自分では投稿したつもりでいたのですが、投稿出来ていませんでした
申し訳ありません
「控え室に行きましょう‼︎」
興奮冷めやらぬヒューストンに連れられ、園崎とサウスダコタは立ち上がる
「サウスダコタ」
「何だ⁇」
その道中、園崎はサウスダコタに気になる事を聞いてみた
「自分が憎い…ですか⁇」
少し塞ぎ気味に園崎は言う
「いんや⁇だってあぁでも言わないと、アンタの力が分からなかったからな‼︎」
「そう、ですか…」
「あ。パパがあぁなったの、気にしてんのか⁇」
「一握りは自分の所為です」
「気にしなくていいわソノザキ」
その話を聞いて、ヒューストンが返す
「マルセラは元からプロレスラーになりたいと言ってたのよ。だけど、どんなレスラーになっていいか分からずのまま、素質があったボクサーになったのよ」
「そうなんですか⁉︎」
園崎も知り得なかった、マルセラの内情
「そうよ〜。だって家族しか知らなかったもの。今この時までね⁇」
「ま‼︎そう言うこった‼︎アンタが気にする事じゃないさ‼︎」
「それに、ソノザキと試合をした後、ようやく方向性が決まった‼︎って大喜びしてたのよ⁇」
「そうだったんですね…」
園崎はずっと気になっていた
マルセラは良きライバルだ
だけど、きっと自分を憎んでいる…と
「さ、着いたわ‼︎」
園崎が心の準備をする間も無く、ヒューストンは控え室のドアを開けた
「ダーリン‼︎グッドファイトだったわ‼︎」
「ヒューストン‼︎帰って来てたのか‼︎ははっ‼︎」
マルセラは飛び付く様に抱き着いて来たヒューストンを抱き締め、嬉しそうにしている
「パパ‼︎カッコ良かったぜ‼︎」
「サウスダコタ‼︎バケーションは楽しんでるか⁉︎」
「あぁ‼︎」
「そうかそうか‼︎パパも楽しんでるぞ‼︎」
マルセラはサウスダコタも抱き締める
本当に良き父親だ
「ダーリン⁇今日はゲストがいるの‼︎」
「ゲスト⁇」
「あそこだ‼︎」
サウスダコタに言われ、マルセラはドアの付近にいた園崎の方を向いた
「…」
ヒューストンとサウスダコタを置き、無言で園崎に向かうマルセラ
園崎の前で止まり、肩で息をしている
「…」
園崎も無言でマルセラを見返す
マルセラはマスクを取り、園崎の肩に手を置き、顔をまじまじと見た
そして、マルセラは園崎をきつく抱き締めた
「痩せたな…ブラザー…」
「元気そうだな…兄弟…」
マルセラは園崎を微塵も恨んだりしていなかった
恨むどころか、マルセラにとっても対等に渡り合えた唯一のボクサー
互いにとって唯一無二の好敵手であり、友人であるのに変わりはなかった
「ヒューストン、サウスダコタ。すまない、今日はソノザキとディナーを食べたい」
「勿論よ‼︎その為に連れて来たの‼︎」
「アタシとママはパパより良いもん食ってくんぜ‼︎」
ヒューストンとサウスダコタはそのまま控え室を出た
「さぁソノザキ‼︎ディナーに行こう‼︎」
「よしっ‼︎行こう‼︎」
園崎とマルセラは街へと駆け出す