艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

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さて、249話が終わりました

早い話で250話です

ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます

そして、期間が空いてしまい申し訳ありませんでした

ここ最近地元では雨が多く、最近はずっと寝込んでいました

今回のお話ですが、この後に続くお話の繋ぎになります

そして、あるパイロットの外見が粗方明らかになります


250話 ゲームセンター修理工

「よしっ。こんなもんだなっ」

 

「忙しそうね」

 

「ヒュプノスか‼︎アイスでも食うか⁇」

 

「頂くわ」

 

真夏の炎天下の中、繁華街である準備をしていた所にヒュプノスが来たので、近くのベンチに座って一服する事にした

 

持って来たクーラーボックスの中からアイスを取り出し、ヒュプノスと一緒に食べ始める

 

「今日は色が違うのね」

 

「たまにはイメチェンさっ」

 

ヒュプノスの目線の先には革ジャンがある

 

朝方貴子さんが

 

「今日は黒い革ジャンじゃなくてこっちにした方が良いわよ⁇」

 

と言って渡してくれた、貴子さんの肌と同じ色をした褐色の革ジャンを着て来た

 

「案外そっちも似合ってるじゃない」

 

「これを着ると冒険家に間違われるんだ…」

 

「あ。冒険家なのです」

 

「トレジャーハンターに鞍替えしたの⁉︎」

 

言ったしりから雷電姉妹が来た

 

「な⁇」

 

「ふふっ。隠居のルートが増えたじゃない」

 

「結構似合ってるのです‼︎」

 

「そりゃど〜もっ」

 

話しながら電の前にソフトクリームを出すと、一齧りしたのでそのまま持たせた

 

「ありがとなのです‼︎」

 

「雷はどうする⁇買って来るか⁇」

 

「私のをあげるわ。シャーベットだけど」

 

「先生、いいの⁇」

 

「えぇ。食べて行きなさい」

 

「ありがとう‼︎」

 

雷電姉妹からしても、ヒュプノスはプールの先生

 

普段は人懐っこいイタズラ好きな女の子だが、ヒュプノスの時は若干クールだ

 

クール…

 

別の意味で今一番欲してる奴だ…

 

「ヒュプノスは平気そうだな⁇」

 

「普段プールにいるからね。その代わり、冬場もいるわ⁇」

 

「一概に良いとは言えんな…」

 

「…お父様、随分懐かれてるのね⁇」

 

ヒュプノスに言われて気付いた

 

いつの間にか雷電姉妹は俺の膝の上に乗ってアイスを食べている

 

「今度私も試そうかしら⁇それとも…変な気分になりそうかしら⁇」

 

イタズラにヒュプノスが笑う

 

「あるのですか⁇」

 

「あるの⁇」

 

「横須賀はケツデカイからな…たまにあるかな」

 

「夜にマーカスさんの上でスクワットしてるって聞いたのです‼︎」

 

「おっきいお尻が好きなのね‼︎」

 

「健康的な嗜好で安心したわ」

 

四方八方から滅多打ち

 

電に至っては、何故か夜の事情を知っている

 

「よし‼︎お菓子買ってやるから黙ってて貰おうか‼︎」

 

「「わーい‼︎」」

 

雷電姉妹が喜ぶ中、ヒュプノスだけは怪しく微笑む

 

「お父様はお尻がお好き…ふふ、そう…」

 

「残念だなヒュプノス‼︎俺は別の部位のがもっと好きだ‼︎」

 

「おっぱいなのです」

 

「おっぱいね」

 

「お胸⁇」

 

「あの、ちょっと、雷電さん」

 

三人は俺を置いて話を続ける

 

「マーカスさんはおっぱいが好きなのです」

 

「横須賀さんはかなりおっきいでしょ⁇」

 

「なるほど…アイリスがあの姿でボディを持ったのも納得だわ」

 

「あ、あのだな…」

 

三人の視線が痛い…

 

当たってるだけに痛い…

 

ここはチンチンに熱くなったアスファルトに膝を置いて土下座スタイルで行くしか…

 

「あ、おっぱいなのです‼︎」

 

「どれだ‼︎」

 

左を振り向くと、おっぱいが顔に当たった

 

スゲェ柔らかい…

 

良い匂いもする…

 

これは万人ウケするフカフカ具合だ…

 

「満足ダズルか」

 

「げ‼︎」

 

「げ‼︎とは何ダズル‼︎」

 

顔を上げると、そこに居たのはノーモーションの榛名

 

「悪い‼︎」

 

