今回のお話は、ラバウルのアレンのお話です
空では強者、家庭では最弱のアレン君
今回もしでかします
「ハァ…ハァ…」
「Oh‼︎papa⁉︎」
アレンはラバウルの基地の中で逃げ回っていた
金髪の女性三人に狙われ、行き着いた先はアイちゃんの部屋
「今度はナニしたの⁇」
「お、俺は悪くない‼︎」
アレンはアイちゃんに事の発端を話した
数十分前…
「あ〜、上がった上がった‼︎」
今日は一日休みなので、朝からお風呂に入り、サッパリして食堂に来た
食堂には誰もいない
「お」
しかし、机の上には何かがある
コロッケ
ミルクティー
「ありがたいな」
コロッケを頬張りながら、ミルクティーをゴックゴク飲む
脂っ気のあるコロッケを、甘いミルクティーと一緒に食べる
やめられないんだこれが
椅子に座って雑誌を読みながらコロッケにパクつき、ボトルごとミルクティーをガブ飲み
「お。無くなったか」
数分もしない内にコロッケもミルクティーも空になった
その時だった
「コロチャン。ミルクティーを淹れたぞ‼︎」
「私はコロッケ作ったのよ〜‼︎みんなで食べましょうね〜‼︎」
「Croquette‼︎Milk Tea‼︎」
…やっちまった
三人の間食だったのか…
「さ‼︎刑部の整備に行〜こっと‼︎」
雑誌を机の上に置いて、ゆっくり立ち上がる
「「「あ」」」
三人はすぐに空になった皿とボトルに気付いた
「おいアレン。貴様、コロッケとミルクティーを何処にやった」
「足生えて外行った」
「アレン〜⁇本当は何処に行ったの〜⁇」
「胃って言う所に行った」
「papaaaaaa‼︎」
「ごめん‼︎みんなの奴とは知らずに‼︎」
三人に詰め寄られる
ネルソンは胸の下で腕を組んでガン見
愛宕は笑顔で顔を寄せ
コロちゃんは歯をイーッ‼︎としながら威嚇
その三人の姿を見て、アレンは逃げ出した
そして現在に至る
「何でもかんでもEatするからそうなるんのヨ‼︎」
「ごめんなさい…」
「毎回IowaのRoomに来るシ」
「ごめんなさい…」
アレンが逃げる時、毎回入るのはアイちゃんの部屋
ここが一番被害を逃れやすいからだ
「IowaのRoomに来るのはいいの。papaは人の物Eatし過ぎヨ‼︎」
「以後気を付けます…」
自分の娘の前で正座になり、下を向いているアレン
このヒジョーに情けない絵面だが、アレンは結構な頻度でこうなる
実はアレン、ラバウルの男衆の中では最弱に近い
まずはラバウルさん
ラバウルさんは”不触の誓い”を立てている為、とにかく潔白。疑われる事も少ない
次に健吾
健吾も真面目で、食べたい時はちゃんと言ってちゃんと待つ
問題はアレン
三人の中で一番物を言い易く、中々頼りになる男でもあるが何やかんやと問題を起こす
とにかくつまみ食いが多い
その他を上げれば、脱走、爆発、言い出したらキリがない
そして、そうなった場合毎回逃げ込むのはアイちゃんの部屋
ここならとりあえず怒られる心配はないからだ
「どこに行った‼︎」
「アイちゃんの部屋よ‼︎」
「Umuuuu…」
「ホラ、来たワ」
「いいかアイちゃん‼︎パパが来たのは内緒だぞ⁉︎」
そう言うアレンの手は既に窓枠に掛かっている
「明日オカシ買ってくれル⁇」
「一つだけな‼︎」
「Mama〜‼︎」
「三つ‼︎三つ買うから‼︎な⁉︎」
「OK‼︎GO‼︎」
アレン、窓枠から飛び出し敗走