艦隊これくしょん~“楽園”と呼ばれた基地~   作:苺乙女

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目線が、リチャード、ヴィンセント、イントレピッドの順に変わります

題名の通り、ちょっぴりエッチな内容です 笑


278話 高官三人の官能的な夜

「さーてぇ⁉︎最後の相手はだーれかなぁー⁉︎」

 

それぞれが最後のダンスを迎える中、リチャード・マスクのお相手は…

 

「もし⁇そこの方‼︎」

 

「おっ‼︎来た来た‼︎」

 

リチャード・マスクは振り返る

 

「“リシュークリーム”が相手になってあげます」

 

彼の息子が好きそうなブロンドの美女がリチャード・マスクの最後のお相手

 

リシュークリームも目元のマスク

 

彼女に良く似合う赤だ

 

「んっ‼︎光栄だ‼︎」

 

「エスコートして頂戴。いい⁇」

 

「勿論勿論‼︎」

 

リチャード・マスクは最後のダンスに向かう…

 

 

 

「ありがとうございます、ヤッタネルソン」

 

「うぬ。此方こそありがとう。余はこれから少し立食に参加しようと思う」

 

「畏まりました」

 

少し前にヤッタネルソンとのダンスを終え、もう潮時かと思っていたヴィンセント・マスク

 

「ヴィンセント‼︎」

 

「ぐほぁ‼︎」

 

背後からいきなり首根っこを掴まれ、誰かに引き寄せられる

 

おぉ、ジョンストンよ…

 

私はこんな過激な抱き上げ方をしていたのか…

 

バチが当たったと思いつつ、引き寄せて来た相手の顔を下から上へと視線を上げつつ見る

 

中々の巨乳…

 

ボリュームのあるツインテールの金髪…

 

子供っ気が残った顔…

 

「ヴィンセント‼︎“ベイベイ”と踊るの‼︎」

 

「よ、よし‼︎」

 

ヴィンセント・マスクが最後に踊るは、自分の妻に非常に良く似た女性、ベイベイ

 

いつもなら控えめで引っ込み思案な可愛くて堪らない妻

 

だが、今目の前にいるのはそんな庇護欲をくすぐる妻ではなかった‼︎

 

「アッハハハハハ‼︎回って回ってヴィンセント‼︎」

 

「おおおおお…」

 

横須賀の駆逐達がたまに遊んでいる“コマブレード”よろしく、ヴィンセント・マスクはベイベイに回される

 

「ベイベイ‼︎酔ってるのか⁉︎」

 

「ベイベイ酔ってない‼︎ホラァ‼︎踊ろうヴィンセント‼︎」

 

ベイベイは既にヴィンセント・マスクとも呼ばず、ただヴィンセントと呼び、彼を子供の様に振り回す

 

「ホーラ、ヴィンセント‼︎もっとガッ付かないと、ベイベイ逃げちゃうよ‼︎」

 

挙句の果てには、胸元を見せて挑発しだす始末

 

「クソォ…」

 

何気無くヴィンセントは時計を見た

 

時間は既に午前0時を少し過ぎた所

 

「あ」

 

「フッフゥー‼︎」

 

ヴィンセント・マスクの前でテンション高くステップを踏むベイベイ

 

そこに居た誰もがいつもと様子が違う彼の妻に酔っ払いを疑うが、実はコレ、正常である

 

彼の可愛い幼な妻は、午前0時を過ぎると何故か暴れん坊になる

 

彼の息子は知ってか知らずか、いつも彼女を午前0時には寝かせる様に動いてくれていた

 

それが今、ヴィンセント・マスクの前で白日の下に晒されている

 

「そうかい。この猛獣め‼︎」

 

「アッ‼︎」

 

ヴィンセント・マスクはベイベイの腰を抱きかかえ、グルっと二周回転する

 

「いいよー‼︎好きなだけ回して‼︎」

 

ヴィンセント・マスクは分かっていた

 

こうなれば、もう自分に勝ち目が無い事を

 

ヴィンセント・マスクはベイベイの耳元に口を寄せ、呟く

 

「暴れるとアレンの兄弟を作る事にな…うっ‼︎」

 

全部言い終わる前に、ベイベイはヴィンセント・マスクに胸を押し付ける形で抱き着いた

 

「いいよぉ。アレン、下の兄弟欲しがってたしー、ベイベイがポンポーンて産んだげるー‼︎」

 

ベイベイはグイグイヴィンセント・マスクに言い寄る

 

「うっ…」

 

「ホラホラァ。ヴィンセント、たまにはベイベイと寝たいでしょ⁇」

 

完全に狩人の目になったガンビア

 

「い、今は踊ろう‼︎」

 

「今逃したらしばらくないよー、ヴィンセントー」

 

ヴィンセントは英断を委ねられた

 

「し、しかしだ…」

 

「イッパイヨシヨシしてあげる‼︎」

 

「…行こう」

 

ヴィンセント、誘惑に負ける

 

あの真面目で有名なヴィンセントが、この日人生で二回目の敗北を喫した

 

一回目は言わずもがな、妻がアレンを身篭った時

 

たまにはヴィンセントも甘えたい時もある…

 

そんなこんなで、ヴィンセントの魔性の夜は終わりを迎える…

 

 

 

 

「楽しいね‼︎ケンチクン‼︎」

 

「はいっ‼︎タシュケンちゃん‼︎」

 

この日、一番屈託無く純粋にダンスを楽しんでいたカップルナンバー1の、タシュケンちゃんとケンチクン

 

ケンチクンは謎の女13番とのダンスを終えた後“ミセシュリ”と美しいダンスを披露

 