咄嗟に離れて頭を下げる

 

下手すりゃ死んだか…⁇

 

「乳の一つや二つ触られた所で、別に減るもんじゃねーダズル」

 

「悪かったよ…」

 

榛名がこう言った事に寛容な奴で助かった…

 

「悪いと思うならちょっと来るダズル」

 

「え‼︎うそ‼︎」

 

榛名の肩に担がれ、何処かに連れて行かれそうになる

 

「ヒュプノス‼︎三人でこれで好きなもん食って来い‼︎」

 

「分かったわ」

 

ヒュプノスに小銭入れを投げ渡した…

 

 

 

 

「よっこらせ」

 

「ゲーセンか⁇」

 

榛名が連れて来たのはゲームセンター

 

そこでようやく降ろして貰えた

 

「ザラ‼︎連れて来たダズル‼︎」

 

「すみませんマーカスさん‼︎」

 

ザラがカウンターから出て来た

 

「どうした⁇珍しいな⁇」

 

「実はクレーンゲームが故障してしまって…後、シューティングゲームの標準も合わなくて…」

 

「分かった。直そう」

 

「言ったダズル‼︎」

 

「ホントだ…」

 

ザラに案内され、まずはシューティングゲームの所に来た

 

「タイムクラッシャーか」

 

シリーズの最新作のシューティングゲームがそこにあった

 

コントローラーが拳銃の形をしており、ペダルを踏んで隠れるアクションが出来る、中々作り込まれたこの筐体

 

二人プレイも可能で、昔アレンや隊長とした記憶がある

 

デモ画面が流れているが、昔と違ってかなりリアルになっている

 

「赤い方の台の標準がおかしくて…」

 

「榛名。100円あるか⁇」

 

「しゃーねーダズルな」

 

「あ‼︎いやいやいや‼︎ザラが出しますよ⁉︎」

 

榛名に100円を借りようとしたが、ザラが台を開けてクレジットを入れてくれた

 

そして、トリガーを引いた状態でスタート

 

「えーと…あぁ、これだ」

 

設定画面を開いて標準モードを出し、的を数発撃って標準を元に戻す

 

「撃ってみてくれ」

 

そのままゲームが開始され、榛名にコントローラーを渡す

 

「おぉ‼︎こりゃあいいダズル‼︎ザラ、ちょっとやってみるダズル‼︎」

 

ザラも少しプレイ

 

「ホントだ‼︎ありがとうございます‼︎」

 

「次だな」

 

サラッと見た二人の射撃の腕に若干驚く

 

榛名は三人

 

ザラは五人

 

それを寸分違わず全弾頭を撃ち抜いていた

 

「これなんです」

 

次はクレーンゲームの前に案内される

 

「どう足掻いてもアームのパワーがクソダズル」

 

「ザラ。キーと工具箱を」

 

「畏まりました‼︎」

 

榛名と一緒にクレーンゲームの中を見る

 

「繁華街の奴のフィギュアダズルな‼︎」

 

「おぉ〜‼︎これは良いな‼︎」

 

クレーンゲームの中には、繁華街で働いている艦娘達のフィギュアがあった

 

ちゃんとした箱に入っており、それぞれの店構えと艦娘のフィギュアがセットになっている

 

例えば、駄菓子屋”足柄”のミニチュアと、足柄本人のフィギュア

 

俺的には内装がかなり凝っている高雄の部屋と高雄本人のフィギュアセットが一番欲しい

 

「結構人気あるんですよ⁇一般の方の開放日にも取っていく方がいらっしゃるんです」

 

工具箱とキーを受け取りながらザラと話す

 

「一番人気は何だ⁇」

 

「中年の方が居酒屋”鳳翔”と鳳翔さん本人のフィギュアセットを良く取って帰られます」

 

「分かる気がする…これも上手いな…」

 

内装までほぼ完璧に再現された居酒屋”鳳翔”内部

 

ゲーセンの景品にしとくにはもったいないクオリティだ

 

「誰が作ったんだ⁇」

 

ここにあると言う事は基地内に作ったやつがいるはずだ

 

「涼平さんです‼︎彼凄いんですよ⁉︎何でもミニチュアで再現出来るんです‼︎」

 

「納得だなっ」

 

涼平ならこれだけのミニチュアを作っても納得する

 

「後は金型を頂いたので、手隙の艦娘が内職として作ってます」

 

「人気があってやり過ぎるからブッ壊れた、と」

 

「そうなんです…」

 

「どれっ‼︎ちょっくら見てやるか‼︎」

 

