テイルズオブエクシリア2.ご!〜エル・ウィル・クルスニクの日常〜 作:ふぁみゆ
でもやろうと思えばできるもんなんだな案外…
エルのタレント活動
テーンテテテテーンテンテンテン♪
機嫌よく朝食のトマトサンドを作っているエルのGHSが鳴り響く
GHSの画面を見るとどうやらアルヴィンからの着信のようだ。
ピッ
電話に出ると慌て出すアルヴィンの声が
「おいエル!大変だ!!」
「あ!アルヴィン?調度良かったエルも大変なの。」
「ん?どうした?」
「実はトマトサンドに挟むレタスが切れちゃってさ。代わりにキャベツかサラダ菜を使おうと思ってるんだ。アルヴィンならどっちを…」
「んなことどうでもいいだろうが!!!!」
受話器から大音量でアルヴィンの叫び声が聞こえてきた。
エルは思わず一度GHSを耳から話してしまう。
「もー、いきなり叫ばないでよ〜。それで、どうしたの?」
自分にとっては大事な話だったのに話の腰を折られて、若干不機嫌になりつつもちゃんと何があったのか聞くことにする。
尋ねてみると
「いいか、よく聞け…」
と前置きをして、こう答えた…
「TVイル・ファンから番組出演のオファーがあった…新番組砂浜戦隊サンオイルスターX(エクシリア)に謎の女戦士エクシリアシルバーとして番組出演して欲しいそうだ…」
「……」
時が止まったかのような沈黙が流れる…
「え?今なんて?…」
聞き間違いかもしれない。そう思ったエルはもう一度聞き返した。
「だから、砂浜戦隊サンオイルスターシリーズの新作への出演オファーが来たんだよ!」
事実を再確認するエル…
するとエルは左手を固く握り、その拳をつきだした。天に向かって…
「や、やったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
その声はマンションフレール全域に響き渡ったという…
「イェーイ!やったー!トロピカルヤッホーイ!!」
ーーーーーーー
リーゼ・マクシアのイル・ファン港。船着場ではアルヴィンが待っていた。
「お!来たな!」
エルはコルルを抱いて上機嫌で船を降りてくる。
「やっと着いた!早く行こうよアルヴィン!!急がないと!!」
「おいおい、そんなに慌てなくてもサンオイルスターは逃げないって」
「ダーメ!エルが待ちきれないの!」
エルはアルヴィンの手をぐいぐい引っ張ってイル・ファンへ入っていた。
砂浜戦隊サンオイルスターシリーズはは子どもたちに大人気の特撮ヒーロー番組だ。
初代サンオイルスターから終わるたびにキャストを一新した新シリーズが始まり今では十年以上続く長寿番組となっている。
エルは8歳のこらからずっとこのシリーズの大ファンであり、よくルドガーやガイアス、ミュゼを巻き込んでなりきり遊びをしていた。ちなみにエルの役は性格はイエローなグリーン。
アルヴィンに子役としての活動を勧められた時から目標は砂浜戦隊サンオイルスターに出演することであった。
子供の頃からのあこがれであり夢であったサンオイルスターへの出演、しかも、一番美味しいヒーロー役になれたことがエルは嬉しくてたまらなかったのだ。
「しっかし、まさか、本当に出演できるとはな…」
「当然だよ!エルはそのために今まで活動してきたんだから!」
そして、遂にイル・ファンのTV局へと辿り着く。
これまでかつてないほどのワクワクと高揚感を持って、エルは扉をくぐった…
ここから、エクシリアシルバー役のエル・ウィル・クルスニクとしての活動が始まるのである…
俺は忘れない。
ルドガー、ガイアス、ミュゼ、エルの勝利後の掛け合いを…
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