「リョーチャン、ジョウズニナッタネ‼︎」
「みんなのおかげさ‼︎横須賀に居たら、元帥も隊長達も頼ってくれるんだ‼︎よいしょっ‼︎」
妖精達と共に行動するのが似合って来た涼平は、ちょこまか動き回る妖精達と共に木材や生コンをあくせく運ぶ
シュリはそんな涼平を見るのが大好き
汗をかきながら動く涼平を見るのが、ずっと好きでいた
シュリは涼平よりも多い木材を抱え、妖精達の指示で組み立てていく…
「着いた着いた‼︎」
「レイはどうする⁇大淀さん探す⁇それとも、涼平君探す⁇」
「涼平だな。ちょっと様子を見るだけでいい」
「オッケー‼︎」
自然と右手できそと手を繋ぎ、涼平を探す
「オイショー‼︎」
「ヨイショー‼︎」
戦艦クラスの艤装だろうか
二体いる彼等は片手には木材、もう片方では鎖付きのコンテナを運んでいる
「こっちにお願い出来ますかー‼︎」
「「ワカッター‼︎」」
「うはは‼︎すご〜い‼︎」
きそが驚いている
それもそのはず。その戦艦クラスの艤装の彼等は、俺やきそより遥かに大きい体をしている
「大尉‼︎」
その場にいた作業員がこちらに気付いた
「順調か⁇」
「えぇ‼︎彼等のおかげで急ピッチで進んでいます‼︎」
「涼平を見てないか⁇」
「少尉なら彼方に‼︎」
作業員の視線の先を見ると、深海の子達と作業している涼平の姿が見えた
物凄く楽しそうな顔をしている…
あのままにしておいた方が良さそうだ
「涼平はしばらくあのままにしておこう」
妖精達も言う事を聞いてそうだしな
「僕はちょっと色々見てこようかな‼︎レイはどうする⁇」
「大淀博士を探して来る」
「オッケー‼︎」
きそと別れ、俺は大淀博士を探す…
「えーと…」
横須賀に一応手渡された地図をみながら、現在位置を確かめる
先程戦艦クラスの艤装の子達が居た場所は居住エリア
俺が今立っているのは繁華街エリア
なんとなくだが、店舗の様な建ち方をしている建設途中の建物が軒を連ねている
「んっ‼︎これは美味しい‼︎」
「タカコサンノフライト、タルタルソースヲハサンデミタノ」
美味そうに何か食っている大淀博士が見え、後ろ姿だが、スラリとした女性が大淀博士の前に立っている
「博士‼︎」
「んお‼︎レイ君‼︎これすっごく美味しいんだよ‼︎」
「アラ、マーカスサン‼︎」
「ルーナ‼︎」
後ろ姿の美人の正体はル級のルーナ
手にはハンバーガーが乗ったトレーがある
「イーサ…イエ、アラシヲホントウニアリガトウゴザイマシタ」
「俺は…」
イーサンの話になると言葉が詰まる
それにルーナにとって、ここはイーサンを殺された地
憎んでいるに違いない
「レイ君‼︎これ食べようよ‼︎とっても美味しいんだ‼︎」
イーサンの名前を出され、返す言葉に詰まっていた俺に対し、大淀博士は明るくハンバーガーを勧めてくれる
「ドウゾ〜」
ルーナの持つトレーからハンバーガーを取り、一口頬張る
「美味い‼︎」
少し前に東京で食べた時より、遥かに美味しくなっている‼︎
「オニクモアルノ。デモ、マダシサク」
「試作…良い響きだねぇ…」
大淀博士は昔から試作やプロトタイプの様な言葉が好きだ
一度聞いてみた事がある
ロマンだよロマン‼︎と、返された覚えがある
「嵐は元気か⁇」
「スゴクゲンキ‼︎オレハセイバーガール‼︎ッテ、ミンナノマエデヤッテルノ‼︎」
「今や橘花☆マンの主演だもんね〜」
大淀博士が話す横で、俺はハンバーガーをパクつく
「ワタシハコレクライデ。ガンバッテクダサイネ⁇」
「ありがとう‼︎店はここに構えるのか⁇」
ハンバーガーを飲み込み、ルーナがここに来てくれるか聞いてみた
「ワタシハシバラクハアッチ。ココガデキタラ、ヨーグルガクルノ」
「また向こうに行ってもいいか⁇」
「イツデモ‼︎」
そう言って、ルーナはトレーを抱えて東京方面に向かって行った
「レイ君も忙しい人だ、アトランタちゃんの一件が落ち着けば、次は居住区のお手伝いとは…」
「おかげで暇しないさっ。そうだ、今日赤城が素手でコンテナを運んでたんだ‼︎」
「おぉ‼︎」
大淀博士も驚く、赤城の腕力
だが、大淀博士は何かを知っていそうだ…