もし、キリトに実妹がいたら   作:スパイラル大沼

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第48話

 

 

 

 

会談場。シルフの領主、サクヤとケットシーの領主、アリシャとその愉快な仲間達の頭上には68人のサラマンダーがいた。

 

「ど、どうしてこんな所にサラマンダーが……⁉︎」

 

「こ、この数やばいよネ⁉︎」

 

サクヤ、アリシャと声を漏らす。その時だ。どこだか分からないがどっかから何かが落ちてきた。それが地面に直撃し、ドッカァァァァァンッッ‼︎‼︎となぜか爆発する。

 

「今度はなんだ⁉︎」

 

声を漏らしたサクヤを護るように数人のシルフが前に出た。ケットシーも同様、アリシャを護るようにしている。そして、煙の中から出てきたのは一匹のケットシーだった。そのケットシーは、左膝に左手を置き、右拳を地面に付け、言った。

 

 

「ぎあ・せかんど……」

 

 

「ルフィごっこやってる場合かッ‼︎」

 

「何やってんのよあんたらは……」

 

後から遅れてきたキリトが跳び蹴りでツッコみ、リーファは呆れた。

 

「な、なんだ?ケットシー……?アリシャ、知り合いか?」

 

「ううん。初めて見る子だヨ?」

 

その反応を無視してユウとキリトはふわーっと浮き上がる。

 

「指揮官に話がある‼︎」

 

「あるっ」

 

キリトに続いてユウが声を上げた。すると、奥からゴリラみたいなのが降りてきた。

 

「スプリガンがこんなところで何している。どちらにせよ殺すことにはかわりないが、その度胸に免じて話だけは聞いてやろう」

 

「俺の名はキリト。この……」

 

「はやい話が、この場を襲うのやめてってこと」

 

「話を端折りすぎだろお前……」

 

キリトの言葉を遮ってユウが言った。

 

「そうは行くか。貴様らに同盟を組まれるわけにはいかない。それに、貴様らを殺す事にはかわりない」

 

「おっと、ユウだけは殺させやしないぜ。可愛い妹なんでな」

 

キリトは言いながら背中の剣に手を掛ける。

 

「ほう……まぁなんでもいい。やるというからには、全力で戦わせてもらおう」

 

ユージーンも剣を抜く。後ろを向いてユウが言った。

 

「リーファ、そのへん連れて逃げて。ここはユウ達が戦う」

 

「はぁ?そんなこと出来るわけ……」

 

「隙を見せたな」

 

その瞬間、ユージーンは思いっきり剣を振った。が、それを躱して反撃するユウ。それをガードするユージーン。

 

「………そそっかしいヒト」

 

「戦うのが好きなんでな」

 

「それは、ユウのおにいも一緒」

 

背後を取ったキリトが斬りかかった。それをギリギリで躱すユージーン。

 

「ユウ、このデカブツは俺がやる。残りの上のサラマンダーは頼むわ」

 

「りょっ」

 

すると、ユージーンが距離をとって言った。

 

「ふんっ。そう好きにやらせるものか。各部隊!領主どもを攻撃しろ!」

 

そう命令すると、突撃するサラマンダーズ。それを一人で迎え討ちに行くユウ。

 

「さて、俺たちも始めようか」

 

「上等っ」

 

ユージーンとキリトも、お互いに斬りかかった。

 

 

 

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