クレーンゲームのガラス窓を開け、まずはアームの様子を見る

 

「ボルトが緩いな…」

 

アームのボルトを締め、動作確認に入る

 

マスターキーで本体を開け、クレジットを点灯させ、クレーンを動かす

 

「あ〜、上か‼︎」

 

クレーンの上のレールがガタついている

 

「ザラ、榛名、ちょっと時間掛かりそうだ」

 

「直して貰えますか⁇」

 

「んじゃ、榛名はワニ叩いてくるダズル‼︎」

 

榛名はワニを叩きに行き、ザラが残る

 

「10分位掛かりそうだ。サイダー淹れて待っててくれないか⁇」

 

「畏まりました‼︎お願いします‼︎」

 

「さてと…」

 

早速作業に取り掛かる…

 

 

 

5分後…

 

「レールはこれでいいな。後は配電盤だけ見るか」

 

クレーンはちゃんと力強く動き始めた

 

最後にもう一度中を開け、配電が狂っていないか確認する

 

「忙しそうですね、大尉」

 

「ん⁇」

 

仰向けで上半身が完璧にクレーンゲームの中に入っていたので顔を下げた

 

「ダイダロスさん‼︎怪我はもういいのか⁉︎」

 

そこに居たのはダイダロスさん

 

その後ろで涼月が飴を掬うゲームをしているのが見えた

 

「えぇ‼︎お陰様で‼︎」

 

「ちょっと待ってくれ‼︎よっこら‼︎」

 

クレーンゲームの中から出て、ドアを閉める

 

特に異常は無かった

 

修理はこれでお終いだな

 

「今日はデートか⁇」

 

「そうです。ハニーがここに来たいと言いましてね」

 

「なるほど…これは邪魔しちゃ悪いな‼︎」

 

「こちらこそ、作業中に申し訳ありませんでした」

 

「落ちませんっ…‼︎」

 

スチャ…

 

いざダイダロスさんと別れようとした時、不穏な声と音が聞こえた

 

「涼月‼︎爆弾はよせ‼︎」

 

「爆弾で揺らせば落ちますっ…‼︎」

 

涼月は手榴弾のピンに手を掛けている

 

「だぁーーーっ‼︎分かった分かった‼︎俺が積んでやるから‼︎なっ⁉︎」

 

「分かりましたっ…‼︎」

 

急いで涼月の台を開け、流れている飴をプッシャーに山盛りてんこ盛り乗せて事無きを得た

 

「これなら取れますっ…‼︎」

 

「軽く揺らす位にしてくれ」

 

「爆弾よりはっ…マシですかっ…⁇」

 

「そういう事だっ‼︎」

 

その後、涼月は黙ってゲームを続け始めた

 

 

 

 

ザラのカウンターバーに戻って来た

 

「修理終わったぞ」

 

「ありがとうございます‼︎助かりました‼︎」

 

カウンターの向こうでザラがサイダーとポテトを作ってくれている

 

「一応問題無く稼働出来る。後は筐体次第だなっ」

 

「結構古い台ですからね…」

 

「それが逆に良かったよ。最新機種なら一から覚え直しさっ」

 

「さっ、お疲れ様ですっ‼︎どうぞ‼︎」

 

笑顔のザラがサイダーとポテトを俺の前に置いてくれので、それと同時にキーと工具箱をザラに返した

 

「ダイダロスさんって、涼月さんと良くいますね⁇」

 

「娘みたいなもんだろ⁇自分に懐いてくれた初めての艦娘が涼月だからな」

 

「マーカスさんと、きそさんの様な関係ですか⁇」

 

「…いいかザラ」

 

「はい…」

 

俺は飲んでいたサイダーをカウンターに、タンッ‼︎と置いた

 

「きそは妹だ‼︎」

 

「ひっ‼︎」

 

「たまにはいいだろ⁇」

 

「目が怖いですよ…もう…」

 

ザラは物分かりの良い子なので、すぐに分かってくれた

 

「そうだ‼︎マーカスさん、新しい台が入ったんです‼︎やって行きませんか⁇」

 

「どれだ⁇」

 

「あれです‼︎」

 

ザラの目線の先にはテーブル台がある

 

テーブル台は向かい合わせに設置されており、対戦か協力プレイが可能みたいだ

 

「お金は要りませんので、少しお試しになって下さい」

 

「どれどれ…」

 

ザラに案内され、その台の前に座る

 

横スクロールの格闘ゲームみたいだ

 

「行きますね」

 