ミセシュリはケンチクンとのダンスを終えた後、自分は満足したと言い、未だ騒がしい繁華街へと向かって行った

 

「はぁっ‼︎ケンチクンもモテるねぇ‼︎」

 

「今日だけですよ…ふぅ…」

 

二人共、心地良い疲れが体に来た

 

「じゃあ、ボ…タシュケンちゃんはミセシュリと約束があるから、繁華街に行くよ」

 

「今日もありがとうございました‼︎」

 

「うんっ‼︎此方こそ‼︎」

 

タシュケンちゃんは教会を出た

 

「ソー…レッ‼︎」

 

「うひぁ⁉︎」

 

ケンチクンの首筋に、非常に柔らかい巨大な物が当たる

 

しかも背後から抱き締められており、身動きが取れない

 

「ケンチクン‼︎最後はボインマスクと踊りましょう‼︎」

 

「は、はいっ…」

 

ケンチクン達の寮母、イントレピッドに良く似た“ボインマスク”

 

ケンチクンの最後のお相手は彼女になりそうだ

 

「さぁっ、ケンチクン⁇手を握って⁇」

 

「はいっ」

 

流石に三人も相手をすれば慣れて来たケンチクン

 

「お、おと‼︎」

 

だが、ボインマスクのダイナミックな動きにはまだ追従出来ていない

 

「ふふっ…私の可愛い子供っ…」

 

「うっ…」

 

ボインマスクも狩人の目に変わる

 

しかし、ボインマスクはベイベイと違い、様子が違う

 

「お酒入ってますか⁇」

 

「ケンチクン⁇入りたいのは貴方の方じゃなくて⁇」

 

「ぐうっ‼︎」

 

ダンスをするフリをして、皆が憧れる巨大なお胸に顔を押し付けられる

 

「正直になりなさい⁇私を一晩自由に出来るかもしれないわ⁇」

 

「お、俺、俺俺…」

 

流石のケンチクンも本能が勝りかける

 

彼女には皆がお世話になっている。多分これからもなる

 

正直、ケンチクンはこのまま身を委ねたい。独り占めにしたい

 

魔性の夜を言い訳にして、彼女を…

 

と、本能が彼女を…と思った時、ふとボインマスクの背後が目に入った

 

「みんな‼︎」

 

ボインマスクの背後には、サンダースのみんな、そして数人の工兵が鼻血を出して倒れていた

 

「ケンチクンもあぁなるのよ。ふふ…いつまで持つかしら…」

 

「あわわわわ…」

 

ケンチクンはここから逃げようと踏ん張る

 

が、狩人&猛獣になったボインマスクからは逃げられるはずもなかった…

 

「あぁっ…」

 

ケンチクンは意識を失いかける

 

今意識を失えば、かなり気持ち良くなれるんだろうなぁ…

 

「知ってるわよ、ケンチクン。みんな私をどう見てるか」

 

「ひぃ‼︎」

 

急にニヤリ顔になるボインマスク

 

彼女は普段、彼等からどう見られているか分かっていた

 

それを分かった上で、サンダースのみんなを鼻血大噴出させて気絶させたのだ

 

「今は貴方だけのモノよ…好きにしていいわ⁇」

 

「…ほ、本当に、ですか⁇」

 

「終わりにキスくらいしましょうか」

 

誘いが強いボインマスク

 

ケンチクンの理性が、遂に死にかける

 

あぁ、きっと絶対柔らかいんだろうな…

 

今ずっと当たってる胸だってこんなに柔らかいんだし…

 

もうバレてるなら、いっそ身を任せよう…

 

ケンチクンが最後に目にしたのは、誰かが呼んで来てくれた自分達の隊長と、その親友の男性がみんなの治療にあたり始めたのを最後に、ケンチクンは呼吸困難となり、意識不明になった…

 

 

 

 

「おーい、大丈夫かー」

 

「はっ‼︎」

 

気が付いたのは数分後

 

噴式仮面に起こされた

 

「ボインマスクめ…12人意識不明を出しやがって…」

 

「そんなにですか…⁉︎」

 

「羨ま…いやいや…貧血と呼吸困難だ」

 

ケンチクンが体を起こすと、既にサンダースのみんなはいなかった

 

「酸欠には少しは慣れているつもりでしたが…」

 

「彼女は胸で真空空間を生み出せるらしいな…それより、寮に行った方がいい」

 

「片付け手伝いますよ‼︎」

 

と、ケンチクンは立ち上がるが、噴式仮面はそれを止めて出入り口の方に向かせた

 

「行かなきゃ一生後悔するぞ。もう何が起こるか分かってるだろ」

 

ケンチクンはゴクリと生唾を飲んだ

 

「隊長なら…行きますか⁇」

 

「真面目にか⁇」

 

「はい」

 

「真面目にでも、バカをしてても飛び付くな。好機でしかない」

 

「で、では‼︎行って来ます‼︎」

 

「頑張って来いよ‼︎」

 

ケンチクンの背中を見送る噴式仮面

 

この後、ボインマスクが美味しく頂きましたになるのか…

 

それとも、ボインマスクは美味しく頂かれましたになるのか…

 

ヤボな事は考えないでおこう

 

多分、ボインマスクには勝てないだろうしな…




リシュークリーム…リシュリューっぽい女性

ベイベイ…ガンビアっぽい女性

ケンチクン…涼平っぽい人

タシュケンちゃん…タシュケントっぽい女性

ボインマスク…イントレピッドっぽい女性。胸で真空空間を生み出せる事が判明。被害はケンチクン含め13人
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