも言いたそうな顔だ
ゴーヤの声無き訴えに気付き、コーヒーカップを机に置き、三人の前に屈んだ
「ならっ、俺はこっち貰おうかな⁇」
「あいっ」
いよの手から青色のグミを貰い、口に放り込んだ
「おっ‼︎ソーダ味か‼︎」
「しゅあしゅあしゅる⁇」
「シュワシュワで美味しいぞ‼︎」
そう言って、三人共ゴーヤの顔を見た
「わ、分かったでち‼︎」
「あいっ」
ゴーヤは生唾を飲み、ひとみよに手から橙色のグミを取り、口に放り込んだ
「あ。美味しいでち」
「れっち〜もつくお‼︎」
「どれどれ」
「おっ。無線だ」
ゴーヤがグミに興味を持ち始めたのと同時に、無線が鳴った
「此方横須賀分遣隊。どうした⁇」
《あ、レイ⁇貴子さんいる⁇》
「あぁ。いるよ」
台所にいる貴子さんに目を向ける
はまかぜと一緒に夕飯の準備をしてくれている
《代わって頂戴》
「貴子さん。横須賀からだ」
「分かったわ」
貴子さんは手を拭き、受話器を取った
「はい。代わりました」
「勿論‼︎いつでもいらっしゃい‼︎」
「待ってるわね‼︎」
「なるほど。畏まりました。私で良ければ」
「夜ですね。畏まりました。お待ちしておりますね」
最初の内は誰か子供と話していたのだろう
後半は恐らく横須賀で真面目な対応をし、何言葉目には受話器を置いた
「今日の夜、清霜ちゃんが来るわ‼︎」
「清霜が⁇」
「戦艦になる為にお勉強したいんですって」
「な、何かすいません…」
「気にしないで‼︎私が教えるのは初歩よ。怒ったりしないわ⁇清霜ちゃんの好きにやらせてみるわ⁇」
「ありがとうございます…」
久々に貴子さんに対して敬語が出た
「はっはっは‼︎貴子なら大丈夫だろ‼︎」
隊長も楽観的に構えている
「き〜ちゃんくるの⁉︎」
いつの間にか足元にはたいほうがいた
「そうだぞたいほう‼︎たいほうは何になりたい⁇」
「たいほうすてぃんぐれいみたいになりたい‼︎」
「そっかそっか‼︎」
「たいほうもいっぱいひとたすけるこになる‼︎」
たいほうの言葉に自然に笑みが出た…
夜…
「来た‼︎」
高速艇に乗った清霜が来た
「お父様〜っ‼︎」
「よいしょっ‼︎」
相変わらず飛び掛かってくる清霜を受け止め、早速食堂に入った
「いらっしゃい‼︎来たわね‼︎」
清霜は俺の手から飛び降り、貴子さんに一礼した
「よろしくお願いします‼︎」
清霜の目は至って真剣
「じゃあ清霜ちゃん。私のお手伝いしてくれる⁇」
「勿論です‼︎」
流石の貴子さんも、清霜の本気さにたじろいでいる
俺も隊長もビックリしている
貴子さんは一瞬だけ俺を見て、ニヤリとした後、清霜を連れて子供部屋に向かった
「まっ…お前には似てないな」
「横須賀にも似てないさ」
半笑の隊長が俺の肩を軽く二回叩き、隊長も自室へと戻って行った
「き〜しゃん、いそがし⁇」
「あしぉいにきたちあう⁇」
ひとみといよがソファの隅に寝転びながら俺を見ている
「そうだなっ。よいしょ」
俺がソファに座ると、ひとみといよはいつも通り両サイドに来た
「き〜しゃんだえににてう⁇」
「よこしゅかしゃん⁇」
「そうかも知れないな。横須賀は優しいもんな⁇」
「うんっ‼︎」
「よこしゅかしゃん、い〜およめしゃん‼︎」
ひとみといよがそう言うのなら、清霜の真剣さは横須賀譲りなのかも知れない
しばらくすると、ひとみといよは目を擦ったりコックリコックリし始めた
どうやら子供部屋では、貴子さんと清霜がまだ何かしているらしい
二人を俺のベッドに寝かせた後、俺もその横で眠りに就いた…