「おしゃ‼︎」

 

ザラにクレジットを入れて貰い、ゲームスタート

 

《この世は殺戮の時代。略奪と暴力が世を制す中、一人の少女が立ち上がった‼︎》

 

「…」

 

物凄い汗臭い敵キャラの立ち絵が大量に出た後、女の子の立ち絵が出て来た

 

その子が主人公みたいだ

 

”KBK・ハチジョー”

 

中々可愛いキャラだが、どう戦うのか…

 

《ハチジョー‼︎》

 

《ウワー‼︎》

 

通常攻撃ボタンを押して敵がやられた瞬間、すぐにザラを呼んだ

 

「ザラ‼︎ザラ‼︎」

 

「はいはーい‼︎どうされました⁇」

 

「こんな可愛いナリして口からビーム出すのか⁉︎」

 

このハチジョーとかいう中々可愛いロリキャラ

 

普通の攻撃が直線ビームであり、しかも口から出る

 

「手から誘導レーザーも出ますよ⁇溜め撃ちしてみて下さい」

 

通常攻撃ボタンを長押しし、数秒後に離した

 

《ハチジョーハチジョー‼︎》

 

《ウワー‼︎グワー‼︎》

 

ピウンピウン音を出し、誘導レーザーで敵を貫くハチジョー

 

しかし何故だろう…

 

謎の爽快感はあるので、何故かは分からないがのめり込んでしまう

 

そんな中、向こうの台に誰かが座ってクレジットを入れた

 

《協力者が来たぞ‼︎ハチジョーのお友達だ‼︎》

 

《KBK・イシガキ。推参》

 

今度も可愛いロリキャラ

 

ハチジョーが亜麻色の髪なら、イシガキは黒いショートヘアーだ

 

問題は攻撃だ…

 

《イシガキー‼︎》

 

《ギャーキャー‼︎》

 

「…」

 

「…一緒ですね⁇」

 

イシガキも口からビームを出した

 

投げ技をして敵を空中に放り投げてビームで攻撃している

 

「レイもゲームするんですね⁇」

 

「鹿島か」

 

反対側に居たのは鹿島だった

 

互いにゲームをしながら会話を続ける

 

「このゲーム、健吾さんがモデルのキャラがいるんですよ⁇」

 

「どいつだ⁉︎」

 

「私が操ってるキャラです」

 

KBK・イシガキ

 

言われてみれば若干健吾に似ている

 

「じゃあこのハチジョーは誰なんだ⁇」

 

「ワンコ君です」

 

ハチジョーは確かに犬っぽいが、ワンコに似ているかと言えば似ていない

 

多分雰囲気だけだろう

 

しかし、イシガキは健吾に似ている

 

健吾が目を細くしたら確かにイシガキだ

 

《世界は再び平和な世界となった‼︎ありがとう‼︎カードが出るぞ‼︎》

 

「カード⁉︎」

 

台の下からハチジョーのカードが排出された

 

ラメ加工がしてあり、子供が好きそうなデザインだ

 

「レイ⁇時間は空いてますか⁇」

 

「今日は空いてない。ザラ‼︎ありがとうな‼︎」

 

「あ、あの‼︎ありがとうございました‼︎」

 

「これ位ならいつでもっ‼︎」

 

ゲームセンターを出るまでに、榛名がパンチングマシン、涼月とダイダロスさんが自販機でアイスを食べているのが見えた

 

「レイ。今日何があるんですか⁇」

 

ゲームセンターを出ると鹿島が着いて来た

 

「夏祭だよ‼︎その準備してたんだ‼︎」

 

「もうそんな時期ですか…私も手伝いますっ‼︎」

 

鹿島も連れて、繁華街で準備に取り掛かる…




KBK・ハチジョー…口からビーム出す奴

横須賀のゲームセンターにあるテーブル台ゲーム”メタル・カイボー”のキャラ

いつもロリポップキャンディーを咥えているが、実はビームのエネルギー源

汗臭い男衆をビームで倒しまくるが、実は気絶させて反省させてるだけ

敵を倒した時たまに落とす”H”マークを取ると手から”ハチジョー・マシンガン”が撃てる

でも結局一番強いのは口から出すビーム

ワンコがモデルだが、雰囲気位しか似てない




KBK・イシガキ…口からビーム出す奴2

KBK・イシガキの相棒で、コイツも口からビーム出す

しかし”H”マークを取ると出るのは”ハンド・キャノン”

エネルギーはイシガキからの飴の補給であり、補給を受ける事でビームを撃てる
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