もし、キリトに実妹がいたら   作:スパイラル大沼

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キャリバー
第74話


 

 

ある日、ALOでキリトがいつものようにエギルの店に行くと、ユウがすごくオロオロしていて、その目の前でリーファとシノンが睨み合っていた。

 

「だから何度も言わせないでくれる?ユウちゃんはあたしの妹なの。今日も昨日から約束していたの、今日は二人で狩りに行くって」

 

「はぁ?だから、前々から私とユウが二人で狩りに行くって約束してたって言ってるでしょ?ほらこれ証拠のメール、あなたは人の言葉を理解することができない人なの?バカなの?死ぬの?」

 

「はぁ?そんなの知らないわよ。古い約束より新しい約束でしょ?ユウちゃんはあなたとの約束なんて忘れてたから、昨日の時点で狩りに行く約束OKしてくれたってなんで考えられないわけ?」

 

「忘れてようがなんだろうが、約束は約束よ。あと先に約束した方が優先に決まってんでしょ。分かったら今すぐ回れ右して荷物まとめて土に帰りなさい」

 

「それ荷物まとめる意味ないじゃない。あ、もしかして土に帰るって言葉の意味わからないのかな?日本語きちんと勉強したら?」

 

「論点をずらさないでくれる?一々、揚げ足取らないと勝てないのかしら?さすが痴女みたいなアバターしてるだけのことはあるわね」

 

「痴女かどうかは関係ないでしょ。大体、露出度が高い方が強いのよ世の中。ドラゴンボールだって強くなる程、胴着が破けてるじゃない」

 

「あれは敵にやられてるだけでしょう。原作最強のベジットは服破れるどころか無傷だったじゃない」

 

「だから吸収されたんじゃない」

 

「バッカあれは悟飯とか助けに行ったからに決まってんでしょ」

 

「あ、あの二人とも落ち着いて……」

 

「「ユウたんは黙ってて!」」

 

二人のやりとりを見て、目を腐らせたキリトは近くにいたアスナの方へ歩いた。

 

「………なんの話をしてんだこいつら」

 

「いつも通りよ。ユウちゃんの取り合い。ねぇ、片方はあなたの妹でもう片方はあなたが助けた女の子でしょ?何とかならないの?」

 

「無理無理無理無理。あの中に口挟むのはまさにベジットとブウの乱戦に飛び込むようなもんだろ」

 

「でもいいの?あそこでオロオロしてる悟飯助けなくて。あれあなたの妹でしょう?」

 

「モテる妹を持ってお兄ちゃん幸せ」

 

「切り離したわね……」

 

直後、ユウがキリトに気付いた。

 

「おにい!」

 

「えっ」

 

ユウがキリトに抱き付いた。直後、ブウとベジットがキリトを睨んだ。

 

「えっ」

 

「ゆ、ユウはおにいがどうしても行きたいって言ってたから、おにいと行きます!」

 

核弾頭を落とした。

シノンとリーファはギョロリとキリトをにらんだ後、微笑んだ。

 

「…………ごめんね、ユウたん。その前に、あたしそこのに用事が出来ちゃった」

 

「私も。キリト、ちょっと来てくれる?」

 

「え、いや」

 

「「来てくれる?」」

 

「は、はい……」

 

3人は店の外に出た。

そこから先はどうなったか、当人しか知らない。

 

 

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