もし、キリトに実妹がいたら   作:スパイラル大沼

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第5話

 

 

 

 

アスナが帰り、キリトはユウにアルゴから聞いたことを相談した。

 

「………なるほど」

 

「ユウはどう思う?」

 

「決まってる。向こうの狙いは剣なんかじゃなく、何か別のこと。おそらく、おにいの剣を使って、何か大きい価値を手に入れようとしてる。例えば、LAアタックを取る確率を上げるとか」

 

「………! なるほど」

 

「なんにせよ、今日までに返事欲しいと言って来たなら、明日の攻略会議で何かしら動いてくるはず」

 

「それもそうか……ありがとな、ユウ」

 

「べつに。だれでもこのくらいは分かる」

 

「そうだな……」

 

「それより、もう眠い……。ユウ、寝る」

 

「ああ、おやすみ。………っと、俺も寝るか。明日はボス攻略だもんな」

 

そのまま二人は同じベッドで寝る。

 

「……………」

 

(明日は、頑張らないとな……)

 

そう決意して、キリトは目を閉じた。

 

 

 

 

次の日、さっそく攻略組はディアベルの見つけたボス部屋へと足を運ぶ。ユウはキリトの背中で寝息を立てている。その後ろをアスナはついていく。

 

「おい」

 

不意に声をかけられた。キバオウだ。キリトもアスナも顔をしかめる。

 

「ええか、今日はずっと後ろに引っ込んどれよ。ジブンらは、わいのパーティーのサポ役なんやからな」

 

「……………」

 

「大人しく、わいらが狩り漏らした雑魚コボルドの相手だけしとれや」

 

それだけ言うと、ペッと唾を吐き捨てるキバオウ。

 

「なに、あれ……」

 

アスナが声を漏らした。

 

「さぁ、ソロは引っ込んでろってことかな……?」

 

「敵だ!」

 

キリトが誤魔化すように言った時、誰かの声が響いた。すると、何体かコボルトが現れる。そのコボルトが襲いかかってきたが、ものっそい衝撃と共に真っ二つになった。

 

「ユウ!」

 

「おはようの、準備運動」

 

「いや初耳だよその準備運動」

 

「そんな事より、働く」

 

「わーってるよ」

 

そのままユウが暴れると、後に続くキリトとアスナ。

 

「おい!全員お嬢ちゃんに続けェ!」

 

と、誰かが号令をかけ、そのままコボルトの群れを撃退した。

 

 

 

 

ボス部屋に到着した。

 

「行くぞ!」

 

ディアベルがそう言うと、全員は中へなだれ込んだ。すると、灯りがつくボス部屋。そして、中央に立つのはカンガルーを強化しましたみたいな外見の獣人の王イルファング・ザ・コボルトロード。

 

「グルルラアアアアッ‼︎」

 

そう一喝するボスと、周りに湧いてくる取り巻きの皆さま。44人はそれに相対するように全員が作戦通りに動いた。

 

「ユウ、アスナ。死ぬなよ」

 

「ヨユー」

 

「分かってるわよ!」

 

そのまま最初のボス攻略が始まった。

 

 

 

 

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